●届く声、通る声を出す方法
通る声、相手にちゃんと届く声を出すには、「届ける」意識が必要です。
相手が前にいるなら、声を「前に出す」感覚。
この感覚の有無を比較してみましょう。
「前に出す」意識がある発声と、ない発声を交互に出してみます。
まず、ひとりごとで「そうだよねえ……」とつぶやく。
これは「前に出す」意識のない発声ですね。
次に、5mくらい前にいる相手に「すみません」と呼びかける。
一発で確実に気づかせる声で、「すみません」。
こちらは「前に出す」意識がありますね。
比べてみて、いかがですか? どんな違いを体に感じますか。
声を「前に出す」「届ける」意識が大事だということは、『内向型人間が声と話し方でソンしない本』(青春出版社)を読んだあなたは熟知しているはず。
なのに、まだまだ弱い。
「前に出す意識」が、です。
どんなふうに弱いか、強めるとどうなるか、レッスンの中で一緒に練習しますよ。
確実に相手に届く声、通る声を身につけましょう。
※声のサロンは、良い声で話せるようになる
ボイストレーニング話し方教室です。
日本発声協会が認定する話し方発声法の基本、
共鳴発声法が学べます。
平日コースと週末コースがあり、フェルマータを会場に
月2回ずつ開催されています。
新規に受講をご希望の方は、事務局(メイフェア)まで
お電話(025-211-7007)ください。
詳しくはこちらから。
↓
http://mf07.com/lecture.html
* * *
新潟市で共鳴発声法の話し方レッスン
ウェブ:http://wsi-net.org/
メール:tenor.saito@gmail.com
子供向けの話し方教室、大宮校についてはこちら
通る声、届く声の出し方の本
2017年09月02日
2017年08月21日
【声のサロン】次回のレッスンは24、27日
●次回の「声のサロン」のレッスン日
次回のレッスン(8月の2回目)は、平日コースが8月24日17:00〜、週末コースが27日17:00〜です。
特に週末コースの方は、いつもと曜日と時間帯が違うので、お間違えの無いようにご確認ください。
27日(日)の午後5時です。
ついでに念のために言うと、さらにその次(9月の1回目)は、平日が8月31日、週末が9月2日、時間帯はいつもどおりです。
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次回のレッスン(8月の2回目)は、平日コースが8月24日17:00〜、週末コースが27日17:00〜です。
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27日(日)の午後5時です。
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2017年08月05日
【文章の書き方】コラムの書き方
●コラムってどんな文章?
「夏の講座」の提出課題に「コラム」という言葉を使ったせいか、かえって混乱させてしまったようですね。
コラムとは、囲み記事です。あるテーマについて、個人が論を展開したり考えや感想を述べたりするもので、内容は多岐にわたります(つまり何でもあり)。
たとえば、「紅茶」がテーマだとしたら、おいしい紅茶のいれ方を語ってもよし、ダージリン紅茶の収穫が心配な話をしてもよし、初めてラプサンスーチョンを飲んだときの驚きに終始してもよし。
読者においしい紅茶がいれられるようになってもらったり、ダージリンの代わりにアッサムを飲むよう決断を促したり、ラプサンスーチョンはやめておいたほうがいいと警告したりするなど、執筆の目的もさまざま。
「特産品の○○を食べたくなる感じでお願いします」とコラムの目的を明確にした依頼をされることもあれば、「特産品の○○が出てくる話なら何でも結構です」と自由すぎて困るような依頼もあります。
つまりは、選んだテーマについて300字で何かを語ればいいのです。
●コラム(column)は円柱
コラムとはもともと円柱(column)のことで、新聞や雑誌の欄を意味します。
ウェブサイトのレイアウトでも、縦の枠がいくつ並んでいるかで「2カラム、3カラム」のような言い方をします。
ちなみにこの会員専用サイトは、PC用、スマホ用、ケータイ用と自動的に表示が変わるので、ご覧になっている端末によって表示が違いますが、PCで表示すると2カラムになりますね。
左にメニューや書籍の案内のカラムがあり、真ん中に記事のメインカラムがあります。
このような「欄」「枠」の中に書く文章が、「コラム」です。今回の課題であなたに書いていただきたい「コラム」とは、つまりは「記事」あるいは「文章」程度の広い意味で解釈してください。
新潟日報でいうと、社説や日報抄などが典型的なコラムです。
この2つはいずれも内部の方が執筆を担当していますが、外部に執筆を依頼するコラムもあります。
執筆者の属性や、媒体に対する立場によってコラムを定義するのも難しそうですね。
●人を動かすのが良い文章
ということで、コラムは「何でもあり」ではありますが、「人を動かす」力があれば、力のあるコラムといえます。
「出張で乗っている忙しいビジネスパーソンが、出張先への手土産に笹団子を選びたくなるコラム」「久しぶりに会う友達に笹団子を持っていきたくなるコラム」になったら、文章に力があるわけです。
大事なのは「人を動かす」という目的を意識すること。
力のある文章と、力のない文章の違いは、そこから生じます。
どんな文章を書く場合でも、常に気にしましょう。
「ただ読んでただ楽しむだけの文章もあるのでは?」という質問をたまにいただきますが、「そういう文章ならハードルを下げて楽に書いていい?」という意味なら、むしろ逆です。
「ただ読んで楽しむ」ということは、つまり小説のように「文章そのものが目的」「娯楽としての文章」ということになります。
あなたの文章を読むこと自体が目的で、あなたの文章を読むという行為が好きで、読む、ということです。
ハードルは最も高い。
文章そのものを商品にできる、ということですから。
そのあたりについては、今回の「夏の講座」で出てきます。
* * *
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「夏の講座」の提出課題に「コラム」という言葉を使ったせいか、かえって混乱させてしまったようですね。
コラムとは、囲み記事です。あるテーマについて、個人が論を展開したり考えや感想を述べたりするもので、内容は多岐にわたります(つまり何でもあり)。
たとえば、「紅茶」がテーマだとしたら、おいしい紅茶のいれ方を語ってもよし、ダージリン紅茶の収穫が心配な話をしてもよし、初めてラプサンスーチョンを飲んだときの驚きに終始してもよし。
読者においしい紅茶がいれられるようになってもらったり、ダージリンの代わりにアッサムを飲むよう決断を促したり、ラプサンスーチョンはやめておいたほうがいいと警告したりするなど、執筆の目的もさまざま。
「特産品の○○を食べたくなる感じでお願いします」とコラムの目的を明確にした依頼をされることもあれば、「特産品の○○が出てくる話なら何でも結構です」と自由すぎて困るような依頼もあります。
つまりは、選んだテーマについて300字で何かを語ればいいのです。
●コラム(column)は円柱
コラムとはもともと円柱(column)のことで、新聞や雑誌の欄を意味します。
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ちなみにこの会員専用サイトは、PC用、スマホ用、ケータイ用と自動的に表示が変わるので、ご覧になっている端末によって表示が違いますが、PCで表示すると2カラムになりますね。
左にメニューや書籍の案内のカラムがあり、真ん中に記事のメインカラムがあります。
このような「欄」「枠」の中に書く文章が、「コラム」です。今回の課題であなたに書いていただきたい「コラム」とは、つまりは「記事」あるいは「文章」程度の広い意味で解釈してください。
新潟日報でいうと、社説や日報抄などが典型的なコラムです。
この2つはいずれも内部の方が執筆を担当していますが、外部に執筆を依頼するコラムもあります。
執筆者の属性や、媒体に対する立場によってコラムを定義するのも難しそうですね。
●人を動かすのが良い文章
ということで、コラムは「何でもあり」ではありますが、「人を動かす」力があれば、力のあるコラムといえます。
「出張で乗っている忙しいビジネスパーソンが、出張先への手土産に笹団子を選びたくなるコラム」「久しぶりに会う友達に笹団子を持っていきたくなるコラム」になったら、文章に力があるわけです。
大事なのは「人を動かす」という目的を意識すること。
力のある文章と、力のない文章の違いは、そこから生じます。
どんな文章を書く場合でも、常に気にしましょう。
「ただ読んでただ楽しむだけの文章もあるのでは?」という質問をたまにいただきますが、「そういう文章ならハードルを下げて楽に書いていい?」という意味なら、むしろ逆です。
「ただ読んで楽しむ」ということは、つまり小説のように「文章そのものが目的」「娯楽としての文章」ということになります。
あなたの文章を読むこと自体が目的で、あなたの文章を読むという行為が好きで、読む、ということです。
ハードルは最も高い。
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そのあたりについては、今回の「夏の講座」で出てきます。
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ラベル:コラムの書き方
2017年08月04日
【文章の書き方】300字程度でコラムを書いてください
●夏の講座の提出課題です
あと2週間で、夏の講座(2017年8月19日)です。
いつものように、受講者用の課題を出します。
今回は300字のコラムです。
テーマは次の3つからお好きなものを1つ選んでください。
・夢中になっていること
・最近あった珍事
・紅茶の楽しみ方
※タイトルは自由です。
※締切は講座5日前の8月14日(月)です。
※早くも書き方について質問が来ているので、下に追記していきます。後でまたチェックしてみてください。
【いただいたご質問】
1. 春の講座の宿題(30本課題)とは別の課題ですか?
回答:別です。
春の講座で出した宿題は、提出課題ではありません。文章への意識を持ち続け、できるだけ文章を書き続けるためのトレーニング課題です。
今回のコラムは、提出課題なので、フォームから提出してください。
2. コラムとは、誰に向けてどういう目的で書くものですか?
回答:対象も目的も自由です。
といっても、「考えなくていい」わけではありません。読み手を意識するのは文章の基本でしたね。必ず対象(読者)を想定します。
今回の課題では、特に指定はしませんから、自由に設定してください。
媒体をイメージするのも有効です。たとえば、新幹線の乗客を対象とする雑誌に掲載する、という具合です。
(詳しくは別の記事として書きますね)
それでは、書けたらいつものフォームから提出してください。
↓
http://mf07.com/ask.html (受講者専用の質問フォーム)
「夏の講座」にまだ申し込んでいないかたは、こちらから
↓
http://mf07.com/lesson.html (季節の講座)
* * *
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・夢中になっていること
・最近あった珍事
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※タイトルは自由です。
※締切は講座5日前の8月14日(月)です。
※早くも書き方について質問が来ているので、下に追記していきます。後でまたチェックしてみてください。
【いただいたご質問】
1. 春の講座の宿題(30本課題)とは別の課題ですか?
回答:別です。
春の講座で出した宿題は、提出課題ではありません。文章への意識を持ち続け、できるだけ文章を書き続けるためのトレーニング課題です。
今回のコラムは、提出課題なので、フォームから提出してください。
2. コラムとは、誰に向けてどういう目的で書くものですか?
回答:対象も目的も自由です。
といっても、「考えなくていい」わけではありません。読み手を意識するのは文章の基本でしたね。必ず対象(読者)を想定します。
今回の課題では、特に指定はしませんから、自由に設定してください。
媒体をイメージするのも有効です。たとえば、新幹線の乗客を対象とする雑誌に掲載する、という具合です。
(詳しくは別の記事として書きますね)
それでは、書けたらいつものフォームから提出してください。
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通る声、届く声の出し方の本
ラベル:文章の書き方
2017年07月27日
【声のサロン】声の基礎体力を高める方法
●「とにかく声を出す」だけでも鍛えられる
発声にも「基礎体力」があります。
みなさんにマスターしていただきたい共鳴発声法は、パワーではなくテクニックで出す発声法です。
だから、声帯に負担がかからず、年齢を重ねても声の老化を防ぐことができる。
とはいえ、「声の基礎体力」があまりに乏しかったら、テクニックでカバーしきれません。
身体的なテクニックと言われて真っ先に思い出しそうな器械体操だって、「立つのがやっと」の体力しかなかったら、基本的な宙返りすらできないでしょう。
「パワーよりテクニック」は合気道など武術にも通じますが、「歩くのがやっと」だったら技にも限界があります。
声も同じです。
いくら共鳴発声法を身につけようにも、至近距離で聞き取れないほど弱々しい声で、しかも数秒で息切れを起こすような状態では、発声トレーニングができない。
発声の基礎体力とは、肺に空気を吸い込んで吐く力や、声帯をちゃんと閉じる筋力、喉頭を適切な位置にキープする筋力(このあたりになると共鳴発声法のテクニックも含みますが)など。
ふだんからよくしゃべる人は、こういった基礎体力が高まっています。接客の仕事などで頻繁に声を出している方は、声の基礎体力は高いと思っていいでしょう。
しかし、声を出さずに黙っている時間が長い方は、声の基礎体力を高めていきましょう。
まずは難しく考える必要はありません。「とにかく声を出す」だけでも基礎体力は高まります。
それに、声を出せば出すほど、「自分の課題」も明らかになりやすい。
・よく聞き返される
・すぐ喉が痛くなる
・しゃべると疲れる
・タイミングよく言葉が出ない
・声を出すのが億劫
こういった“症状”を解消・改善していくためにも、自分の現状を見極めたい。
仕事中にあまり声を出さないなら、仕事が終わってからでも通勤中でも声を出すように心がけましょう。
●ハミングも効果的
「声を出せる環境がない」という悩みも聞きます。
そんな方は、ハミングだけでも効果的です。
ハミングとは「口を閉じたまま鼻から息を抜きながら声帯を振動させる」動作ですね。だからちゃんと声帯のトレーニングになっている。
「えっ、声帯のトレーニング? 声帯に負担をかけないテクニックを身につけたいのに」
そのとおり。それが共鳴発声法ですから。
でも、声帯は発声のおおもとです。管楽器でいえばマウスピースです。
声帯が衰えたり弱ったり老化したりしていたら、テクニックで補うにも限界があります。
つまりはそれこそが「声の基礎体力」なんですよね。
発声トレーニングとして積極的にハミングしてみてください。
ハミングは声帯のマッサージにもなります。広い音域にわたってハミングすると、スポーツ選手がスポーツマッサージをするように、発声器官の機能を回復することができます。
ハミングで出せる最高音から滑らかに(ポルタメントをかけるように)下げてきて、最低音まで来たらまた滑らかに最高音まで上げていく。
何回か繰り返すと、声帯のストレッチになります。ほら、ほぐれて気持ちいいでしょう。
※声のサロンは、良い声で話せるようになる
ボイストレーニング話し方教室です。
日本発声協会が認定する話し方発声法の基本、
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発声にも「基礎体力」があります。
みなさんにマスターしていただきたい共鳴発声法は、パワーではなくテクニックで出す発声法です。
だから、声帯に負担がかからず、年齢を重ねても声の老化を防ぐことができる。
とはいえ、「声の基礎体力」があまりに乏しかったら、テクニックでカバーしきれません。
身体的なテクニックと言われて真っ先に思い出しそうな器械体操だって、「立つのがやっと」の体力しかなかったら、基本的な宙返りすらできないでしょう。
「パワーよりテクニック」は合気道など武術にも通じますが、「歩くのがやっと」だったら技にも限界があります。
声も同じです。
いくら共鳴発声法を身につけようにも、至近距離で聞き取れないほど弱々しい声で、しかも数秒で息切れを起こすような状態では、発声トレーニングができない。
発声の基礎体力とは、肺に空気を吸い込んで吐く力や、声帯をちゃんと閉じる筋力、喉頭を適切な位置にキープする筋力(このあたりになると共鳴発声法のテクニックも含みますが)など。
ふだんからよくしゃべる人は、こういった基礎体力が高まっています。接客の仕事などで頻繁に声を出している方は、声の基礎体力は高いと思っていいでしょう。
しかし、声を出さずに黙っている時間が長い方は、声の基礎体力を高めていきましょう。
まずは難しく考える必要はありません。「とにかく声を出す」だけでも基礎体力は高まります。
それに、声を出せば出すほど、「自分の課題」も明らかになりやすい。
・よく聞き返される
・すぐ喉が痛くなる
・しゃべると疲れる
・タイミングよく言葉が出ない
・声を出すのが億劫
こういった“症状”を解消・改善していくためにも、自分の現状を見極めたい。
仕事中にあまり声を出さないなら、仕事が終わってからでも通勤中でも声を出すように心がけましょう。
●ハミングも効果的
「声を出せる環境がない」という悩みも聞きます。
そんな方は、ハミングだけでも効果的です。
ハミングとは「口を閉じたまま鼻から息を抜きながら声帯を振動させる」動作ですね。だからちゃんと声帯のトレーニングになっている。
「えっ、声帯のトレーニング? 声帯に負担をかけないテクニックを身につけたいのに」
そのとおり。それが共鳴発声法ですから。
でも、声帯は発声のおおもとです。管楽器でいえばマウスピースです。
声帯が衰えたり弱ったり老化したりしていたら、テクニックで補うにも限界があります。
つまりはそれこそが「声の基礎体力」なんですよね。
発声トレーニングとして積極的にハミングしてみてください。
ハミングは声帯のマッサージにもなります。広い音域にわたってハミングすると、スポーツ選手がスポーツマッサージをするように、発声器官の機能を回復することができます。
ハミングで出せる最高音から滑らかに(ポルタメントをかけるように)下げてきて、最低音まで来たらまた滑らかに最高音まで上げていく。
何回か繰り返すと、声帯のストレッチになります。ほら、ほぐれて気持ちいいでしょう。
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2017年07月23日
【声のサロン】自分の声にガッカリできるのも実力アップの証拠
●声の満足度は高まり続けるか
「自分の声を変えたくて」と、声に不満があって発声トレーニングを始める方は多い。
発声トレーニングを始めると、声に対する感覚がすぐに変わります。
声帯や呼気の使い方、横隔膜の感覚、共鳴コントロールなんて、かつてはまったく気にしていなかったからです。
朗読や歌で「しっかりした発声」を練習していると、良い声が出たときに「あ、今の、良い声」とわかるようになります。
逆に「良くない声」にも気づくようになる。不安定に震えたりひっくり返ったりしたときに、今までは気にもしなかったのが、「震えた」「上ずった」「ひっくり返った」と自覚できる。
身につけた発声技術(共鳴発声法)によって、今までなら「良くない声」になってしまった状況で、「良い声」が出せるようになります。
ということは、発声トレーニングをしていれば、自分の声に対する満足度は上がり続けるのでしょうか。
答えは残念ながら「否」です。
理由は2つあります。
●「聞く耳」が育って粗がわかるから
まず、「聞く耳」が育つ、という理由があります。
「声のサロン」に通う前は発声技術がなかっただけでなく、聞く耳もなかった。だから、ちょっとおかしな発声になっても、気づかず聞き逃していた。
・声が完全にひっくり返った
・頭の中が真っ白で声が出なかった
・明らかに声が生っぽくて痛々しく聞こえた
ような場面でないと、声を気にしなかった。
「知らぬが仏」ですね。
しかし、声を聞く能力が育つと、今までは不満に感じなかった声にも、不満を覚えるようになるわけです。
●「声は自分の技術次第」とわかるから
もう一つの理由が、「もっと技術を高めさえすれば……」と思えるから。
つまり、以前なら「声が震えたか、震えなかったか」のように明らかにわかる違いに対応できる技術しかなかったから、それ以上の「声の色」(声の質的な魅力)なんて手に負えなかった。
ところが、技術的に高まってくると、自分の発声技術によって声の色が良くなったり悪くなったりすることがはっきり自覚できる。
「すべては自分の力次第」とわかるわけです。
この感覚を「自己効力感」といいます。
できるときは良いのですが、できないときに「自分のせいで、できない」と自覚できてしまうのもまた、自己効力感です。
この違い、わかりますか?
お出かけの日に大雨になったとしても、雨は自分のせいではないし、努力でどうにもなりはしないから、「雨には自己効力感が持てない」。
だから、雨に関して「私のせいで……」と落ち込むことはない。
しかし、発声は自分の技術や努力でいくらでも変わるから、良い声が出なかったら「自分の力不足で……」などと落ち込むわけです。
●だから、ガッカリは喜んでいいい
「歌の練習をしながら録音して、自分の声を聴いてガッカリした」
「練習後にガッカリして一人反省会をしていた」
と報告をくれた方がいます。
すばらしく真面目な取り組み方ですね。
ぜひその調子で丁寧に続けてください。
1年目に喜び、2年目にガッカリしたような場合、そのガッカリは「レベルアップの証拠」です。
声を聞いて粗がわかる「聞く耳」が育った証拠です。
「自分の力次第で声は変わる」と信じられるレベルになった証拠です。
だから、ガッカリは喜んでいいのです。
ガッカリを喜ぶなんて、ヘンな言い方ですね。
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「自分の声を変えたくて」と、声に不満があって発声トレーニングを始める方は多い。
発声トレーニングを始めると、声に対する感覚がすぐに変わります。
声帯や呼気の使い方、横隔膜の感覚、共鳴コントロールなんて、かつてはまったく気にしていなかったからです。
朗読や歌で「しっかりした発声」を練習していると、良い声が出たときに「あ、今の、良い声」とわかるようになります。
逆に「良くない声」にも気づくようになる。不安定に震えたりひっくり返ったりしたときに、今までは気にもしなかったのが、「震えた」「上ずった」「ひっくり返った」と自覚できる。
身につけた発声技術(共鳴発声法)によって、今までなら「良くない声」になってしまった状況で、「良い声」が出せるようになります。
ということは、発声トレーニングをしていれば、自分の声に対する満足度は上がり続けるのでしょうか。
答えは残念ながら「否」です。
理由は2つあります。
●「聞く耳」が育って粗がわかるから
まず、「聞く耳」が育つ、という理由があります。
「声のサロン」に通う前は発声技術がなかっただけでなく、聞く耳もなかった。だから、ちょっとおかしな発声になっても、気づかず聞き逃していた。
・声が完全にひっくり返った
・頭の中が真っ白で声が出なかった
・明らかに声が生っぽくて痛々しく聞こえた
ような場面でないと、声を気にしなかった。
「知らぬが仏」ですね。
しかし、声を聞く能力が育つと、今までは不満に感じなかった声にも、不満を覚えるようになるわけです。
●「声は自分の技術次第」とわかるから
もう一つの理由が、「もっと技術を高めさえすれば……」と思えるから。
つまり、以前なら「声が震えたか、震えなかったか」のように明らかにわかる違いに対応できる技術しかなかったから、それ以上の「声の色」(声の質的な魅力)なんて手に負えなかった。
ところが、技術的に高まってくると、自分の発声技術によって声の色が良くなったり悪くなったりすることがはっきり自覚できる。
「すべては自分の力次第」とわかるわけです。
この感覚を「自己効力感」といいます。
できるときは良いのですが、できないときに「自分のせいで、できない」と自覚できてしまうのもまた、自己効力感です。
この違い、わかりますか?
お出かけの日に大雨になったとしても、雨は自分のせいではないし、努力でどうにもなりはしないから、「雨には自己効力感が持てない」。
だから、雨に関して「私のせいで……」と落ち込むことはない。
しかし、発声は自分の技術や努力でいくらでも変わるから、良い声が出なかったら「自分の力不足で……」などと落ち込むわけです。
●だから、ガッカリは喜んでいいい
「歌の練習をしながら録音して、自分の声を聴いてガッカリした」
「練習後にガッカリして一人反省会をしていた」
と報告をくれた方がいます。
すばらしく真面目な取り組み方ですね。
ぜひその調子で丁寧に続けてください。
1年目に喜び、2年目にガッカリしたような場合、そのガッカリは「レベルアップの証拠」です。
声を聞いて粗がわかる「聞く耳」が育った証拠です。
「自分の力次第で声は変わる」と信じられるレベルになった証拠です。
だから、ガッカリは喜んでいいのです。
ガッカリを喜ぶなんて、ヘンな言い方ですね。
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2017年07月14日
【声のサロン】役割にふさわしい声の出し方
●ドスの利いた声なら貫禄が出るか
「役割にふさわしい声」があります。
逆にいうと、出す声で立場が決まる、ともいえる。
良い指導者になりたいなら、指導者にふさわしい声を身につける必要があるわけです。
たとえば、組織の中で責任ある立場になり、「貫禄のある話し方」を身につける必要を感じたとします。
「線が細いので、押しが弱くて」「女性だからと軽く扱われやすい」といった理由で、説得力や信頼度の高い話し方を目指したいケースですね。
では、質問です。どうしたら話し方に貫禄が出るかわかりますか?
「低い声なら貫禄がありそう」
「ゆっくり話すと落ち着きがあって貫禄を感じさせそう」
「ドスの利いた怖い声は?」
こんな答えが出てきそうです。
いずれも間違いではないにせよ、単独で正解とも言い切れません。
声の表面的な要素だけを捉えて真似るのではなく、「そのような話し方になる根本的な要因」を知ることが肝心です。
重要な立場になって人をまとめたり、大勢に話しかけたりする場合、ある種の「重み」が必要です。
「動じない」印象ですね。
軽々しく迎合したり動揺したりしない、安定感や信頼感につながる「重み」です。
そこから生じる、自信に支えられた声は、どんな声になるか。
高い声より低めの声を出すほうが効果的ではありますが、低い声でぼそぼそつぶやいたら気弱で頼りない印象を与えます。
早口よりはゆっくり話すほうが良いのは確かですが、言いよどんでゆっくりになっているなら逆効果です。
ドスの利いた怖い声を無理に出したら、「余裕がなくて虚勢を張っている」ように見えるでしょう。
●「動じない安定感」を声で伝える
表面的な要素だけを真似するのではなく、「表現したい内面性」を声で表現しようと考えると、効果的な話し方になります。
「動じない」を表現するとしたら、
・ピッチが激しく上下せず狭い範囲で安定している
・支えの強い充実した声
・比較的ゆっくりの話し方で一定のペースを保つ
・ジェスチャーなど体の動きは少なめ
・激しくうなずいたり表情が大きく変わったりせず、穏やかな表情で安定している
・レスポンスが気持ち遅め
こんな具合になるでしょうか。
ただし、このような話し方を真似る前に、まずは自分自身の現在の話し方を観察して、上記の各項目に合わない現状を探します。
たとえば、
「相手の言葉に反応して激しくうなずいている」
「ピッチの上下動が大きい」
「声の支えが弱くて優しい印象」
こんな点に気づいたら、意識しながら日々の発声トレーニングをして改善していきます。
あるポイントが改善すると、また別のポイントが気になるので、意識しながら改善していく。
この繰り返しで、目的とする発声・話し方に近づけていきます。
あなたはどんな発声・話し方を身につけたいですか?
※声のサロンは、良い声で話せるようになる
ボイストレーニング話し方教室です。
日本発声協会が認定する話し方発声法の基本、
共鳴発声法が学べます。
平日コースと週末コースがあり、フェルマータを会場に
月2回ずつ開催されています。
新規に受講をご希望の方は、事務局(メイフェア)まで
お電話(025-211-7007)ください。
詳しくはこちらから。
↓
http://mf07.com/lecture.html
* * *
新潟市で共鳴発声法の話し方レッスン
ウェブ:http://wsi-net.org/
メール:tenor.saito@gmail.com
子供向けの話し方教室、新潟校、東京校、埼玉校についてはこちら
通る声、届く声の出し方の本
「役割にふさわしい声」があります。
逆にいうと、出す声で立場が決まる、ともいえる。
良い指導者になりたいなら、指導者にふさわしい声を身につける必要があるわけです。
たとえば、組織の中で責任ある立場になり、「貫禄のある話し方」を身につける必要を感じたとします。
「線が細いので、押しが弱くて」「女性だからと軽く扱われやすい」といった理由で、説得力や信頼度の高い話し方を目指したいケースですね。
では、質問です。どうしたら話し方に貫禄が出るかわかりますか?
「低い声なら貫禄がありそう」
「ゆっくり話すと落ち着きがあって貫禄を感じさせそう」
「ドスの利いた怖い声は?」
こんな答えが出てきそうです。
いずれも間違いではないにせよ、単独で正解とも言い切れません。
声の表面的な要素だけを捉えて真似るのではなく、「そのような話し方になる根本的な要因」を知ることが肝心です。
重要な立場になって人をまとめたり、大勢に話しかけたりする場合、ある種の「重み」が必要です。
「動じない」印象ですね。
軽々しく迎合したり動揺したりしない、安定感や信頼感につながる「重み」です。
そこから生じる、自信に支えられた声は、どんな声になるか。
高い声より低めの声を出すほうが効果的ではありますが、低い声でぼそぼそつぶやいたら気弱で頼りない印象を与えます。
早口よりはゆっくり話すほうが良いのは確かですが、言いよどんでゆっくりになっているなら逆効果です。
ドスの利いた怖い声を無理に出したら、「余裕がなくて虚勢を張っている」ように見えるでしょう。
●「動じない安定感」を声で伝える
表面的な要素だけを真似するのではなく、「表現したい内面性」を声で表現しようと考えると、効果的な話し方になります。
「動じない」を表現するとしたら、
・ピッチが激しく上下せず狭い範囲で安定している
・支えの強い充実した声
・比較的ゆっくりの話し方で一定のペースを保つ
・ジェスチャーなど体の動きは少なめ
・激しくうなずいたり表情が大きく変わったりせず、穏やかな表情で安定している
・レスポンスが気持ち遅め
こんな具合になるでしょうか。
ただし、このような話し方を真似る前に、まずは自分自身の現在の話し方を観察して、上記の各項目に合わない現状を探します。
たとえば、
「相手の言葉に反応して激しくうなずいている」
「ピッチの上下動が大きい」
「声の支えが弱くて優しい印象」
こんな点に気づいたら、意識しながら日々の発声トレーニングをして改善していきます。
あるポイントが改善すると、また別のポイントが気になるので、意識しながら改善していく。
この繰り返しで、目的とする発声・話し方に近づけていきます。
あなたはどんな発声・話し方を身につけたいですか?
※声のサロンは、良い声で話せるようになる
ボイストレーニング話し方教室です。
日本発声協会が認定する話し方発声法の基本、
共鳴発声法が学べます。
平日コースと週末コースがあり、フェルマータを会場に
月2回ずつ開催されています。
新規に受講をご希望の方は、事務局(メイフェア)まで
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通る声、届く声の出し方の本
ラベル:貫禄のある声
2017年07月10日
【歌声の会】声の力
●声には力がある
昨日は新潟市で「歌声の会」の定例会でした。
日本歌曲『落葉松』を歌ったときの体験を送ってくださった方がいます。
> 「落葉松」を思いっきり歌っていたときは、
> 感情とは関係なく泣きそうになりました。
> 「小鳥の雨〜」のところで、突き抜ける感じでじわっと涙が出て
> そのあと穏やかになるところでは、ゾクッと鳥肌が立ちました。
いいですねえ。声の力に触れましたね。
それが共鳴の力です。共鳴発声法が身についてきた証拠ですよ。
声には人を感じさせ、動かす力があります。
また別の見方をすると、「音楽の力」に触れることのできる声が出せた、ともいえます。
音楽で「ゾクッと来る」フレーズって、ありますね。
作曲家による魔法です。
しかし、声の色によっては、たとえば喉の詰まった苦しそうな声で歌われても、聴いている人の喉まで詰まって苦しくなりはしても、ゾクッともジワッとも来ない。
魔法が有効になるか無効のままかは、音(声)の質で決まります。
共鳴を捉えた響きで声を鳴らしたとき、声が音楽になり、音楽が聴く者の心に届きます。
「歌に感動」というと、誰かが歌うのを聴いて感動するケースを思い出すかもしれませんが、良い声が出せるようになると、自分で歌いながら「わっ、イイ歌!」とゾクッとするのです。
また歌いましょう。
【歌声の会】
日時:不定期(こちらのカレンダーでご確認ください)
http://mf07.com/
場所:フェルマータ2階(新潟市中央区上近江)
料金:3,240円(中学生以下は半額)
内容:日本の古い歌でハモる
※「歌声の会」は、日本の古い唱歌でハモる会です。
詳しくはこちらのページをどうぞ。
↓
http://mf07.com/song.html
※歌声の会は共に歌うメンバーを随時募集しています。
ご参加くださる方は、事務局のメイフェアまで
お電話(025-211-7007)ください。
昨日は新潟市で「歌声の会」の定例会でした。
日本歌曲『落葉松』を歌ったときの体験を送ってくださった方がいます。
> 「落葉松」を思いっきり歌っていたときは、
> 感情とは関係なく泣きそうになりました。
> 「小鳥の雨〜」のところで、突き抜ける感じでじわっと涙が出て
> そのあと穏やかになるところでは、ゾクッと鳥肌が立ちました。
いいですねえ。声の力に触れましたね。
それが共鳴の力です。共鳴発声法が身についてきた証拠ですよ。
声には人を感じさせ、動かす力があります。
また別の見方をすると、「音楽の力」に触れることのできる声が出せた、ともいえます。
音楽で「ゾクッと来る」フレーズって、ありますね。
作曲家による魔法です。
しかし、声の色によっては、たとえば喉の詰まった苦しそうな声で歌われても、聴いている人の喉まで詰まって苦しくなりはしても、ゾクッともジワッとも来ない。
魔法が有効になるか無効のままかは、音(声)の質で決まります。
共鳴を捉えた響きで声を鳴らしたとき、声が音楽になり、音楽が聴く者の心に届きます。
「歌に感動」というと、誰かが歌うのを聴いて感動するケースを思い出すかもしれませんが、良い声が出せるようになると、自分で歌いながら「わっ、イイ歌!」とゾクッとするのです。
また歌いましょう。
【歌声の会】
日時:不定期(こちらのカレンダーでご確認ください)
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場所:フェルマータ2階(新潟市中央区上近江)
料金:3,240円(中学生以下は半額)
内容:日本の古い歌でハモる
※「歌声の会」は、日本の古い唱歌でハモる会です。
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ご参加くださる方は、事務局のメイフェアまで
お電話(025-211-7007)ください。
ラベル:声の力
2017年07月07日
【ことば学講座】余裕があるから、楽しくなる
余裕のある人になれるレッスン、ことば学講座
↓
http://wsi-net.org/kotoba.html (ことば学講座)
●余裕のある人は得をする
「余裕」はハンドルの“遊び”です。
ハンドルの遊びって、わかりますか? 車のハンドル(ステアリングホイール)をくるくる回すとタイヤの向きが変わりますが、小刻みにちょっと動かすだけではタイヤは動きません。
その幅が“遊び”です。
遊びがないと、運転が難しくなります。遊びを少なくしているレーシングカーは、ほんのわずかでもハンドル操作を誤れば、コースを外れて事故になります。
私たちがふだん運転しているような車は、必ずハンドルに遊びがあるからこそ、安定してまっすぐ走ることができる。
さしずめ「何かあっても動じない余裕」ですね。
カツカツでは、ちょっとした出来事ですぐに動揺する。
余裕があれば、いつも安定していられる。
余裕を手に入れるレッスンをしましょう。
今度の「ことば学講座」です。
●余裕が幸福度、満足度を決める
何かがあっても、すぐに動じたりせず、泰然と構えているのが、余裕。
その分「レスポンスが鈍い」ともいえるわけですが、だからこそネガティブな気分になりにくい。
ネガティブな気分は、つらいですね。
・イライラする
・自信がない
・寂しい
・なんとなく不安
・妬ましい
こんな気分は、周囲にも良い影響を与えないばかりか、なにより自分が一番つらい。
だから、「余裕」があるほうがいい。余裕があると得、余裕がないと損です。
「余裕」は大事な原理原則の中でも、「私たちの幸福度」に大きく影響する要素です。
今このテーマを「ことば学講座」で取り上げるのは、そういう理由です。
余裕があれば、毎日を快適に、楽に、気分よく過ごせます。だから周囲にも良い影響ばかり。
そんな人になれたら、いいですね。
●バラもユリも好き
英語に「latitude」という言葉があります。
北緯、南緯などの「緯度」を意味する言葉で、私は以前にこの商品名のパソコンを使っていたこともあります。
latitudeはもともと「幅」を意味するラテン語から来ていて、だから「余裕」の意味もあります。
余裕とはつまり、「幅」なんですね。自由度、許容範囲、ゆとりの「幅」。
「これじゃないとダメ」「これは許せない」が多いと、余裕がなくなります。
好みはあってもいいんですよ。「ネギが特に好き」なら、それもいい。
しかし、「下仁田ネギじゃないと許せない」になると、余裕がなくなってきます。
入り口の段階で、もっと広い範疇の段階で「選択」するのはいい。
「タバコは吸わない」「ギャンブルはやらない」みたいに選ぶのは、ストライクゾーンが狭くて余裕がないのとは違います。
大人としての美しい選択ですね。
世の中にはたくさんのことがあるのだから、何でもかんでもやる必要はない。
自ら積極的に、より良い時間の使い方を選んでいくのは、とっても大事なことです。
「これはしなくていい」と決めるのは、大人の潔さだなと思います。
でも、
「花は好きだけどバラに限る。ユリもランも嫌い」
「花束はうれしいけど、バラの花束じゃないなら要らない」
では、なんだかもったいない。
ありとあらゆる花を好む必要もないけれど、ある程度の幅があるほうが、余裕が感じられます。
私はバラもユリも好きです。
紅茶はダージリンもアッサムもキームンも好きです。
●共鳴発声法が「余裕」を生み出す理由
あなたが今マスターしようとしている共鳴発声法も、「余裕」と関係があります。
共鳴発声法は、パワーではなく共鳴のテクニックで声量アップし、届きやすい声質にして話す技術です。
パワーで押しきる方法ではないから、技術力の高さ次第で「がんばらずに、楽に、届く」声が出せる。
だから、騒がしい場所でも余裕でしゃべれるし、職場の朝礼当番も無理にがんばらなくていい。
まさに「余裕」ですね。
まして静かな喫茶店なら、ごくわずかなエネルギーで会話ができる。
会話が楽しめるのは、余裕があるからです。必死に声を張り上げないと会話にならないとしたら、そんな会話は楽しくない。
水泳もスキーも、楽しいと感じるのは、夢中の中にも余裕ができてから。
余裕があると、毎日が充実して楽しくなりますよ。
余裕のある人になれるレッスン、ことば学講座
↓
http://wsi-net.org/kotoba.html (ことば学講座)
* * *
新潟市で共鳴発声法の話し方レッスン
ウェブ:http://wsi-net.org/
メール:tenor.saito@gmail.com
子供向けの話し方教室、大宮校についてはこちら
通る声、届く声の出し方の本
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●余裕のある人は得をする
「余裕」はハンドルの“遊び”です。
ハンドルの遊びって、わかりますか? 車のハンドル(ステアリングホイール)をくるくる回すとタイヤの向きが変わりますが、小刻みにちょっと動かすだけではタイヤは動きません。
その幅が“遊び”です。
遊びがないと、運転が難しくなります。遊びを少なくしているレーシングカーは、ほんのわずかでもハンドル操作を誤れば、コースを外れて事故になります。
私たちがふだん運転しているような車は、必ずハンドルに遊びがあるからこそ、安定してまっすぐ走ることができる。
さしずめ「何かあっても動じない余裕」ですね。
カツカツでは、ちょっとした出来事ですぐに動揺する。
余裕があれば、いつも安定していられる。
余裕を手に入れるレッスンをしましょう。
今度の「ことば学講座」です。
●余裕が幸福度、満足度を決める
何かがあっても、すぐに動じたりせず、泰然と構えているのが、余裕。
その分「レスポンスが鈍い」ともいえるわけですが、だからこそネガティブな気分になりにくい。
ネガティブな気分は、つらいですね。
・イライラする
・自信がない
・寂しい
・なんとなく不安
・妬ましい
こんな気分は、周囲にも良い影響を与えないばかりか、なにより自分が一番つらい。
だから、「余裕」があるほうがいい。余裕があると得、余裕がないと損です。
「余裕」は大事な原理原則の中でも、「私たちの幸福度」に大きく影響する要素です。
今このテーマを「ことば学講座」で取り上げるのは、そういう理由です。
余裕があれば、毎日を快適に、楽に、気分よく過ごせます。だから周囲にも良い影響ばかり。
そんな人になれたら、いいですね。
●バラもユリも好き
英語に「latitude」という言葉があります。
北緯、南緯などの「緯度」を意味する言葉で、私は以前にこの商品名のパソコンを使っていたこともあります。
latitudeはもともと「幅」を意味するラテン語から来ていて、だから「余裕」の意味もあります。
余裕とはつまり、「幅」なんですね。自由度、許容範囲、ゆとりの「幅」。
「これじゃないとダメ」「これは許せない」が多いと、余裕がなくなります。
好みはあってもいいんですよ。「ネギが特に好き」なら、それもいい。
しかし、「下仁田ネギじゃないと許せない」になると、余裕がなくなってきます。
入り口の段階で、もっと広い範疇の段階で「選択」するのはいい。
「タバコは吸わない」「ギャンブルはやらない」みたいに選ぶのは、ストライクゾーンが狭くて余裕がないのとは違います。
大人としての美しい選択ですね。
世の中にはたくさんのことがあるのだから、何でもかんでもやる必要はない。
自ら積極的に、より良い時間の使い方を選んでいくのは、とっても大事なことです。
「これはしなくていい」と決めるのは、大人の潔さだなと思います。
でも、
「花は好きだけどバラに限る。ユリもランも嫌い」
「花束はうれしいけど、バラの花束じゃないなら要らない」
では、なんだかもったいない。
ありとあらゆる花を好む必要もないけれど、ある程度の幅があるほうが、余裕が感じられます。
私はバラもユリも好きです。
紅茶はダージリンもアッサムもキームンも好きです。
●共鳴発声法が「余裕」を生み出す理由
あなたが今マスターしようとしている共鳴発声法も、「余裕」と関係があります。
共鳴発声法は、パワーではなく共鳴のテクニックで声量アップし、届きやすい声質にして話す技術です。
パワーで押しきる方法ではないから、技術力の高さ次第で「がんばらずに、楽に、届く」声が出せる。
だから、騒がしい場所でも余裕でしゃべれるし、職場の朝礼当番も無理にがんばらなくていい。
まさに「余裕」ですね。
まして静かな喫茶店なら、ごくわずかなエネルギーで会話ができる。
会話が楽しめるのは、余裕があるからです。必死に声を張り上げないと会話にならないとしたら、そんな会話は楽しくない。
水泳もスキーも、楽しいと感じるのは、夢中の中にも余裕ができてから。
余裕があると、毎日が充実して楽しくなりますよ。
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2017年07月04日
がんばりすぎないほうがうまくいく理由
●楽に吸うほうが吸える
前回の「息の吸い方」トレーニング、してみましたか?
腹部の筋肉がやわらかくゆるんでいないと吸いづらいことが体感できたでしょうか。
がんばっても、思ったほど吸えない。
というより、がんばりと成果の関係はどこかで逆転します。
何も吸う気がないよりは、「吸うぞ!」と気合を入れて横隔膜をぐいっと引き下げるほうが吸えるのは当たり前。
ところが、「吸うぞ、吸うぞ、吸うぞ」と気合をガンガン強めたらどんどん吸えるかというと、そうではありません。
お腹まわりの筋肉に力みを生じて、吸う動きを妨げてしまいます。
楽に吸うと、気持ちいいですよね。
リラックスして紅茶でも飲みながら、スーッと楽に吸うと、とっても気持ちいい。
「わずかな一瞬でたくさん吸わなければならない」と切羽詰まった状況でガバッと吸っても、入る息の量はあまり多くならないし、ちっとも気持ちよくない。
リラックスしたままいかに吸うか、がポイントです。
●武術でも脱力が肝心
合気道を習い始めた小学生の頃、「脱力が大事」と教わりました。
「脱力しないとパワーが出ない」という説明では、小学生にはうまく理解できていない様子が伝わったのか、拮抗筋の解説をしてくれました。
力めば力むほどすごいパワーが出そうな気がするけれど、むしろ逆。物を持ち上げようとしてがんばって力むと、持ち上げるための筋肉だけでなく、正反対の働きをする拮抗筋を、つまり下げるための筋肉まで収縮させてしまう。
これではアクセルとブレーキを同時に踏んでいるようなもので、がんばりのわりにパワーが出ない。
「がんばろう」「もっと力を入れよう」とするのではなく、持ち上げるための筋肉だけを正確に収縮させるのが、最も大きなパワーが発揮できる状態。
そのためには、正反対に働く拮抗筋を完全にリラックスさせる必要がある。
リラックスさせれば、楽になる。
だから、最大のパワーを発揮している状態は、楽。
この「がんばりすぎないほうがうまくいく」メカニズムが理屈ではなく感覚でわかると、楽に大きな力を発揮できるようになります。
●数字で考えてみると
数字でも説明してみましょうか。
持ち上げる筋肉を50のエネルギーで引っ張りながら、下げるための筋肉も同じ50のエネルギーで引っ張るなら、合計100のエネルギーを使っているのに、逆方向に等しい力が働いているから、物体が動こうとする力はゼロ。
100のエネルギーなんか使ったらクタクタになるのに、物体はびくりとも動かない。
持ち上げる筋肉だけを10のエネルギーで引っ張れば、費やしているエネルギーはわずか10分の1なのに、物体が動く。
力めば力むほど、無駄なエネルギーを使ってしまう。
必要最小限のエネルギーで力を発揮するには、がんばりすぎないことが大事です。
「拮抗筋を使わない」は脱力トレーニングをしないと難しいのですが、「がんばりすぎないでリラックス」なら、すぐにでも役に立つアドバイスとなるでしょう。
●7〜8割で十分
発声もコミュニケーションも同じです。
最初から最後まで全力疾走のような発声は、歌もしゃべりも、よくない。
7〜8割のがんばりがちょうどいい。
時速200kmのスピードが出る車も、限界の200kmで走っている状態はつらい。おそらく7〜8割の140〜160kmあたりに最大の能力を発揮するゾーンがあるはず。
スピーチの準備を当日までしっかりやったなら、本番でピリピリ緊張してもしょうがない。「もうやることはやった」と開き直って、7〜8割でしゃべる。
そのほうが、気持ちにも余裕ができて聞き手の様子も見えるようになり、「入れどころ」に集中できて、10割のフルパワーよりかえって良いスピーチになります。
一から十までがんばりすぎてしまうと、「集中のメリハリ」が利かなくなってしまうんですよね。エネルギーを注ぎたい大事なところで、くたくたに疲れていたり体を傷めたりしたら、かえってもったいない。
歌を歌うと、「集中の入れどころ」が大事だと実感できるでしょう。常にフルパワーでは、キメどころで決まらなくなったり、声帯を傷めてしまったりする。
「つい全力疾走してしまう」という真面目なタイプは、意識して7〜8割で走るようにしてみてください。
声のサロンは、良い声で話せるようになる
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前回の「息の吸い方」トレーニング、してみましたか?
腹部の筋肉がやわらかくゆるんでいないと吸いづらいことが体感できたでしょうか。
がんばっても、思ったほど吸えない。
というより、がんばりと成果の関係はどこかで逆転します。
何も吸う気がないよりは、「吸うぞ!」と気合を入れて横隔膜をぐいっと引き下げるほうが吸えるのは当たり前。
ところが、「吸うぞ、吸うぞ、吸うぞ」と気合をガンガン強めたらどんどん吸えるかというと、そうではありません。
お腹まわりの筋肉に力みを生じて、吸う動きを妨げてしまいます。
楽に吸うと、気持ちいいですよね。
リラックスして紅茶でも飲みながら、スーッと楽に吸うと、とっても気持ちいい。
「わずかな一瞬でたくさん吸わなければならない」と切羽詰まった状況でガバッと吸っても、入る息の量はあまり多くならないし、ちっとも気持ちよくない。
リラックスしたままいかに吸うか、がポイントです。
●武術でも脱力が肝心
合気道を習い始めた小学生の頃、「脱力が大事」と教わりました。
「脱力しないとパワーが出ない」という説明では、小学生にはうまく理解できていない様子が伝わったのか、拮抗筋の解説をしてくれました。
力めば力むほどすごいパワーが出そうな気がするけれど、むしろ逆。物を持ち上げようとしてがんばって力むと、持ち上げるための筋肉だけでなく、正反対の働きをする拮抗筋を、つまり下げるための筋肉まで収縮させてしまう。
これではアクセルとブレーキを同時に踏んでいるようなもので、がんばりのわりにパワーが出ない。
「がんばろう」「もっと力を入れよう」とするのではなく、持ち上げるための筋肉だけを正確に収縮させるのが、最も大きなパワーが発揮できる状態。
そのためには、正反対に働く拮抗筋を完全にリラックスさせる必要がある。
リラックスさせれば、楽になる。
だから、最大のパワーを発揮している状態は、楽。
この「がんばりすぎないほうがうまくいく」メカニズムが理屈ではなく感覚でわかると、楽に大きな力を発揮できるようになります。
●数字で考えてみると
数字でも説明してみましょうか。
持ち上げる筋肉を50のエネルギーで引っ張りながら、下げるための筋肉も同じ50のエネルギーで引っ張るなら、合計100のエネルギーを使っているのに、逆方向に等しい力が働いているから、物体が動こうとする力はゼロ。
100のエネルギーなんか使ったらクタクタになるのに、物体はびくりとも動かない。
持ち上げる筋肉だけを10のエネルギーで引っ張れば、費やしているエネルギーはわずか10分の1なのに、物体が動く。
力めば力むほど、無駄なエネルギーを使ってしまう。
必要最小限のエネルギーで力を発揮するには、がんばりすぎないことが大事です。
「拮抗筋を使わない」は脱力トレーニングをしないと難しいのですが、「がんばりすぎないでリラックス」なら、すぐにでも役に立つアドバイスとなるでしょう。
●7〜8割で十分
発声もコミュニケーションも同じです。
最初から最後まで全力疾走のような発声は、歌もしゃべりも、よくない。
7〜8割のがんばりがちょうどいい。
時速200kmのスピードが出る車も、限界の200kmで走っている状態はつらい。おそらく7〜8割の140〜160kmあたりに最大の能力を発揮するゾーンがあるはず。
スピーチの準備を当日までしっかりやったなら、本番でピリピリ緊張してもしょうがない。「もうやることはやった」と開き直って、7〜8割でしゃべる。
そのほうが、気持ちにも余裕ができて聞き手の様子も見えるようになり、「入れどころ」に集中できて、10割のフルパワーよりかえって良いスピーチになります。
一から十までがんばりすぎてしまうと、「集中のメリハリ」が利かなくなってしまうんですよね。エネルギーを注ぎたい大事なところで、くたくたに疲れていたり体を傷めたりしたら、かえってもったいない。
歌を歌うと、「集中の入れどころ」が大事だと実感できるでしょう。常にフルパワーでは、キメどころで決まらなくなったり、声帯を傷めてしまったりする。
「つい全力疾走してしまう」という真面目なタイプは、意識して7〜8割で走るようにしてみてください。
声のサロンは、良い声で話せるようになる
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日本発声協会が認定する話し方発声法の基本、
共鳴発声法が学べます。
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