●当日はホールの響きを堪能しよう
第2回新潟ガラコンサートまで、あと3日となりました。
出演者のみなさんは最後の調整に入っている頃でしょうか。
臨場感を得ようとドレスを着て練習をしている方もいるそうです。
「なんだか緊張してきてしまって……」という声も聞こえてきましたよ。
もうここまで来たら、やることはやったのだから、あとはもう、当日はリラックスして楽しみましょうね。
「今の自分」にできる精一杯をすればいいだけです。
「自己ベスト」という意味ではありません。ちょっぴり練習しすぎて喉がイマイチなら、その状態での精一杯、という意味です。
調整がバッチリうまくいったらいったで、余裕をもってリラックスして楽しめばいい。
当日は「ホールの響きを味わう日」ですからね。
1年前よりもっと、「響き」を感じる余裕があると思いますよ。
もしかしたら、「響き」が初めて分かる方もいるかもしれません。
ステージを独占して、自分が出す声や音がホールと共鳴するなんて、なんと贅沢な時間でしょう。
ある演奏家は、「あんなに音響の良いホールで演奏できるなんて、うらやましい」と、都合で出演ができないのを悔しがっていました。
別の演奏家は、「いつも何人かで演奏するから、ホールの独占なんて贅沢すぎる」と話していました。
まさにそのとおり、「ホールを独占して響きを味わう」のは、そうそう体験できる状況ではありません。
楽しみましょう。
* * *
新潟市で共鳴発声法の話し方レッスン
ウェブ:http://wsi-net.org/
メール:tenor.saito@gmail.com
子供向けの話し方教室、大宮校についてはこちら
通る声、届く声の出し方の本
2017年04月19日
2017年04月09日
【声のサロン】声の感性を育てよう
●自分感覚を捨てると伸びる
ちょっと前にこんなメールが届きました。
> 今日の先生の説明で、
> やっぱり自分感覚で練習していてもダメなんだと
> はっきりわかりました。
> 母音のイがいい音になっているなんて、
> 全然気がつきませんでした。
おもしろいもので、自分では気がつかないんですよね。
「イの色が良くなった」と言われてはじめて、「そうだったんだ」「このイが良いイなんだ」と気づく。
本人の感覚では、「良いイになっている」とは感じていなかった。
しかし、普段から丁寧にトレーニングしているから、母音イは殊更に意識をしながら発している音だったはず。
だから、気づかないうちに良い色のイになっていたんですね。
これがもし、「べつに良いイになどなっていない」と感じながら一人でずっと練習していたら、せっかく獲得した発声技術がまたズレていたことでしょう。
あらゆるトレーニングについて言えることですが、「自分感覚」に頼ると伸びません。
「聴く耳」は生まれつき持っているわけではなく、トレーニングで獲得するものです。
●トレーニングで耳が育つ
トレーニングで「聴く耳」が育つプロセスは、次の段階で進みます。
1. 良い発声とそうでない発声の区別ができる
2. 良い発声を心地よく感じる
まずは、良い声かどうかの「区別」ができる段階です。
この耳が手に入ると、一人でトレーニングしている期間に大きくズレることがありません。
でも、そこで終わりではない。
「良い声を心地よく感じる」段階に至ります。
「区別」から「感性」へと進むのです。
「分かる」だけでなく、「感じる」。
先ほどの「イ」を聴いて、「良いイだな」と自分で分かるのが最初の段階。
そのイを聴いて「気持ちいい」と感じ、そのイからズレると「なんかヘン」「気持ち悪いな」と感じるのが、次の段階。
そこまで来たら、本物の「声の感性」が育ったといえるでしょう。
ただし、「区別」にも「感性」にも共通して必要な条件が、「良い声を出す技術を持っている」こと。
「出せる」技術があって、はじめて「これでいい」と確信が持てるし、その判断に説得力が出る。
「良い声が出せる」技術を目指してトレーニングしましょう。
* * *
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ちょっと前にこんなメールが届きました。
> 今日の先生の説明で、
> やっぱり自分感覚で練習していてもダメなんだと
> はっきりわかりました。
> 母音のイがいい音になっているなんて、
> 全然気がつきませんでした。
おもしろいもので、自分では気がつかないんですよね。
「イの色が良くなった」と言われてはじめて、「そうだったんだ」「このイが良いイなんだ」と気づく。
本人の感覚では、「良いイになっている」とは感じていなかった。
しかし、普段から丁寧にトレーニングしているから、母音イは殊更に意識をしながら発している音だったはず。
だから、気づかないうちに良い色のイになっていたんですね。
これがもし、「べつに良いイになどなっていない」と感じながら一人でずっと練習していたら、せっかく獲得した発声技術がまたズレていたことでしょう。
あらゆるトレーニングについて言えることですが、「自分感覚」に頼ると伸びません。
「聴く耳」は生まれつき持っているわけではなく、トレーニングで獲得するものです。
●トレーニングで耳が育つ
トレーニングで「聴く耳」が育つプロセスは、次の段階で進みます。
1. 良い発声とそうでない発声の区別ができる
2. 良い発声を心地よく感じる
まずは、良い声かどうかの「区別」ができる段階です。
この耳が手に入ると、一人でトレーニングしている期間に大きくズレることがありません。
でも、そこで終わりではない。
「良い声を心地よく感じる」段階に至ります。
「区別」から「感性」へと進むのです。
「分かる」だけでなく、「感じる」。
先ほどの「イ」を聴いて、「良いイだな」と自分で分かるのが最初の段階。
そのイを聴いて「気持ちいい」と感じ、そのイからズレると「なんかヘン」「気持ち悪いな」と感じるのが、次の段階。
そこまで来たら、本物の「声の感性」が育ったといえるでしょう。
ただし、「区別」にも「感性」にも共通して必要な条件が、「良い声を出す技術を持っている」こと。
「出せる」技術があって、はじめて「これでいい」と確信が持てるし、その判断に説得力が出る。
「良い声が出せる」技術を目指してトレーニングしましょう。
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ラベル:声の感性
2017年04月06日
【朗読】しゃべるたびに話し声のトレーニング
●「仕事中はつい声の意識が薄れてしまう」
話し声について、こんなメールが届きました。
> 練習ではしっかりした声が出ている気がするのですが、
> 仕事中はつい声の意識が薄れて、届かない声になってしまいます。
分かります。
発声トレーニングでは、しっかりした発声を身につけるために、遠いターゲットを想定して声を出すのが有効です。
3〜5m前方にぬいぐるみを置いて発声トレーニングに使うのもいい。
しかし、実際のおしゃべりで3m離れた相手と会話をするケースは、まずありません。
3m離れた相手を「呼ぶ」ことはあっても、そのまま延々と会話を続けはしないでしょう。
私たちはたいてい、120cm以内の近距離で会話をしています。商品やお金を手渡す場合は50cm程度まで近づいて、しばらくそのまま話すこともあります。
だとしたら、3m先の相手に話しかける声量で会話をする機会はほとんどない、ということです。
もちろんトレーニングには負荷が必要ですから、剣道の竹刀に重りをつけて素振りの稽古をするのと同様、発声トレーニングで遠くまで声を届けようとするのは有効であり、必要でもあります。
とはいえ、実際の場面で発声技術を使いこなせていないのでは、しょうがない。
使えてこそ技術ですからね。
歌声を話し声に適用するように、遠距離ボイスを近距離ボイスに適用していきます。
●響きの感覚を味わいながら話す
相手までの距離が近いと、「ターゲットの意識」が持続しにくい。
無造作に声を出しても、聞こえはするからです。
そんなときは、「響きの感覚を味わいながら話す」ように心がけてみてください。
トレーニングでつかんだ響きの感覚を、口蓋を中心に味わいながら話すのです。
『坊っちゃん』や『走れメロス』で朗読しながら、口の中に感じる振動が一定の強さをキープするように練習するといいでしょう。
「響きが途切れないように、消えないように」と意識すると、やりやすいかもしれません。
しゃべる機会はすべて話し声トレーニングにしましょう。
* * *
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> 練習ではしっかりした声が出ている気がするのですが、
> 仕事中はつい声の意識が薄れて、届かない声になってしまいます。
分かります。
発声トレーニングでは、しっかりした発声を身につけるために、遠いターゲットを想定して声を出すのが有効です。
3〜5m前方にぬいぐるみを置いて発声トレーニングに使うのもいい。
しかし、実際のおしゃべりで3m離れた相手と会話をするケースは、まずありません。
3m離れた相手を「呼ぶ」ことはあっても、そのまま延々と会話を続けはしないでしょう。
私たちはたいてい、120cm以内の近距離で会話をしています。商品やお金を手渡す場合は50cm程度まで近づいて、しばらくそのまま話すこともあります。
だとしたら、3m先の相手に話しかける声量で会話をする機会はほとんどない、ということです。
もちろんトレーニングには負荷が必要ですから、剣道の竹刀に重りをつけて素振りの稽古をするのと同様、発声トレーニングで遠くまで声を届けようとするのは有効であり、必要でもあります。
とはいえ、実際の場面で発声技術を使いこなせていないのでは、しょうがない。
使えてこそ技術ですからね。
歌声を話し声に適用するように、遠距離ボイスを近距離ボイスに適用していきます。
●響きの感覚を味わいながら話す
相手までの距離が近いと、「ターゲットの意識」が持続しにくい。
無造作に声を出しても、聞こえはするからです。
そんなときは、「響きの感覚を味わいながら話す」ように心がけてみてください。
トレーニングでつかんだ響きの感覚を、口蓋を中心に味わいながら話すのです。
『坊っちゃん』や『走れメロス』で朗読しながら、口の中に感じる振動が一定の強さをキープするように練習するといいでしょう。
「響きが途切れないように、消えないように」と意識すると、やりやすいかもしれません。
しゃべる機会はすべて話し声トレーニングにしましょう。
* * *
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2017年03月27日
【声のサロン】力みを除いたときに本物の声になる
●歌もしゃべりもリラックス
良い声を出すには、リラックスが大事。
体を楽にして声を出していますか?
「歌としゃべりの発声は、どう違うんですか」とよく質問されるのですが、話し声も歌声も基本は同じ、声帯の振動音に共鳴を加える発声法です。
声の高さや持続時間、強さなどに違いがあるとはいえ、「肺からの呼気で声帯を振動させて喉頭原音を作り──」といった基礎となる発声のメカニズムに違いはありません。
「体を楽にして、無駄な力を入れずに発声」も、共通のポイントです。
ガチガチに力んでいませんか?
のびのびと楽に声を出しましょう。
●力がなかなか抜けない……
とはいえ、気づくと力んでいるでしょう。
「あ〜あ、さっきも意識してリラックスしたばっかりなのに」と悔しくなるかもしれません。
でも、発声は筋肉運動ですから、必要な筋肉だけでなく、不要な筋肉もつい使おうとしてしまうのは、仕方ないんです。
すごく重いダンベルを持ち上げようとしたときに、上腕二頭筋とはまったく関係ないはずの顔の筋肉が緊張して、ニカッと笑っているような顔になったりするでしょう。
腕と顔ほど離れていても、ですよ。
まして、声帯まわりの筋肉の操作法をトレーニングしているときに、すぐ近くにある首や肩、背中に力みが生じるくらい、むしろ自然な反応です。
だとしたら、練習の段階で肩や背中に力みが加わっても、目くじら立てずに流しましょう。
流すといっても、「放置する」のではなく、何事もなかったかのようにスッと力を抜いて、あとは囚われない。
「後から抜く」のも有効なトレーニングです。
共鳴発声法の正しい「形」を作ることに意識を集中するがあまり、つい力んでしまい、それでも形としては良い構えになって、ピーンと気持ちいい響きが出ることがあります。
そのときは、「力んでいたからダメ」ではなく、その声を出しながら力を抜けばいい。
「形」にとってマイナスな力みもあって(舌や喉の力み)、その場合はピーンに入りにくく無理がかかりますが、「形」を作る上ではさほど影響しない力みもあります。
喩えるなら、管楽器のマウスピースには問題ないが、管にわずかな歪みがあるようなもの。
どこかに力みがあったとしても、そこそこ良い声が出たのであれば、それはそれで発声の進歩です。
●スイートスポットに入れ直せたら合格
良い声が出たら、あらためて脱力すれば、それでいい。
さらに、脱力したままスイートスポットに入れ直せるかを試してみます。
「形」をしっかり覚えていれば、リラックスして仕切り直しても、何回でも入れ直せるはず。
リラックスしてスイートスポットに入ったとき、声は本物になります。
ただし、「リラックスして」と「無造作に」は違いますよ。
「がんばらなくても楽に良い声が出せるレベル」を目指そうとして、「無造作に声を出す」になってしまうケースがあるのです。
細心の注意を払って、全力で「形」を整えましょう。
こんなメールが届きました。
> 小手先で無難に歌っても何にもならないので、
> 基礎をしっかり鍛えます。
まさにそのとおり。
すべてが載る「基礎」が一番大事です。
基礎から本物の良い声を育てましょうね。
* * *
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良い声を出すには、リラックスが大事。
体を楽にして声を出していますか?
「歌としゃべりの発声は、どう違うんですか」とよく質問されるのですが、話し声も歌声も基本は同じ、声帯の振動音に共鳴を加える発声法です。
声の高さや持続時間、強さなどに違いがあるとはいえ、「肺からの呼気で声帯を振動させて喉頭原音を作り──」といった基礎となる発声のメカニズムに違いはありません。
「体を楽にして、無駄な力を入れずに発声」も、共通のポイントです。
ガチガチに力んでいませんか?
のびのびと楽に声を出しましょう。
●力がなかなか抜けない……
とはいえ、気づくと力んでいるでしょう。
「あ〜あ、さっきも意識してリラックスしたばっかりなのに」と悔しくなるかもしれません。
でも、発声は筋肉運動ですから、必要な筋肉だけでなく、不要な筋肉もつい使おうとしてしまうのは、仕方ないんです。
すごく重いダンベルを持ち上げようとしたときに、上腕二頭筋とはまったく関係ないはずの顔の筋肉が緊張して、ニカッと笑っているような顔になったりするでしょう。
腕と顔ほど離れていても、ですよ。
まして、声帯まわりの筋肉の操作法をトレーニングしているときに、すぐ近くにある首や肩、背中に力みが生じるくらい、むしろ自然な反応です。
だとしたら、練習の段階で肩や背中に力みが加わっても、目くじら立てずに流しましょう。
流すといっても、「放置する」のではなく、何事もなかったかのようにスッと力を抜いて、あとは囚われない。
「後から抜く」のも有効なトレーニングです。
共鳴発声法の正しい「形」を作ることに意識を集中するがあまり、つい力んでしまい、それでも形としては良い構えになって、ピーンと気持ちいい響きが出ることがあります。
そのときは、「力んでいたからダメ」ではなく、その声を出しながら力を抜けばいい。
「形」にとってマイナスな力みもあって(舌や喉の力み)、その場合はピーンに入りにくく無理がかかりますが、「形」を作る上ではさほど影響しない力みもあります。
喩えるなら、管楽器のマウスピースには問題ないが、管にわずかな歪みがあるようなもの。
どこかに力みがあったとしても、そこそこ良い声が出たのであれば、それはそれで発声の進歩です。
●スイートスポットに入れ直せたら合格
良い声が出たら、あらためて脱力すれば、それでいい。
さらに、脱力したままスイートスポットに入れ直せるかを試してみます。
「形」をしっかり覚えていれば、リラックスして仕切り直しても、何回でも入れ直せるはず。
リラックスしてスイートスポットに入ったとき、声は本物になります。
ただし、「リラックスして」と「無造作に」は違いますよ。
「がんばらなくても楽に良い声が出せるレベル」を目指そうとして、「無造作に声を出す」になってしまうケースがあるのです。
細心の注意を払って、全力で「形」を整えましょう。
こんなメールが届きました。
> 小手先で無難に歌っても何にもならないので、
> 基礎をしっかり鍛えます。
まさにそのとおり。
すべてが載る「基礎」が一番大事です。
基礎から本物の良い声を育てましょうね。
* * *
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ラベル:声のスイートスポット
2017年03月26日
【声のサロン】継続によって身についた技は本物
先日、ある方がガラコンサートへの出演を尻込みしていました。
「だってみなさん、声が前とはぜんぜん違うじゃないですか」
つまり、「声のサロン」に通う会員たちが着実に実力を伸ばし、発声の技術が以前と比べてまるで別ものになっているのが分かり、「そんな方々と一緒に出演するのは恥ずかしい」という。
たしかに、会員のみなさん、声が以前とはぜんぜん違いますね。
今まで発声を習ったことのある方もない方も、共鳴発声法をきちんと習うと、発声技術が格段に上がります。
歌声も話し声も、共鳴発声法を覚えて2年もすれば別人の声になります。もちろん「正確にトレーニングすれば」という条件付きではありますが。
意外にも、成長に気づいていないのは本人ばかりで、2年前の自分と現在を比較したら、声の変わり方に驚くはずです。
別の会員は、「以前に録音した自分の声を聞いてみたら、あんな声を出していたのかと恥ずかしくなりました」と話していました。
そうでしょう。当時は知らぬが仏、恥ずかしく感じるだけの「声のリテラシー」がまだなかったのです。
すべてはトレーニングの「継続」によって獲得した成果です。よくがんばっていますね。
継続によって身につけた技術は、本物ですよ。
「以前の声が恥ずかしい」と感じるのは、「声を出す力」だけでなく「声を聞く力」も育ってきた証拠です。
同じ理由で、「だってみなさん、声が前とはぜんぜん違うじゃないですか」と尻込みしていた方も、みなさんの成長ぶりを聞き取る「声を聞く力」があるのだから、自信を持っていい。
当日は「今のせいいっぱい」を披露しましょう。
●比べる相手は「以前の自分」
もっとも、比較する相手は「みなさん」ではなく、「以前の自分」ですよ。
これから毎年ガラコンサートに出るのだから、1年前の自分と比べて、少しでも良い声で歌える成長を積み重ねていったら、それでいいではありませんか。
発声・話し方トレーニングは「継続する力を養うトレーニング」でもあるので、続けるコツとして覚えておいてください。
「他人と比べず、以前の自分と比べる」のが、物事を長続きさせるコツです。
ついでにもう一つコツを挙げておくと、「身近な人の評価は気にしない」。
身近な人ほど、マイナスの評価をしがちです。悪気はないのですが、そういうものなんですよね。
「ちっともうまくならないね」「才能ないんじゃない?」等など、マイナス評価を口にする人が身近にいるなら、一切耳を貸さないことです。
言われれば気になって、落ち込んだりするかもしれませんが、「声のプロではないのだから、成果を正当に評価できなくて当然」と解釈したらいい。事実、そうなんです。
日々コツコツ積み重ねている成果を台無しにされないように、他人と比較することなく、他人の言葉に一喜一憂することなく、じっくりと本物を育てていきましょう。
* * *
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「だってみなさん、声が前とはぜんぜん違うじゃないですか」
つまり、「声のサロン」に通う会員たちが着実に実力を伸ばし、発声の技術が以前と比べてまるで別ものになっているのが分かり、「そんな方々と一緒に出演するのは恥ずかしい」という。
たしかに、会員のみなさん、声が以前とはぜんぜん違いますね。
今まで発声を習ったことのある方もない方も、共鳴発声法をきちんと習うと、発声技術が格段に上がります。
歌声も話し声も、共鳴発声法を覚えて2年もすれば別人の声になります。もちろん「正確にトレーニングすれば」という条件付きではありますが。
意外にも、成長に気づいていないのは本人ばかりで、2年前の自分と現在を比較したら、声の変わり方に驚くはずです。
別の会員は、「以前に録音した自分の声を聞いてみたら、あんな声を出していたのかと恥ずかしくなりました」と話していました。
そうでしょう。当時は知らぬが仏、恥ずかしく感じるだけの「声のリテラシー」がまだなかったのです。
すべてはトレーニングの「継続」によって獲得した成果です。よくがんばっていますね。
継続によって身につけた技術は、本物ですよ。
「以前の声が恥ずかしい」と感じるのは、「声を出す力」だけでなく「声を聞く力」も育ってきた証拠です。
同じ理由で、「だってみなさん、声が前とはぜんぜん違うじゃないですか」と尻込みしていた方も、みなさんの成長ぶりを聞き取る「声を聞く力」があるのだから、自信を持っていい。
当日は「今のせいいっぱい」を披露しましょう。
●比べる相手は「以前の自分」
もっとも、比較する相手は「みなさん」ではなく、「以前の自分」ですよ。
これから毎年ガラコンサートに出るのだから、1年前の自分と比べて、少しでも良い声で歌える成長を積み重ねていったら、それでいいではありませんか。
発声・話し方トレーニングは「継続する力を養うトレーニング」でもあるので、続けるコツとして覚えておいてください。
「他人と比べず、以前の自分と比べる」のが、物事を長続きさせるコツです。
ついでにもう一つコツを挙げておくと、「身近な人の評価は気にしない」。
身近な人ほど、マイナスの評価をしがちです。悪気はないのですが、そういうものなんですよね。
「ちっともうまくならないね」「才能ないんじゃない?」等など、マイナス評価を口にする人が身近にいるなら、一切耳を貸さないことです。
言われれば気になって、落ち込んだりするかもしれませんが、「声のプロではないのだから、成果を正当に評価できなくて当然」と解釈したらいい。事実、そうなんです。
日々コツコツ積み重ねている成果を台無しにされないように、他人と比較することなく、他人の言葉に一喜一憂することなく、じっくりと本物を育てていきましょう。
* * *
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2017年03月25日
【声のサロン】「継続」以上に大事なことは、何もない
前回の記事を読んだ方から、こんなメールが届きました。
> 声のサロンのブログに書かれていた「姿勢まで含めてレッスン」
> これは成果だけに目を向けていると薄らいでしまいますね。
> 当日の成功よりも、それまでの、そしてそれ以降の取り組みこそが大事。
>
> むしろ、そちらのほうがメインで発表当日のほうが
> 長いスパンでみたら一瞬で通り過ぎるものですよね。
>
> イベントのようなものは華やかで、つい目を奪われがちになりますが
> 演奏者であるならば、ふだんの取り組みこそ重要視しなくてはらないと
> あらためて感じました。
まさにそのとおりですね。
一時の盛り上がりではなく、「続いている」「繋がっている」ことが大事。
だから、ガラコンサートを特別な出来事と捉えるのではなく、連綿と続く流れの中のひとつと捉えるのがいい。
価値ある何かを手に入れるのに必要な条件はいくつかありますが、すべてのケースに例外なく当てはまる条件が「継続」です。
スポーツや音楽をなさっている方なら、誰もがよく分かっている真理でしょう。
超人と呼ばれるスポーツ選手、天才と称される音楽家、名人と讃えられる芸術家を目の当たりにすると、つい「凡人には計り知れない天賦の才能」と称賛したくなりますが、計り知れないのは「費やしてきた時間」であるはず。
「そこまで時間を費やしてきたなら、できて当たり前」と言いたくなるくらい、途方もない時間をトレーニングに費やしてきたにちがいありません。
だとしたら、希望が持てますね。
「生まれつきの才能より、費やした時間」なのであれば、すべての人にチャンスがある、ということです。
逆にいうと、「継続」が途絶えたら、すべての人が──どれほど才能に恵まれた人であっても──チャンスを失うのですから、安心ばかりはしていられませんけれどね。
繋がりが途絶えないように、続けましょう。
●共鳴のスイートスポットに「入れっぱなし」
共鳴のスイートスポットに入ったら、「入れっぱなし」をキープするよう意識してトレーニングしましょう。
スイートスポットから外れたときに、「入れ直す」のは大事ですが、それ以前に「外れないようにする」ことが優先です。
まさに「継続」ですね。
まずは、ピーンの感覚を得るために「えいっ!」とパワーで押し切るのではなく、「技で入れる」ように、スイートスポットに入れるのでした。
「えいっ!」という勢いでやっつけるのではありません。「ちょっとしたコツ」でもありません。
時間を積み重ねて育てる「技」です。「職人技」です。
スイートスポットに入ると「良い声が楽に出る」ので、ちっともがんばっている気がしないかもしれませんが、その感覚を得るためのトレーニングは毎日コツコツとがんばって積み重ねましょうね。
ピーンと入ったら、その感覚を「次の音」に引き継いでください。
一音一音いちいち入れ直すのではなく、いったん捉えたピーン感覚をそのまま引き継いでいく。
入れ直すのではなく、入れっぱなし。
「継続」の大切さが分かる人なら、分かるでしょう。
引き継ぎを正しくしないと職場が混乱すると分かる人なら、分かるでしょう。
秘伝のたれが好きな人なら、分かるでしょう。
万が一スイートスポットから外れてしまったら、入れ直します。
しかし、「入れ直す」のが前提ではなく、「入れっぱなし」が前提です。
しばらく意識してトレーニングしてみてください。
* * *
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> 声のサロンのブログに書かれていた「姿勢まで含めてレッスン」
> これは成果だけに目を向けていると薄らいでしまいますね。
> 当日の成功よりも、それまでの、そしてそれ以降の取り組みこそが大事。
>
> むしろ、そちらのほうがメインで発表当日のほうが
> 長いスパンでみたら一瞬で通り過ぎるものですよね。
>
> イベントのようなものは華やかで、つい目を奪われがちになりますが
> 演奏者であるならば、ふだんの取り組みこそ重要視しなくてはらないと
> あらためて感じました。
まさにそのとおりですね。
一時の盛り上がりではなく、「続いている」「繋がっている」ことが大事。
だから、ガラコンサートを特別な出来事と捉えるのではなく、連綿と続く流れの中のひとつと捉えるのがいい。
価値ある何かを手に入れるのに必要な条件はいくつかありますが、すべてのケースに例外なく当てはまる条件が「継続」です。
スポーツや音楽をなさっている方なら、誰もがよく分かっている真理でしょう。
超人と呼ばれるスポーツ選手、天才と称される音楽家、名人と讃えられる芸術家を目の当たりにすると、つい「凡人には計り知れない天賦の才能」と称賛したくなりますが、計り知れないのは「費やしてきた時間」であるはず。
「そこまで時間を費やしてきたなら、できて当たり前」と言いたくなるくらい、途方もない時間をトレーニングに費やしてきたにちがいありません。
だとしたら、希望が持てますね。
「生まれつきの才能より、費やした時間」なのであれば、すべての人にチャンスがある、ということです。
逆にいうと、「継続」が途絶えたら、すべての人が──どれほど才能に恵まれた人であっても──チャンスを失うのですから、安心ばかりはしていられませんけれどね。
繋がりが途絶えないように、続けましょう。
●共鳴のスイートスポットに「入れっぱなし」
共鳴のスイートスポットに入ったら、「入れっぱなし」をキープするよう意識してトレーニングしましょう。
スイートスポットから外れたときに、「入れ直す」のは大事ですが、それ以前に「外れないようにする」ことが優先です。
まさに「継続」ですね。
まずは、ピーンの感覚を得るために「えいっ!」とパワーで押し切るのではなく、「技で入れる」ように、スイートスポットに入れるのでした。
「えいっ!」という勢いでやっつけるのではありません。「ちょっとしたコツ」でもありません。
時間を積み重ねて育てる「技」です。「職人技」です。
スイートスポットに入ると「良い声が楽に出る」ので、ちっともがんばっている気がしないかもしれませんが、その感覚を得るためのトレーニングは毎日コツコツとがんばって積み重ねましょうね。
ピーンと入ったら、その感覚を「次の音」に引き継いでください。
一音一音いちいち入れ直すのではなく、いったん捉えたピーン感覚をそのまま引き継いでいく。
入れ直すのではなく、入れっぱなし。
「継続」の大切さが分かる人なら、分かるでしょう。
引き継ぎを正しくしないと職場が混乱すると分かる人なら、分かるでしょう。
秘伝のたれが好きな人なら、分かるでしょう。
万が一スイートスポットから外れてしまったら、入れ直します。
しかし、「入れ直す」のが前提ではなく、「入れっぱなし」が前提です。
しばらく意識してトレーニングしてみてください。
* * *
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2017年03月22日
【声のサロン】次回のレッスンまで間があるので
●「声のサロン」受講者の方へ
新潟ガラコンサート前の大事な時期だというのに、次回のレッスンまで間があいてしまったので、ここでレッスンの続きをしましょう。
発声技術を高めるためのレッスンです。
次の3つの話をします。
1. ガラコンサートは節目ではない
2. 力ではなく技で共鳴のスイートスポットに入れる
3. リラックスしてのびのびと声を出す
では、まずは「ガラコンサートは節目ではない」の話から。
1. ガラコンサートは節目ではない
ガラコンサートが近づくにつれて、緊張が高まってくるかもれしません。
・失敗したら恥ずかしい
・恥をかきたくない
・今までの練習の成果が問われる
こういった思いがあると、どうしても緊張しますね。
しかし、ガラコンサートはゴールではないし、なんの節目でもありません。
いつものレッスンの中で、「ではちょっと声を出してみましょうか」と言われて歌う程度のこと。
場所が違うだけで、いつものレッスンだと思ってください。
ずっと繋がっている時間のうちの、ただの一点です。
「今年のガラコンサートは○○を歌いますが、来年は○○に挑戦します」と早くも来年の曲目を宣言していた方がいます。
すばらしい。当たり前のように次回を見据えている姿勢がすばらしい。
ガラコンサートをどういうものと捉えているかの姿勢によって、緊張感にも出来具合にも影響があります。
だから、「姿勢」まで含めてレッスンなのです。
良い声で話し、歌うには、体の状態を整える必要があります。
体を整えるには、「姿勢」を整える必要がある。
ガラコンサートを「大きな節目だから失敗できない」なんて考えているところがあるとしたら、「いつものレッスン。場所が違うだけ」と捉え直してください。
さて、来年は何を歌いますか?
2. 力ではなく技で共鳴のスイートスポットに入れる
共鳴発声法のトレーニングをしていますね。
ピーンの感覚を得るためにパワーで押し切るのではなく、「技で入れる」ように、スイートスポットに入れてください。
「スイートスポット」とは、テニスのラケットでボールを打つ際に最小限の力で最大の威力を発揮できる打点のこと。
スイートスポットに正確に当てれば、ラケットのグリップを指でそっと挟んでいるだけで、つまりラケットがフラフラするような状態でも、ボールがポーンと返っていくのだそうです。
発声にもスイートスポットがあります。最小限のエネルギーで、最大の効果を発揮する形(発声器官の構え)です。
「ここ」というスイートスポットを覚えて、毎回確実にそこに入れられたら、何回繰り返しても必ず良い声が出ます。
3. リラックスしてのびのびと声を出す
スイートスポットと関連のある話です。
力んで強引に声を出そうとすると、良い形になっていなくても、それなりに声が出てしまいます。
ラケットのスイートスポットから外れた場所に当たっても、思いっきり振り抜けばボールが飛んでいくのと同じですね。
だからこそ、力で強引に持っていく癖がつかないように気をつけましょう。
力みは全身に影響を及ぼします。
肩や首や背中がこわばり、喉が詰まって、良い声が出なくなります。
良い声を出すには、脱力が肝心なのです。
リラックスして、のびのびと声を出しましょう。
息も、節約しようとせず、気持ちよく「出す」。
息なんか出せば入ってきますから、心配は要りません。
楽に、のびのびと、出しましょう。
* * *
新潟市で共鳴発声法の話し方レッスン
ウェブ:http://wsi-net.org/
メール:tenor.saito@gmail.com
子供向けの話し方教室、大宮校についてはこちら
通る声、届く声の出し方の本
新潟ガラコンサート前の大事な時期だというのに、次回のレッスンまで間があいてしまったので、ここでレッスンの続きをしましょう。
発声技術を高めるためのレッスンです。
次の3つの話をします。
1. ガラコンサートは節目ではない
2. 力ではなく技で共鳴のスイートスポットに入れる
3. リラックスしてのびのびと声を出す
では、まずは「ガラコンサートは節目ではない」の話から。
1. ガラコンサートは節目ではない
ガラコンサートが近づくにつれて、緊張が高まってくるかもれしません。
・失敗したら恥ずかしい
・恥をかきたくない
・今までの練習の成果が問われる
こういった思いがあると、どうしても緊張しますね。
しかし、ガラコンサートはゴールではないし、なんの節目でもありません。
いつものレッスンの中で、「ではちょっと声を出してみましょうか」と言われて歌う程度のこと。
場所が違うだけで、いつものレッスンだと思ってください。
ずっと繋がっている時間のうちの、ただの一点です。
「今年のガラコンサートは○○を歌いますが、来年は○○に挑戦します」と早くも来年の曲目を宣言していた方がいます。
すばらしい。当たり前のように次回を見据えている姿勢がすばらしい。
ガラコンサートをどういうものと捉えているかの姿勢によって、緊張感にも出来具合にも影響があります。
だから、「姿勢」まで含めてレッスンなのです。
良い声で話し、歌うには、体の状態を整える必要があります。
体を整えるには、「姿勢」を整える必要がある。
ガラコンサートを「大きな節目だから失敗できない」なんて考えているところがあるとしたら、「いつものレッスン。場所が違うだけ」と捉え直してください。
さて、来年は何を歌いますか?
2. 力ではなく技で共鳴のスイートスポットに入れる
共鳴発声法のトレーニングをしていますね。
ピーンの感覚を得るためにパワーで押し切るのではなく、「技で入れる」ように、スイートスポットに入れてください。
「スイートスポット」とは、テニスのラケットでボールを打つ際に最小限の力で最大の威力を発揮できる打点のこと。
スイートスポットに正確に当てれば、ラケットのグリップを指でそっと挟んでいるだけで、つまりラケットがフラフラするような状態でも、ボールがポーンと返っていくのだそうです。
発声にもスイートスポットがあります。最小限のエネルギーで、最大の効果を発揮する形(発声器官の構え)です。
「ここ」というスイートスポットを覚えて、毎回確実にそこに入れられたら、何回繰り返しても必ず良い声が出ます。
3. リラックスしてのびのびと声を出す
スイートスポットと関連のある話です。
力んで強引に声を出そうとすると、良い形になっていなくても、それなりに声が出てしまいます。
ラケットのスイートスポットから外れた場所に当たっても、思いっきり振り抜けばボールが飛んでいくのと同じですね。
だからこそ、力で強引に持っていく癖がつかないように気をつけましょう。
力みは全身に影響を及ぼします。
肩や首や背中がこわばり、喉が詰まって、良い声が出なくなります。
良い声を出すには、脱力が肝心なのです。
リラックスして、のびのびと声を出しましょう。
息も、節約しようとせず、気持ちよく「出す」。
息なんか出せば入ってきますから、心配は要りません。
楽に、のびのびと、出しましょう。
* * *
新潟市で共鳴発声法の話し方レッスン
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通る声、届く声の出し方の本
ラベル:新潟ガラコンサート
2017年03月17日
成果を上げるトレーニングのコツ
●「そのことばかり考えている」が秘訣
何かの知識や技術を身につけたい、技量を高めたいなら、「ちょっと試しにやってみた」程度ではうまくいきません。
「そのことばかり考えている」状態に自分を追い込むと、うまくいきます。
たとえば、発声トレーニング。
暇さえあれば声を出し、暇がなければ暇を作って声を出し、声が出しにくい状況なら無言で、小声でレッスンの復習をしたりと、声のことばかり、トレーニングのことばかり考えている人は、必ず高い技術を身につけます。
「これで行く」「絶対に身につける」と覚悟を決めているからこそ、ですね。
指導する立場としても、「そのことばかり考えている」人の指導は、最高の醍醐味です。
スポーツも習い事も、夢中になっている人ほど上手になりますよね。
発声も文章も同じです。
没頭して、夢中になっていますか?
●メリハリのあるのが良い歌
なぜ「そのことばかり考えている」人は、成果を上げるのか。
自然にメリハリができるからです。
ある事に一点集中すると、ほかが自然に抜けてメリハリができます。
意識にメリハリ(強弱の差)があると、パフォーマンスが高まります。
歌だって、最初から最後までフルパワーで歌おうとしたらバテてしまうし、聞いているほうだって疲れてしまいますね。
メリハリのあるのが良い歌です。
私たちの生活も、「すべてに全力投球」は無理。力の入れどころと、抜きどころが肝心です。
「体力と気力があればすべてに全力投球できるのに」ではありませんよ。
体力的に可能だとしても、「すべてに全力投球」「なんでも完璧にこなす」はNGです。
歌の喩えで分かるでしょう。体力が有り余っている歌手だからといって、最初から最後まで全力で声を張り上げたら、ちっともいい歌になりません。
抜くところは徹底的に抜かないと、入れるところに入れられません。
「家事はうまく手抜きしています」
「なんでも一人で背負い込まないようにして、練習の時間を確保しています」
「発声トレーニングに全力を出せるように、残業のない部署に異動願いを出しました」
等など、「抜きどころ」について話していた方もいました。
まさにメリハリですね。
生活の中で、意識して良いメリハリを作りながら、「そのことばかり考えている」状態を強化していくのが、効果的なトレーニングのコツです。
それも、「日に日に強化」です。
トレーニング成果を上げるには、生活の中に抜きどころを意識的に作って、声について、文章について、言葉について、「そのことばかり考えている」状態になりましょう。
まずは「なりきり」ですよ。
【春の講座】
日時:2017年5月27日(土)15:00〜20:00頃
場所:メイフェア(新潟市中央区寄居町)
料金:10,000円(お食事つき)
講師:齋藤匡章(言語戦略研究所)
内容:文章の書き方 〜 言語戦略
言葉が変われば関係が変わります。
相手との関係は、あなたが使う言葉次第、
そして書き方、話し方次第です。
気持ちいい人間関係を築く「言語戦略」で、
人生を豊かにしましょう。
※お申込みは http://mf07.com/lesson.html からどうぞ
* * *
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通る声、届く声の出し方の本
何かの知識や技術を身につけたい、技量を高めたいなら、「ちょっと試しにやってみた」程度ではうまくいきません。
「そのことばかり考えている」状態に自分を追い込むと、うまくいきます。
たとえば、発声トレーニング。
暇さえあれば声を出し、暇がなければ暇を作って声を出し、声が出しにくい状況なら無言で、小声でレッスンの復習をしたりと、声のことばかり、トレーニングのことばかり考えている人は、必ず高い技術を身につけます。
「これで行く」「絶対に身につける」と覚悟を決めているからこそ、ですね。
指導する立場としても、「そのことばかり考えている」人の指導は、最高の醍醐味です。
スポーツも習い事も、夢中になっている人ほど上手になりますよね。
発声も文章も同じです。
没頭して、夢中になっていますか?
●メリハリのあるのが良い歌
なぜ「そのことばかり考えている」人は、成果を上げるのか。
自然にメリハリができるからです。
ある事に一点集中すると、ほかが自然に抜けてメリハリができます。
意識にメリハリ(強弱の差)があると、パフォーマンスが高まります。
歌だって、最初から最後までフルパワーで歌おうとしたらバテてしまうし、聞いているほうだって疲れてしまいますね。
メリハリのあるのが良い歌です。
私たちの生活も、「すべてに全力投球」は無理。力の入れどころと、抜きどころが肝心です。
「体力と気力があればすべてに全力投球できるのに」ではありませんよ。
体力的に可能だとしても、「すべてに全力投球」「なんでも完璧にこなす」はNGです。
歌の喩えで分かるでしょう。体力が有り余っている歌手だからといって、最初から最後まで全力で声を張り上げたら、ちっともいい歌になりません。
抜くところは徹底的に抜かないと、入れるところに入れられません。
「家事はうまく手抜きしています」
「なんでも一人で背負い込まないようにして、練習の時間を確保しています」
「発声トレーニングに全力を出せるように、残業のない部署に異動願いを出しました」
等など、「抜きどころ」について話していた方もいました。
まさにメリハリですね。
生活の中で、意識して良いメリハリを作りながら、「そのことばかり考えている」状態を強化していくのが、効果的なトレーニングのコツです。
それも、「日に日に強化」です。
トレーニング成果を上げるには、生活の中に抜きどころを意識的に作って、声について、文章について、言葉について、「そのことばかり考えている」状態になりましょう。
まずは「なりきり」ですよ。
【春の講座】
日時:2017年5月27日(土)15:00〜20:00頃
場所:メイフェア(新潟市中央区寄居町)
料金:10,000円(お食事つき)
講師:齋藤匡章(言語戦略研究所)
内容:文章の書き方 〜 言語戦略
言葉が変われば関係が変わります。
相手との関係は、あなたが使う言葉次第、
そして書き方、話し方次第です。
気持ちいい人間関係を築く「言語戦略」で、
人生を豊かにしましょう。
※お申込みは http://mf07.com/lesson.html からどうぞ
* * *
新潟市で共鳴発声法の話し方レッスン
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通る声、届く声の出し方の本
ラベル:文章トレーニング
2017年03月13日
【新潟ガラコンサート】録音して聞いてみよう
●新潟ガラコンサートに出場する会員へ
新潟ガラコンサートまであと1ヶ月ちょっと。
ようやく現実味が出てきて、緊張が日に日に強まっている頃かもしれませんね。
そこで、ガラコンサートに出場する「声のサロン」会員に、当日に向けた練習のためのワンポイントレッスンをします。
【レッスン】自分の演奏を録音する
自分の演奏を「録音」して、聞いてみてください。
それだけで、気づくことがいくつもあるはずです。
録音して聞くと演奏を客観視できるので、岡目八目というとおり、聞こえなかったものが聞こえるんですよね。
それはもう、怖いくらいに。
「客観的に聞くことなく仕上げていくのは不可能」と思ったほうがいい。
仕上がり具合を確かめるために聞くのではなく、もっとずっと手前の段階から録音してチェックしましょう。
●「録音したら、自覚できました」
個人レッスン中などに「喉の開きが」「共鳴が」と指摘されますね。
指摘された問題点に関して、いくつかの段階があり得ます。
1. 指摘されて問題点を認識した
2. 指摘される前から自覚があったが、直し方が分からない
3. 指摘されても、自覚できない(うまくできていると思っている)
3は問題です。たとえば、「お腹をしっかり使って」と言われても、「しっかり使ってるのに」と思っている状態だから、改善されようがない。
「声が開いてしまっている」と指摘されても、「でもこれ以上狭くしたら言葉がおかしくなる」なんて思っているから、つい手加減してしまって、改善に届かない。
ところが、「録音」に希望が見いだせます。
「指摘されたときはピンとこなかったのに、録音して聞いたら一発で分かった」という方がたいへん多いのです。
●改善は「極端に」
録音した演奏を聞いて、気づいたポイントを改善する練習をしていきます。
【レッスン】極端に改善してみる
このとき、「極端に」改善しようとしてみると効果的です。
たとえば、「声が手前に止まっている」と感じたら、次に歌うときには声を前に運ぼうとしますね。
しかし、様子を見ながら手加減すると、改善しません。一時的に良い感じになっても、また元に戻ってしまいます。
思いっきり極端に、思いっきり前方から、思いっきり勢いよく、前へ運ぶ──くらいに意識すると、改善しやすいんです。
やってみてください。
※新潟ガラコンサートの詳細はこちら(出場者を募集していますよ)
↓
http://mf07.com/gala_concert.html
* * *
新潟市で共鳴発声法の話し方レッスン
ウェブ:http://wsi-net.org/
メール:tenor.saito@gmail.com
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通る声、届く声の出し方の本
新潟ガラコンサートまであと1ヶ月ちょっと。
ようやく現実味が出てきて、緊張が日に日に強まっている頃かもしれませんね。
そこで、ガラコンサートに出場する「声のサロン」会員に、当日に向けた練習のためのワンポイントレッスンをします。
【レッスン】自分の演奏を録音する
自分の演奏を「録音」して、聞いてみてください。
それだけで、気づくことがいくつもあるはずです。
録音して聞くと演奏を客観視できるので、岡目八目というとおり、聞こえなかったものが聞こえるんですよね。
それはもう、怖いくらいに。
「客観的に聞くことなく仕上げていくのは不可能」と思ったほうがいい。
仕上がり具合を確かめるために聞くのではなく、もっとずっと手前の段階から録音してチェックしましょう。
●「録音したら、自覚できました」
個人レッスン中などに「喉の開きが」「共鳴が」と指摘されますね。
指摘された問題点に関して、いくつかの段階があり得ます。
1. 指摘されて問題点を認識した
2. 指摘される前から自覚があったが、直し方が分からない
3. 指摘されても、自覚できない(うまくできていると思っている)
3は問題です。たとえば、「お腹をしっかり使って」と言われても、「しっかり使ってるのに」と思っている状態だから、改善されようがない。
「声が開いてしまっている」と指摘されても、「でもこれ以上狭くしたら言葉がおかしくなる」なんて思っているから、つい手加減してしまって、改善に届かない。
ところが、「録音」に希望が見いだせます。
「指摘されたときはピンとこなかったのに、録音して聞いたら一発で分かった」という方がたいへん多いのです。
●改善は「極端に」
録音した演奏を聞いて、気づいたポイントを改善する練習をしていきます。
【レッスン】極端に改善してみる
このとき、「極端に」改善しようとしてみると効果的です。
たとえば、「声が手前に止まっている」と感じたら、次に歌うときには声を前に運ぼうとしますね。
しかし、様子を見ながら手加減すると、改善しません。一時的に良い感じになっても、また元に戻ってしまいます。
思いっきり極端に、思いっきり前方から、思いっきり勢いよく、前へ運ぶ──くらいに意識すると、改善しやすいんです。
やってみてください。
※新潟ガラコンサートの詳細はこちら(出場者を募集していますよ)
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http://mf07.com/gala_concert.html
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通る声、届く声の出し方の本
2017年03月10日
文章の書き方、「まずは30本ノック」を続けていますか
●閾値を超えたときに、変わる
文章トレーニング、していますか?
リマインダーとしてこの記事を書いています。
「冬の講座」の課題である「30本ノック」、ちゃんと続けていますか?
「文章の書き方」は、あなたの人生を変えます。
「人生」では大袈裟すぎるなら、控えめに「仕事が変わる」と言いましょうか。
文章が書けると、仕事で必ず役に立ちます。
文章が役に立たない仕事を、私は知りません。文章力によってクオリティが上下する仕事なら、いくらでも数え上げられます。
ある人は、職場で作成する書類をもっと上手に、もっと速く作れるようになりたい、と言いました。
満足いくレベルに仕上げようとすると、長い時間がかかってしまうのだそうです。
ある講師は、配付資料の質によって、受講者への伝わり方が変わる、と熱心に文章を練習していました。
まさに「文章力=指導力」の世界。
ある演奏家は、ファンとの交流に使っているSNSで「まともな文章で想いを伝えたい」と真剣でした。
「今は正直、単なるおしゃべりの垂れ流しレベルなんです」とこぼしつつ。
だとしたら、今回のトレーニングはぜひとも続けてください。
効果的なチラシを作るのも、ウェブサイトやブログで何かの告知をして集客するのも、自己PRの欄に記入するのも、成否は文章力で決まります。
「まずは30本ノック」でしたね。今は何本目ですか?
「冬の講座」から明日でちょうど半月になります。
毎日1本ずつ書いてきたなら、15本に、つまり半分に達する日です。
大丈夫ですか? 大きくリードを許していませんか?
はじめのうちは時間がかかるので、一日1本ずつぐらいがやっとでしょう。
逆にいえば、毎日1本ずつなら、それほど無理ではない。必死にならなくてもいつの間にか到達しているのが、明日の15本です。
しかし、まだ5〜6本で止まっているとしたら、明日に15本は不可能でしょう。
これが継続の力ですね。
今回のトレーニングは、最初は「ゆっくりスタート」ですが、途中で急激に実力が伸びます。
少しずつ蓄積していたトレーニング効果が、閾値を超えた瞬間に質的転換を迎えるかのように。
10本や20本では、まだまだ助走の勢いもついていないので、大変な思いばかりかもしれません。
だから、続けてください。
続けただけで、「30本ノック」の半分まで来られたのです。
続けただけで、背中も見えないくらいに差をつけることができたのです。
続けた人にか見えない景色があります。閾値を超えた瞬間、そんな景色がパッと目前に開けます。
もし万が一、今まだ5〜6本で、「毎日書き続けている人の背中も見えなくなってしまった」と嘆いてもしょうがない。
今日から半月後には、ちゃんと15本を追加していましょうね。
半月後にまた同じ質問をされたら、「あれから15本書いた」と堂々と答えてくださいね。
何かの都合で1日か2日抜けたとしても、すべてがチャラになってしまうのではなく、ちゃんとそれまでの積み重ねは残っているから大丈夫。
着実に積み重ねをしていきましょう。
【春の講座】
日時:2017年5月27日(土)15:00〜20:00頃
場所:メイフェア(新潟市中央区寄居町)
料金:10,000円(お食事つき)
講師:齋藤匡章(言語戦略研究所)
内容:文章の書き方 〜 言語戦略
言葉が変われば関係が変わります。
相手との関係は、あなたが使う言葉次第、
そして書き方、話し方次第です。
気持ちいい人間関係を築く「言語戦略」で、
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文章トレーニング、していますか?
リマインダーとしてこの記事を書いています。
「冬の講座」の課題である「30本ノック」、ちゃんと続けていますか?
「文章の書き方」は、あなたの人生を変えます。
「人生」では大袈裟すぎるなら、控えめに「仕事が変わる」と言いましょうか。
文章が書けると、仕事で必ず役に立ちます。
文章が役に立たない仕事を、私は知りません。文章力によってクオリティが上下する仕事なら、いくらでも数え上げられます。
ある人は、職場で作成する書類をもっと上手に、もっと速く作れるようになりたい、と言いました。
満足いくレベルに仕上げようとすると、長い時間がかかってしまうのだそうです。
ある講師は、配付資料の質によって、受講者への伝わり方が変わる、と熱心に文章を練習していました。
まさに「文章力=指導力」の世界。
ある演奏家は、ファンとの交流に使っているSNSで「まともな文章で想いを伝えたい」と真剣でした。
「今は正直、単なるおしゃべりの垂れ流しレベルなんです」とこぼしつつ。
だとしたら、今回のトレーニングはぜひとも続けてください。
効果的なチラシを作るのも、ウェブサイトやブログで何かの告知をして集客するのも、自己PRの欄に記入するのも、成否は文章力で決まります。
「まずは30本ノック」でしたね。今は何本目ですか?
「冬の講座」から明日でちょうど半月になります。
毎日1本ずつ書いてきたなら、15本に、つまり半分に達する日です。
大丈夫ですか? 大きくリードを許していませんか?
はじめのうちは時間がかかるので、一日1本ずつぐらいがやっとでしょう。
逆にいえば、毎日1本ずつなら、それほど無理ではない。必死にならなくてもいつの間にか到達しているのが、明日の15本です。
しかし、まだ5〜6本で止まっているとしたら、明日に15本は不可能でしょう。
これが継続の力ですね。
今回のトレーニングは、最初は「ゆっくりスタート」ですが、途中で急激に実力が伸びます。
少しずつ蓄積していたトレーニング効果が、閾値を超えた瞬間に質的転換を迎えるかのように。
10本や20本では、まだまだ助走の勢いもついていないので、大変な思いばかりかもしれません。
だから、続けてください。
続けただけで、「30本ノック」の半分まで来られたのです。
続けただけで、背中も見えないくらいに差をつけることができたのです。
続けた人にか見えない景色があります。閾値を超えた瞬間、そんな景色がパッと目前に開けます。
もし万が一、今まだ5〜6本で、「毎日書き続けている人の背中も見えなくなってしまった」と嘆いてもしょうがない。
今日から半月後には、ちゃんと15本を追加していましょうね。
半月後にまた同じ質問をされたら、「あれから15本書いた」と堂々と答えてくださいね。
何かの都合で1日か2日抜けたとしても、すべてがチャラになってしまうのではなく、ちゃんとそれまでの積み重ねは残っているから大丈夫。
着実に積み重ねをしていきましょう。
【春の講座】
日時:2017年5月27日(土)15:00〜20:00頃
場所:メイフェア(新潟市中央区寄居町)
料金:10,000円(お食事つき)
講師:齋藤匡章(言語戦略研究所)
内容:文章の書き方 〜 言語戦略
言葉が変われば関係が変わります。
相手との関係は、あなたが使う言葉次第、
そして書き方、話し方次第です。
気持ちいい人間関係を築く「言語戦略」で、
人生を豊かにしましょう。
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* * *
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