2016年11月19日

なぜ「人を動かす文章」にならないのか

●必要な要素を足さず、不要な要素を強めてしまう

「秋の講座」受講者のみなさんから、文章に関するお悩みが続々と届いていますよ。

今日は当日の予習として、「なぜ文章がうまくならないか」という話をします。

こんなメールが届きました。


> もうかれこれ10年も仕事で文章を書いているのに、
> 上司には叱られるわ、集客の反応は薄いわで、落ち込みます。
> 即席に効果の上がる方法は無いものでしょうか。
> すみません。無いのはわかっているのですが……。


さすがは毎日書き続けているだけのことはあって、お手軽な方法がないことを知っていますね。

まあ、文章の力がガラリと変わるコツがないこともないのですが、ベースとなる「文章力」(基礎体力)が高まってからでないと、効果は上がりません。

上級者が受講する音楽のマスタークラスをイメージすると分かるでしょう。上級者は先生のたった一言で「あっ、分かった!」がありうる。長年感じていた「天井」を一瞬で突き抜けてしまうこともある。

ところが入門者が同じ指導を受けても、ベースができていないから、コツを聞いてもピンとこないし、技も使いこなせない。

「なぜ文章がうまくならないのか」というお悩みに対して、ひとつの答えを提示します。

それは、「必要な要素を足さず、不要な要素を強めてしまう」からです。

ほら、もしかしたらこの一言で、「あっ!」と気づいたかもしれません。

効果的な文章には、必要条件があります。必要条件を満たしていないと、文章の目的を達成することができません。

その条件を、仮に「A、B、C」とします。

この3つの条件を適切に満たしているのが、力のある文章です。

ところが、何かが不足していたり過剰だったりすると、文章には力がなくなり、「効果のない文章」になってしまいます。

不足とは、たとえば来店を促すチラシに「地図」がないようなもの。見た人はどうしたらいいか分かりません。

過剰とはたとえば、着付け教室のチラシに「教室の畳のイグサの品質や産地」から「教室の所在地の歴史」「講師が生まれた日に関する母親の思い出話」まで、講師のこだわりでなんでもかんでも記載するようなこと。

「知ってほしい」気持ちが強すぎると、そうなりがちです。

不足や過剰を簡単に記号で表すと、

(1)A、B
(2)A、B×2、C
(3)A、B、C、D

こんな感じでしょうか。

(1)は必要な「C」が欠けている。
(2)は「B」を過剰に語っている。
(3)は余分な「D」が全体の効果を下げてしまう。

ここで問題です。

(1)の人は、何をしたら文章が良くなるでしょうか。(2)の人は? (3)の人は?



●「言語行為」は会話も文章も同じ

答えは簡単ですね。

(1)の人は、Cを足せばいい。

(2)はBを適度なレベルに抑えればいい。

(3)はDを取り除けばいい。

ところが、問題はここからなんです。

多くの人の傾向ではあるのですが、「必要なことをやらず、必要でないことをやる」せいで、ちっとも「A、B、C」にならない。

文章や言葉に対する意識から変えないと、

(1)の人は「Cは好きではない」などと言いながら放置したままだし、
(2)の人は「Bが大事だと思うんです」とさらに「B×3」にしてしまう。
(3)の人は「Dにも興味を持つ人がいるかもしれないので」と相変わらず余計なことまで書いてしまう。

※ここ、すごく大事なところ!

だから、ますます「効果の低い文章」になっていくのです。

頭で理屈っぽく考えて納得しながら書こうとしているかぎり、「今までと同じ結論」しか出せないので、結局は「似たような文章の域を脱することができない」のです。

会話だろうとスピーチだろうと文章だろうと、すべての「言語行為」について言えることですね。

この流れを変えるのが、今回の「秋の講座」です。


【秋の講座】
日時:2016年11月26日(土)15:00〜20:00頃
場所:メイフェア(新潟市中央区寄居町)
料金:10,000円(お食事つき)
講師:齋藤匡章(言語戦略研究所)
内容:文章の書き方 〜 言語戦略
  言葉が変われば関係が変わります。
  相手との関係は、あなたが使う言葉次第、
  そして書き方、話し方次第です。
  気持ちいい人間関係を築く「言語戦略」で、
  人生を豊かにしましょう。

※お申込みは http://mf07.com/lesson.html からどうぞ


* * *

新潟市で共鳴発声法の話し方レッスン
ウェブ:http://wsi-net.org/
メール:tenor.saito@gmail.com
子供向けの話し方教室、大宮校についてはこちら
通る声、届く声の出し方の本

posted by テノール齋藤 at 16:57| Comment(0) | 季節の講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月15日

【声のサロン】2017年の課題曲を発表します

●来年はトスティの「Rosa」(薔薇)から

「声のサロン」では、高度な発声法を丁寧に身につけていくために、課題曲もテーマを決めて組んでいます。

2016年は、「イタリア古典歌曲」を丁寧におさらいしましたね。

2017年は、新しいナポリターナのレパートリーを増やしつつ、トスティ、ドナウディあたりの名曲を取り上げます。

ということで、2017年の課題曲が一年分決まりましたので、発表します。

●Rosa(F.P.Tosti)……1月1、2
●Tu ch'hai le penne, Amore……2月1、2
●Musica proibita(S.Gastaldon)……3月1、2
●Ma rendi pur contento(V.Bellini)……4月1
●Torna a Surriento(E.de Curtis)……4月2
●Ti voglio tanto bene(E.de Curtis)……5月1、2
●Vittoria, mio core!……6月1、2
●Sogno(F.P.Tosti)……7月1、2
●Passione(E.Tagliaferri)……8月1、2
●Quando ti rivedro(S.Donaudy)……9月1、2
●Intorno all'idol mio……10月1、2
●'A canzone 'e Napule(E.de Curtis)……11月1、2
●Per pieta, bell'idol mio(V.Bellini)……12月1、2

いい曲ばかりですよ。一年が楽しくなります。

「新しい曲に取り組み続ける一年」になることでしょう。

必ずこの通りに進むわけではなく、曲の入れ替えも出てくるとは思いますが、しっかり取り組んでいきましょう。

* * *

新潟市で共鳴発声法の話し方レッスン
ウェブ:http://wsi-net.org/
メール:tenor.saito@gmail.com
子供向けの話し方教室、大宮校についてはこちら
通る声、届く声の出し方の本

posted by テノール齋藤 at 19:57| Comment(0) | 声のサロン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月03日

朗読トレーニングで脳を鍛えよう

●朗読は脳に良い

「次回レッスンまでに走れメロスのここまで覚えてくる」という課題を出していましたね。

次回レッスン日がもう今週ですから、そろそろ仕上げの段階ですね。

5〜7mくらい離れた場所にターゲットを設定して、「メロスは激怒した。必ず──」と読み続けられますか?

あるいは、「一文一息」(息継ぎなし)で読めますか?

といったことを意識し始めると、完璧に覚えられたつもりだった一節が、急に怪しくなるかもしれません。

「車の運転をしながら朗読の練習をしていると、道を間違える」と話していた方もいます。

私たちの脳は、ここまでマルチタスク(並行処理)が苦手なんですね。

これはもう、脳の仕組みがシングルタスク用にできているので、しょうがない。

向き不向き、適材適所、得手不得手といったところで、脳にマルチタスクをさせようとするのは、飛行機に乗らずに電車に乗って「なぜ飛べない?」「がんばれば飛べる」と言っているようなもの。

ただ、脳の仕組みをさらに詳しく知って活用すると、トレーニングによって「一見マルチタスク的な処理」ができるようになる。

喩えるなら、ローカル線の各駅停車が、新幹線になるようなものでしょうか。

言葉で説明するなら、「自動化できるほど熟練したタスクは潜在意識に渡してしまう」ことによって、複雑なタスクが処理できるようになります。

朗読でいえば、「喉あけ」をしようとした途端に「呼吸」が浅くなったり、「間違えないように読む」ことを意識した途端に「ターゲットまでの距離感」がなくなったりするのはむしろ当たり前。

複数のことを同時に意識し続けるのは、脳は苦手というより無理だからです。

しかし、「意識しなくても喉があいている状態」までトレーニングすれば、呼吸を意識するだけで「喉あけと呼吸が両立した状態」になる。

さらにトレーニングを重ねて、「意識しなくても深い呼吸ができる」段階まで進めば、声のターゲットを意識するだけで、「喉あけと呼吸とターゲットがうまくいっている状態」になる。

これが「トレーニングによる熟練」です。

こうして熟練していくトレーニングを重ねていくと、脳の質が変化して、脳の機能が高まると言われています。

実は朗読は、脳の機能を高めるトレーニングに最適なんです。

運動や言語や視覚や聴覚や感情などさまざまな脳の部位をフル活用しつつ、それぞれの要素をトレーニングによって自動化できる、つまり潜在意識に渡してしまえるのが、「ちょうどいい」加減なんですね。

車の運転のように、刻一刻と変化する外界の状況に対応するなど自動化できないタスクが含まれると、潜在意識に渡せずに常にモニターし続けなければならないので、脳に負担がかかって疲弊しやすい。

だから車の運転は時々休憩を入れたほうがいい。飛行機や電車の運転でも連続何時間以上の操縦は禁止と規則に定めているのは、それだけ脳を疲れさせる作業だからです。

脳も体も、良い鍛え方ならいくらでも強くなりますが、よくない鍛え方をしてしまうと、疲弊しきって伸びなくなってしまう。

筋トレも、やり方を間違えるとかえって筋肉がやせ細っていくそうですね。

その点、朗読はありがたい。

朗読トレーニングに没頭すると、発声と話し方のトレーニングとして効果的であるだけでなく、脳そのものを鍛える効果が高いからです。

朗読トレーニングで脳を鍛えましょう。

* * *

新潟市で共鳴発声法の話し方レッスン
ウェブ:http://wsi-net.org/
メール:tenor.saito@gmail.com
子供向けの話し方教室、大宮校についてはこちら
通る声、届く声の出し方の本

posted by テノール齋藤 at 12:41| Comment(0) | 声のサロン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月27日

成果を上げる「積み重ね」の仕方(ある程度の集中を延々と持続)

●時間を味方につけよう

成果は費やした歳月の積み重ねです。

「続けているだけで、ライバルが消える」って知っていますか?

仕事でも習い事でも、似たような時期に始めたり似た境遇だったり、実力が近かったりして、気になって仕方ない存在がいることがありますね。

たとえば空手道場に通い始めた小学生が、同じ門弟に2〜3人、気になって仕方ないライバルをいつも意識していたとします。

「あいつにだけは負けたくない」
「あいつのほうが強くなったから悔しい」
「強いあいつが今回の試合に出るから不安」

という具合に。

ところが、10年も続けていると、どうなるか。

「気になって仕方ない連中」が、ほぼ全員いなくなっているはずです。

だから、最初から気にする必要などなかったんですよね。

「あいつは目の上のたん瘤だ」
「あいつさえいなければこの立場は私のものなのに」
「あいつのせいで私の影が薄れる」

のようなネガティブな意識が無意味なばかりか、

「あの人をライバルとして意識して、共に切磋琢磨していきたい」

と一見ポジティブな意識の仕方でさえ、「他人との比較」を引き起こし、「一点集中」が阻害されてしまう原因です。

そんなマイナス要因も、ただ単に長く続けているだけで、確実に解消します。

時間を味方につけられる人に、敵などいないのです。



●ある程度の「集中」を延々と「持続」

トレーニングで伸びるコツは、ある程度の「集中」を延々と「持続」。

どういうことか、分かりますか?

「集中と持続」が大事なことは、もうよろしいですね。

しかし、「ある程度の」と「延々と」が実は大事。

瞬間風速的に一瞬の「強烈な集中」を発揮するのは、難しくありません。

たとえば、メイフェアのパフェを強烈に気に入って、連日通う人も、わりといる。一日のうちに2回も食べたりして。

ただし、そんな「強烈な集中」はごく短期間で終わりを迎えます。長くても1ヶ月程度か。

もっとゆったりとした、週に1〜2回くらい、あるいは月に2〜3回のペースで、3年も4年も通い続けている人となると、ごくごく少数になる。

熱しやすい人は、冷めやすい。だから続かない。

ある程度の「集中」を延々と「持続」できるのは、熱しやすくなくても、なかなか冷めないタイプ。

あるいは、「冷めない工夫」ができるタイプです。

発声トレーニングだとしたら、「気が向いたらトレーニング」は冷める方針です。「気が向こうが向くまいが関係なくトレーニング」が冷めないタイプ。

「強烈な集中」ではなくても、当たり前のように、やる。

「温かさが延々と続く」感じでしょうか。

『走れメロス』を暗記しながら、「なかなか覚えられなくて大変」「○○さんなどはすぐに覚えてしまうのでしょうけれど」とメールをくれた方がいましたが、気にする必要はありませんよ。

人と比べてもプラスにならないから、その意識が消費するエネルギーがもったいない。

「なかなか覚えられない」としても、当たり前のように延々と続ける人が、最後には最も伸びるのですから。

ある程度の「集中」を延々と「持続」して、良い「積み重ね」をしていきましょう。

新潟ガラコンサート
(積み重ねの成果を出すのはこのホール)

* * *

新潟市で共鳴発声法の話し方レッスン
ウェブ:http://wsi-net.org/
メール:tenor.saito@gmail.com
子供向けの話し方教室、大宮校についてはこちら

posted by テノール齋藤 at 23:37| Comment(0) | 声のサロン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月26日

次回レッスン日までの課題──走れメロスの朗読課題

●「走れメロス」を覚えてみよう

「声のサロン」会員のみなさん、発声トレーニングをしていますか?

「しないと落ち着かない」「しない日は調子が変」くらいになるまで、丁寧にトレーニングの積み重ねをして、完全に習慣化できると、声の技術が着実に伸びていきますよ。

さて、課題です。

次回のレッスン日までに、「走れメロス」の資料の半分まで暗唱できるようになっておいてください。

「王様は人を殺します」「なぜ殺すのだ」までですね。

できるだけしっかりと声を出しながら練習すると、覚えられますよ。

concert_20131215_tenor_m.jpg


●積み重ねよう

トレーニングは「積み重ね」です。

積み重ね……なんとも月並みな、陳腐な言葉ですね。

スポーツでも習い事でも、トレーニングや練習が必要な物事であれば、どこでも耳にする言葉でしょう。

しかし、今日からきっとあなたにとって、「積み重ね」という言葉がもう少し重要な意味を持ちます。

「継続」や「習慣」も、同じ文脈で見聞きする言葉ですね。

何かを身につけたり、技術を向上させたりしたいなら、途切れることなく「継続」して、「習慣」にするのがいい。

それは誰でもよく分かっている。

ところが、「継続」が途切れたり、「習慣」が途絶えてしまったりしやすいタイミングがいくつかあります。

そのひとつが、病気。

風邪をひいたり高熱を出したりすると、生活のリズムが変わり、毎日のトレーニングが途絶えてしまう。

熱が下がったら当たり前のように再開できる人はいいのですが、元のリズムに戻れないことがある。

完璧主義の人ほど、いったんリズムが狂うと弱い。

「せっかく毎日欠かさずにやってきたのに、継続が途絶えてしまった」とガッカリして、再開する気にならないのです。

「やらないより、やったほうがいい」のは当たり前なのに、「完璧にやれないなら、やらないほうがマシ」になってしまう。

「100点が取れないなら、やらないほうがマシ」のタイプは、伸びにくい。

「70点より、75点になったら、もっとうれしい」タイプは伸びる。

だから、「積み重ね」です。発声トレーニングは「積み重ね」で行きましょう。

つまり、「毎日欠かさず続ける」という100%を求めず、「丁寧に積み重ねをしていく」。

「継続」に命をかけるのではなく、「積み重ね」を淡々と続ける。

この違い、分かりますか?

インフルエンザで高熱を出して3日間寝込んだとして、「継続」にこだわる人の場合、「100日も継続してきたのに、また1からやり直しだ。あ〜あ」と気が重い。

ところが、「積み重ね」を大切にする人は、もっと柔軟で、強い。

「100日の積み重ねをしたから、今日は101から再開だ」と、今までの積み重ねの上にさらに重ねていくことを考える。

この違いは、大違いです。

一回一回を貯金していく感覚で、積み重ねていきましょう。



※声のサロンは、良い声で話せるようになる
 ボイストレーニング話し方教室です。
 日本発声協会が認定する話し方発声法の基本、
 共鳴発声法が学べます。
 平日コースと週末コースがあり、フェルマータを会場に
 月2回ずつ開催されています。

 新規に受講をご希望の方は、事務局(メイフェア)まで
 お電話(025-211-7007)ください。

 詳しくはこちらから。
    ↓
http://mf07.com/lecture.html

* * *

新潟市で共鳴発声法の話し方レッスン
ウェブ:http://wsi-net.org/
メール:tenor.saito@gmail.com
子供向けの話し方教室、大宮校についてはこちら

posted by テノール齋藤 at 04:08| Comment(0) | 声のサロン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月23日

一点集中力を高めよう……集中の持続がすべて

●一点集中力をどこまで高められるか

共鳴は、「集める」感覚が重要です。

「絞る」とも言える。

一点集中をどこまで絞れるか。

共鳴のトレーニングだけでなく、すべてのトレーニングに通ずる原理原則ですね。

ぎゅ〜っと絞り込んだままでいられるか。

これがなかなか難しいんですよね。絞りがゆるんでくる。気が散ってくる。

ルーペ(虫眼鏡)で太陽光を一点に集めて、黒く塗った紙を燃やしたことはありますか?

小学生の私はこの遊びが大好きで、直径14〜15cmぐらいの大きなルーペを親にねだって買ってもらって、晴れた日にはいろんなものを燃やして遊んでいました。

すごいんですよ、この巨大ルーペ。紙を黒く塗る必要がない。

光を一点に集めさえすれば、白い紙のままですぐに煙が出て、ボッと火がつく。

これがもし、光を集めないただのガラスだったら、一日中やっていても何も起こりません。

ギュッと一点に絞り込むことで、現状を打破する「貫通力」が生まれ、変化が生じるんですね。

大事なのは、「集中と持続」。

小さな一点に「集中」している状態を長く「持続」できれば、良い刺激の積み重ねになり、成長したり質的に向上したりと、成果を上げることができます。

どちらかが欠けると、積み重ねにならず、成果が上がりません。

ギュッと絞り込んだ状態を、長くキープできますか?



●絞る力は、絞る勇気

「絞る力」はきわめて重要です。

何かに取り組む方々を見ていると、大きな成果を上げる人は、「絞る力」が強い。

これは「絞る勇気」ともいえるでしょう。

「私はコレでいく」と絞る勇気が持てた人は、そこから人生が始まるかのように、良い積み重ねを始めます。

しかし、なかなか勇気が出ないんですよね。その気持ちも分かります。

ピアノを弾きながらも、「本当にピアノでいいのか」「もしかしたらほかの楽器で才能を発揮できるのではないか」と疑念を生じたり。

「絞り込んでいないのに、うまくいっている(ように見える)人」の例を考えてしまったり。

先日も聞きました。知り合いのミュージシャンが多才な人で、ピアノも弾くしチェロもできるしフルートも吹けるし、ほかにも名前を知らないような珍しい楽器をいくつか演奏するのだそうです。

「ああいう人は例外なんでしょうか。できれば私もあんなふうになりたいと思ってしまいますが、やっぱり一つに絞ったほうがいいのでしょうか」

なるほど、「一点集中していなくても、うまくやれている人がいるじゃないか」ということですよね。

しかし、見方を変えれば、やはりその多才なミュージシャンも「一点集中」しているはず。

たとえば「オレは“音楽”でやっていくことにした」と、「音楽」以外の仕事は一切考えない人生を生きる決断をしたかもしれない。

「音楽」というパッケージで捉えているから、一点集中なんですよね。

「だったら私も、“音楽”とパッケージにすれば、いろんな楽器ができるようになりますか?」

あるいはできるかもしれません。

ただ、「オレは音楽でやっていく」という覚悟は、そう気軽なものではありませんけれどね。



●それは一点集中ではありません

ただ、気をつけなければならないのは、「一点集中」と「やることを減らす」は、イコールではない、ということです。

ある物事に付随する別のことは、まとめてパッケージとして捉える必要があります。

たとえば、おいしい紅茶をいれるのに、お湯の温度、抽出時間、水質が大事だとしたら、この3つをまとめて「おいしい紅茶のいれ方」としてパッケージにして、全体で「一点」と捉えて集中すると、うまくいきます。

「お湯の温度とか水質のことはどうでもいい。私は抽出時間に一点集中で命をかける」と言って、0.1秒単位でこだわって計時しても、あまりおいしい紅茶にはならない。

一点集中はきわめて重要ですが、集中しようとして、結果的に「パッケージが欠けた」だけにならないように気をつけましょう。



●すべてのトレーニングが繋がっていますね

発声もそうですね。

「朗読に一点集中したいから、歌はやらない」では、発声技術がそこそこで止まってしまう。すべてひっくるめて「声のトレーニング」です。

「すべてのトレーニングが繋がっていますね」とメールをくれた方がいます。

実感がこもっていました。

歌のトレーニングも、朗読のトレーニングも、会話のトレーニングも、言葉のレッスンも、文章の書き方も、すべてが繋がっていると実感できたのでしょう。

朗読で良い感覚をつかむのに、歌で練習したテクニックが応用できる。

会話に悩んだとき、文章の書き方で知った型の根拠が役に立つ。

だから、すべてのトレーニングを無理なくひとつのパッケージにできるわけです。

だから歌に朗読に会話に文章に言葉に紅茶に取り組むのは、「いろいろなことをしている」のではなく、「強烈な一点集中」なのです。

「えっ、紅茶も!?」

そう、紅茶を飲む時間は、紅茶に含まれている成分からしても、心身の使い方からしても、一点集中のトレーニングですよ。

さて、ゆっくり紅茶を飲みながら、一点集中を鍛えましょうか。

teacup-firstflush_20160619.jpg

※声のサロンは、良い声で話せるようになる
 ボイストレーニング話し方教室です。
 日本発声協会が認定する話し方発声法の基本、
 共鳴発声法が学べます。
 平日コースと週末コースがあり、フェルマータを会場に
 月2回ずつ開催されています。

 新規に受講をご希望の方は、事務局(メイフェア)まで
 お電話(025-211-7007)ください。

 詳しくはこちらから。
    ↓
http://mf07.com/lecture.html

* * *

新潟市で共鳴発声法の話し方レッスン
ウェブ:http://wsi-net.org/
メール:tenor.saito@gmail.com
子供向けの話し方教室、大宮校についてはこちら

posted by テノール齋藤 at 19:46| Comment(0) | 声のサロン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月17日

【歌声の会】声を聞く力が育っている

今日は新潟市で「歌声の会」の定例会でした。

ご参加のみなさん、お疲れさまでした。良い時間でした。

今日は特に、「良い声」のパワーを実感しましたね。

言葉がなくてもみなさんの様子を見ているだけで、よく分かります。

声の違いが分かるって、実はスゴイことですよ。

発声トレーニングを真剣にやっているからこそ、違いが分かるようになったんですよね。

本物の「聴く力」が育ってきた証拠です。



●「良いものを良いと感じる」とは

誰でも声を聞いて「いい声ですよね」とか「この歌手の声が好き〜」なんて言いますね。

それはそれで、まあいいわけです。好きずきで。

ところが、訓練を受けて耳が育ってくると、反応に規則性が出て、安定します。

規則性とは、つまり「声帯の使い方」「喉の開き具合」「声の支え」「共鳴の集め方」などポイントを外さずに反応する、ということです。

声帯の使い方を例に挙げるなら、空気漏れをしてしまうのは声帯に負担がかかって無駄が多い、よくない使い方です。

いわばガソリンタンクからガソリンを漏らしながら走っているようなもので、「でもこの車が好きだから、これでいい」というわけにはいきませんよね。「好きずきだから」と悠長なことを言っていないで、修理したほうがいい。

声を聞く力がまだ育っていないうちは、「声以外の要素」に惑わされます。

「好きな人の声は好き」「嫌なヤツの声は嫌い」のように。

しかし、耳が育つと、純粋に声を聞くことができるので、「嫌なヤツだが、発声の基本はできている」のように客観的にフェアな反応ができるようになる。

「良いものを良いと感じる」状態といえるでしょう。



●耳が開いたから、感動した

この状態を「耳が開いた」と呼ぶことがあります。「聞く能力が開花した」状態です。

語学でも使いますね。英語を勉強していて、ある日突然「聞こえる」ようになる。次に続く言葉が先取りして分かるようになる。

「次に続く言葉が分かる」なんて、耳が開いていない人からは「超能力者でもあるまいし、それはありえない」と否定されますが、でも不思議でもなんでもありません。

ネイティブスピーカーなら誰でもやっている当たり前の聞き方です。日本人なら「いえいえ、そういうわけには」まで聞き取ったら、続く言葉が予測できますよね。

「いきません」「まいりません」「いかないでしょう」

このくらいの候補に収まりますよね。

しかも、どれにしても意味はそんなに違わない。

すべての言葉、すべての音を正確に聞き取らなくても、コミュニケーションはできるし、次に来る言葉がだいたい分かっていれば、すべての音を正確に聞き取ることだって簡単でしょう。

こういう「言葉の予測」は私たちは頻繁におこなっています。

予測できるということは、意識の節約ができるし、音の聞き逃しに強くなる(意味の取り違えが少なくなる)ということです。

「あ、その映画だったら、私、観たこと」と来れば、まず間違いなく「あります」と続きますね。

「ありません」が続く確率はきわめて低い。

「あ、その映画は、私、観たこと」と、「だったら」が「は」になると、「ありません」が続く確率が五分五分くらいに跳ね上がります。

しかし、「だったら」ならほぼ確実に「あります」と肯定になる。

だから、「だったら」なら「あります」までしっかり聞き取る必要がなく、聞き流して意識を節約できる(別のところに集中できる)し、「は」だったら最後まで意識を向けて正確な聞き取りを心がける。

こういうことを、ネイティブスピーカーは無意識のうちにやっている。

外国語でも同じレベルの判断が利くようになると、耳が開いて、余裕をもって聞き取りができるようになるわけです。

語学まで話が広がってしまいましたが、声に関して「耳が開く」と、その声の状態を──言葉や発話者に惑わされずに──聞き分けられるようになります。

多くの人が聞き取れないものが、手に取るように聞き取れるようになります。「なんとなく」ではなく「明らかな違いとして」聞き取れる。

今回の「歌声の会」では、そんな力を自分が身につけつつあるという自信がついたのではないでしょうか。

本物の「聴く力」が育っていますね。



【歌声の会】
日時:不定期(こちらのカレンダーでご確認ください
場所:フェルマータ2階(新潟市中央区上近江)
料金:3,240円(中学生以下は半額)
内容:日本の古い歌でハモる

「歌声の会」は、日本の古い唱歌でハモる会です。
 詳しくはこちらのページをどうぞ。
   ↓
http://mf07.com/song.html

※歌声の会は共に歌うメンバーを随時募集しています。
 ご参加くださる方は、事務局のメイフェアまで
 お電話(025-211-7007)ください。

タグ:耳が開く
posted by テノール齋藤 at 04:08| Comment(0) | 歌声の会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月16日

【歌声の会】ハモって気持ちいい声の秘密

●日本の歌で、共鳴発声法でハモる気持ちよさ

今日は「歌声の会」の定例会がフェルマータカフェ(新潟市)でおこなわれます。

夕方5時からなので、あと2時間ぐらいで始まります。会員のみなさん、もうすぐですよ。

共鳴発声法で日本の古い歌をハモる気持ちよさを、だんだんみなさん、体験し始めましたね。

先日、出版社の方と最後の打ち合わせをしていたときに、「共鳴発声法はなぜこんなに声が届くのか」と、驚きとともに質問されました。

音響の専門家が同席してくれていたので、私の代わりにすかさず返事をしてくれました。

「一言でいうと、周波数成分のコントロール、いわゆる倍音ですね」と。音のスペクトル分析(周波数の視覚化)をすると分かるのだそうです。「その出方が圧倒的です」。

実にシンプルに、核心を突いてくれました。

さすがだなあ、と感服しました。私だったら発声指導者としての立場から「横隔膜の支えと共鳴腔の確保によって、共鳴を──」などと、声の出し方から説明しようとして、発声トレーニングをしていない編集者をポカンとさせてしまうでしょう。

発声トレーニングをしていないと、「お腹の支え」だとか「共鳴腔」だとか言われても、感覚的にピンとこないんですよね。

しかし、出ている声の観点から説明すれば、客観的なデータなので誰にでも分かりやすい。

共鳴発声法の良い形を作ると、声に含まれる周波数成分が整って、良い声になります。

そんな声でハモるのだから、最高に気持ちいいハーモニーになるわけです。

今日は素敵な新曲を一曲と、会員一人一人が好きな曲を選んで、歌います。

新曲は、今日のところはまだざっと眺める感じで、しっかり歌い込むのは次回です。

声を前のほうで作って、ピーンとしたハモりやすい声を出す準備をしていてください。

では、のちほど。



【歌声の会】
日時:不定期(こちらのカレンダーでご確認ください
場所:フェルマータ2階(新潟市中央区上近江)
料金:3,240円(中学生以下は半額)
内容:日本の古い歌でハモる

「歌声の会」は、日本の古い唱歌でハモる会(新潟市)です。
 詳しくはこちらのページをどうぞ。
   ↓
http://mf07.com/song.html

※歌声の会は共に歌うメンバーを随時募集しています。
 ご参加くださる方は、事務局のメイフェアまで
 お電話(025-211-7007)ください。

* * *

新潟市で共鳴発声法の話し方レッスン
ウェブ:http://wsi-net.org/
メール:tenor.saito@gmail.com
子供向けの話し方教室、大宮校についてはこちら


posted by テノール齋藤 at 15:17| Comment(0) | 歌声の会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月14日

倍音の効果、まず感じるのは「気持ちよさ」

●共鳴発声法の特徴は倍音

「歌声の会」(日本の歌でハモる会)の定例会も近いことなので、「倍音の効果」について取り上げてみましょう。

共鳴発声法の特徴は、なんといっても「周波数成分の厚み」です。発しているつもりの「基音」だけでなく、その上に何層もの「倍音」が乗っています。

多くの日本人は発声が平たく潰れ、ぴちゃぴちゃとした印象の声になっていて、倍音的に豊かな声ではないとされています。

中には、照れや偽悪の感覚からか、特に親しい人との会話でわざと声を歪ませたり、かすれ声のまま気にせず話し続けたりする人もいて、「良い声で話そう」という意識が国民全体で弱いようです。

まあ、言語的に「母音が多いのに、その母音が短い」という難しさがあるので、発声技術が高くないと良い声にならず、個人差が大きくなるのは日本語話者の宿命なのかもしれません。

イタリアでタクシーに乗っていたら、道行く女性を見てはドライバーが「Bella! Bella!」(きれいな人だ)と連呼していました。

「きれいな人だ」より、もう少し下卑た感じの言い方でしたが……。

しかし、声は良い。

真似して発音しても、日本人がやると「ベッラ」になって、「ぜんぜん違う!」とドライバーからダメ出しの連続。

「llの発音が良くない」だけでなく、その前の「e」が違う。

長さとか高さとか、そんなのではなく、音が質的に違う。倍音がしっかり含まれている。

片仮名の「ベッラ」では、「声になっていない」とすら言える。

そのドライバーが声楽家や発声指導者だったわけではなく(たぶん)、イタリア語が「言語的に有利」なんですよね。ただ話しているだけで、良い声になりやすい。

うらやましいかぎりですね。



●この世のものとは思えない……

日本語を話すあなたも、共鳴発声法で倍音をしっかり出すことができます。

共鳴発声法で歌った体験を、こんなふうに報告してくれた方もいます。


> 先生の誘導で皆さんと一緒に歌えたおかげか、
> 初めてピーンと入った音で、しかも楽に出せました。
>
> みなさんの共鳴が合わさり、溶け合って、
> 自分もその一部になっていて、
> まさに「この世のものとは思えないくらい強烈な快感」でした。
>
> こんな体験初めてです。
> 今思い出しても、震えが走ります。
>
> 歌を、声を、もっと極めたいです。


いいですねえ。声には極める価値があります。というより、楽器の演奏と同じで、極まったゴールなどない、一生の修業でしょうね。

今回の「歌声の会」では、「出していて、気持ちいい声」に集中して、倍音を鍛えましょう。


【歌声の会】
日時:不定期
場所:フェルマータ2階(新潟市中央区上近江)
料金:3,240円(中学生以下は半額)
内容:日本の古い歌でハモる

「歌声の会」は、日本の古い唱歌でハモる会です。
 詳しくはこちらのページをどうぞ。
   ↓
http://mf07.com/song.html

※歌声の会は共に歌うメンバーを随時募集しています。
 ご参加くださる方は、事務局のメイフェアまで
 お電話(025-211-7007)ください。

koutou01.jpg
* * *

新潟市で共鳴発声法の話し方レッスン
ウェブ:http://wsi-net.org/
メール:tenor.saito@gmail.com
子供向けの話し方教室、大宮校についてはこちら

タグ:倍音
posted by テノール齋藤 at 14:59| Comment(0) | 歌声の会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月02日

共鳴発声法を確実にマスターする方法──1回だけで伸びる

●徹底的にやると伸びる

発声や話し方のトレーニングをしていて、急激にぐんと力が伸びることがあります。

伸び方は人によって異なり、当然違っていいわけですが、一人を見ていても、なかなか思うように伸びずに苦労していた人が、急にぐんと伸びたりする。

指導する立場としては、「この変化はなにゆえ?」と気になります。

どういうタイプが伸びやすいのか、どうなれば伸びるのか、とあらためて意識してみると、顕著な傾向が分かります。

月並みではありますが、「素直な人ほど伸びる」といえるし、「徹底的にやる人は伸びる」といえます。

つまり、「声のサロン」に通う会員のみなさんは、伸びるタイプの典型であるわけです。

発声トレーニングのメニューを素直にこなし、徹底的に練習していますね。

それが伸びるコツです。

では、逆に「伸びないタイプの典型」は何か。

怖いことに、そういうのもあるのです。



●先入観が邪魔をする

伸びないタイプの典型は、「先入観が強いタイプ」です。

声や話し方についての先入観を何かしら強く持っている人は、新しいレッスンがなかなか入っていきません。

自分の中にある先入観が邪魔をして、追い返してしまうのです。

・こういう声が良い声
・こういう声が好き
・こういう話し方が上手な話し方
・こういう話し方は下手

といった思い込みや偏見、好き嫌いをもともと持っていると、後から良い技術が入るスペースがなくて、入りにくい。

たとえば「イは口を横に引かない」と言われても、「イ〜だ」と唇を横に引くという思い込みが完全に払拭できないうちは、どうしても唇が横に行きたがる。

本人はそんなつもりはないのに、体が勝手に唇を横に引こうとするのです。

レッスン日に良い形に直されても、次回のレッスン日までにじわじわと戻って、延々と同じ繰り返しになってしまいます。

ビーンとした強い声を「良い声」と感じていた人は、声帯の正しい使い方を習っても、「さあ、しっかり発声練習しましょう」なんて促されると、声帯にぶつけるような強引な発声をしようとする。

良い声や好きな声の感覚は、発声トレーニングをして技術が高まってくると、必ず変わります。

「違いが分かる」ようになるからです。

先入観に足を引っ張られないように、まっさらな気持ちになって声のトレーニングに取り組むのが一番です。



●忙しいときほど徹底して

発声や話し方は特に生活に密着した行為なので習慣になっていて、ホメオスタシス(元の状態に戻そうとする力)が特に強く働きます。

「元のやり方」に戻ってしまいやすいのです。

「結局元のまま」に戻らないように、丁寧にトレーニングを積み重ねていくことが大事です。

「日々の継続」ですね。

いつも熱心にトレーニングを続けている方でも、仕事がすごく忙しい時期が続いたり、体調を崩して寝込んだりすると、なんとなくそのままズルズルとトレーニングをしない日々が長引いてしまうことがあります。

忙しいときほど、隙間の時間を見つけてトレーニングしましょう。

3分でもいい。

3分を拾ってトレーニングに使うか使わないかで、大違いです。

「30分ぐらいはトレーニングしたい」と思っている人は、3分あっても「時間がない」と判断してしまうかもしれません。

翌日の仕事のために夜11時には寝たいとして、時計を見て10時50分になっていたら、「あ〜ぁ、今日も忙しくて発声トレーニングができなかった」とあきらめてしまうかもしれない。

でも、「走れメロス」の冒頭を1回だけ朗読するくらいなら、できるでしょう。「都の大路をぶらぶら歩いた」まで読んでも1分か1分半です。

どんなに多忙でも、1分半も確保できない、ということはありませんよね。

2〜3回読んでも、まだ11時になりません。

このようにして、時間が十分に確保できないときに、1回だけ朗読する、1曲だけ歌う、という行動をするかしないかで、非常に大きな差がつきます。

「たかが1回ぐらいで」と思うかもしれません。

しかし、0回と1回の差は、無限に大きい。

わずか1分を、3分を拾って、1回でいいから声を出すのが、「徹底」です。

徹底的にやりましょう。必ず伸びますよ。



※声のサロンは、良い声で話せるようになる
 ボイストレーニング話し方教室です。
 日本発声協会が認定する話し方発声法の基本
 共鳴発声法が学べます。
 平日コースと週末コースがあり、フェルマータを会場に
 月2回ずつ開催されています。

 新規に受講をご希望の方は、事務局(メイフェア)まで
 お電話(025-211-7007)ください。

 詳しくはこちらから。
    ↓
http://mf07.com/lecture.html

fermata_2nd_floor_201508-1.jpg
* * *

新潟市で共鳴発声法の話し方レッスン
ウェブ:http://wsi-net.org/
メール:tenor.saito@gmail.com
子供向けの話し方教室、大宮校についてはこちら

タグ:練習方法
posted by テノール齋藤 at 21:26| Comment(0) | 声のサロン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする