2017年08月05日

【文章の書き方】コラムの書き方

●コラムってどんな文章?

「夏の講座」の提出課題に「コラム」という言葉を使ったせいか、かえって混乱させてしまったようですね。

コラムとは、囲み記事です。あるテーマについて、個人が論を展開したり考えや感想を述べたりするもので、内容は多岐にわたります(つまり何でもあり)。

たとえば、「紅茶」がテーマだとしたら、おいしい紅茶のいれ方を語ってもよし、ダージリン紅茶の収穫が心配な話をしてもよし、初めてラプサンスーチョンを飲んだときの驚きに終始してもよし。

読者においしい紅茶がいれられるようになってもらったり、ダージリンの代わりにアッサムを飲むよう決断を促したり、ラプサンスーチョンはやめておいたほうがいいと警告したりするなど、執筆の目的もさまざま。

「特産品の○○を食べたくなる感じでお願いします」とコラムの目的を明確にした依頼をされることもあれば、「特産品の○○が出てくる話なら何でも結構です」と自由すぎて困るような依頼もあります。

つまりは、選んだテーマについて300字で何かを語ればいいのです。



●コラム(column)は円柱

コラムとはもともと円柱(column)のことで、新聞や雑誌の欄を意味します。

ウェブサイトのレイアウトでも、縦の枠がいくつ並んでいるかで「2カラム、3カラム」のような言い方をします。

ちなみにこの会員専用サイトは、PC用、スマホ用、ケータイ用と自動的に表示が変わるので、ご覧になっている端末によって表示が違いますが、PCで表示すると2カラムになりますね。

左にメニューや書籍の案内のカラムがあり、真ん中に記事のメインカラムがあります。

このような「欄」「枠」の中に書く文章が、「コラム」です。今回の課題であなたに書いていただきたい「コラム」とは、つまりは「記事」あるいは「文章」程度の広い意味で解釈してください。

新潟日報でいうと、社説や日報抄などが典型的なコラムです。

この2つはいずれも内部の方が執筆を担当していますが、外部に執筆を依頼するコラムもあります。

執筆者の属性や、媒体に対する立場によってコラムを定義するのも難しそうですね。



●人を動かすのが良い文章

ということで、コラムは「何でもあり」ではありますが、「人を動かす」力があれば、力のあるコラムといえます。

「出張で乗っている忙しいビジネスパーソンが、出張先への手土産に笹団子を選びたくなるコラム」「久しぶりに会う友達に笹団子を持っていきたくなるコラム」になったら、文章に力があるわけです。

大事なのは「人を動かす」という目的を意識すること。

力のある文章と、力のない文章の違いは、そこから生じます。

どんな文章を書く場合でも、常に気にしましょう。

「ただ読んでただ楽しむだけの文章もあるのでは?」という質問をたまにいただきますが、「そういう文章ならハードルを下げて楽に書いていい?」という意味なら、むしろ逆です。

「ただ読んで楽しむ」ということは、つまり小説のように「文章そのものが目的」「娯楽としての文章」ということになります。

あなたの文章を読むこと自体が目的で、あなたの文章を読むという行為が好きで、読む、ということです。

ハードルは最も高い。

文章そのものを商品にできる、ということですから。

そのあたりについては、今回の「夏の講座」で出てきます。

* * *

新潟市で共鳴発声法の話し方レッスン
ウェブ:http://wsi-net.org/
メール:tenor.saito@gmail.com
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2017年08月04日

【文章の書き方】300字程度でコラムを書いてください

●夏の講座の提出課題です

あと2週間で、夏の講座(2017年8月19日)です。

いつものように、受講者用の課題を出します。

今回は300字のコラムです。

テーマは次の3つからお好きなものを1つ選んでください。

・夢中になっていること
・最近あった珍事
・紅茶の楽しみ方

※タイトルは自由です。
※締切は講座5日前の8月14日(月)です。
※早くも書き方について質問が来ているので、下に追記していきます。後でまたチェックしてみてください。


【いただいたご質問】

1. 春の講座の宿題(30本課題)とは別の課題ですか?

回答:別です。

春の講座で出した宿題は、提出課題ではありません。文章への意識を持ち続け、できるだけ文章を書き続けるためのトレーニング課題です。

今回のコラムは、提出課題なので、フォームから提出してください。



2. コラムとは、誰に向けてどういう目的で書くものですか?

回答:対象も目的も自由です。

といっても、「考えなくていい」わけではありません。読み手を意識するのは文章の基本でしたね。必ず対象(読者)を想定します。

今回の課題では、特に指定はしませんから、自由に設定してください。

媒体をイメージするのも有効です。たとえば、新幹線の乗客を対象とする雑誌に掲載する、という具合です。

(詳しくは別の記事として書きますね)


それでは、書けたらいつものフォームから提出してください。
   ↓
http://mf07.com/ask.html (受講者専用の質問フォーム)


「夏の講座」にまだ申し込んでいないかたは、こちらから
   ↓
http://mf07.com/lesson.html (季節の講座)


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ラベル:文章の書き方
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2017年06月09日

【文章の書き方】他人の反応が気になって仕方ないかたへ

次回の「文章の書き方レッスン」(夏の講座)は2017年8月19日です。

※お申込みは http://mf07.com/lesson.html からどうぞ



●他人の反応がすごく気になる方へ

「季節の講座」で文章の書き方トレーニングをしていますね。

文章を書くときには、「ネガティブな解釈をする人がいる」のは仕方ないと、ある意味割り切って書きましょう。

受講者のお一人からこんなメールが届きました。


> 「ネガティブな受け取り方を気にしない」という言葉に、
> とても元気づけられました。
> 伝わらない心配をするのと、伝わりやすい努力をするのは、
> 似ているようでいて全然違うのですね。
> やっと理解できた気がします。


そう、誤解を恐れて萎縮したらもったいない。自信をもって書いたほうが、伝わりやすい文章になりますよ。

ブログなどで情報発信を始めたのに、ネガティブなコメントを書き込まれるとショックを受け、やがてブログをやめてしまう人もいます。

芸能人や有名人がSNSの利用をやめるのは、そういうケースが多いようですね。「忙しいから」「飽きたから」ではなく、「ファンでもないような人のネガティブな反応が鬱陶しい」という理由。

良くも悪くもネット社会なのでしょう。以前だったら耳に届かなかった“アンチ”の人たちの声が、簡単に届くようになってしまった。

もちろん「伝わりやすい書き方」を心がけるのは大事です。それこそが文章トレーニングと言ってもいい。

文章は「伝わりやすさ」こそ命ですから。

しかし、あなたがどんなに努力し、工夫して書いたとしても、ネガティブな受け取り方をする人はいるものです。

世の中にはいろんな人がいるので、「なぜそんなふうに受け取るのだろう」「そう感じる人がいるのはわかるが、なぜわざわざ口に出すのだろう」とビックリしてしまうような反応もあります。

ネガティブな反応を恐れて、

「異論のある方もいるとは思いますが」
「人それぞれの考え方なので」
「あくまでも私の個人的な見解です」

と“保険”をかけて“逃げ”を打つタイプの文章は、一見バランスが取れて成熟した、理解と余裕のある大人の雰囲気を漂わせながら、実は「Aも良い。Bだって良い。Cが好きな人もいるだろうし、もちろんDが捨てがたいという意見もわかる」のように、「結局何も伝えていない文章」になりがちです。

勇気をもって言い切りましょう。

誰に文章を読んでほしいですか?

あなたの「大切なお客様」以外の反応は、気にしないのが一番ですよ。

あなたのブログを読んで、誰が何を感じるのも自由です。同様に、あなたが誰と「大切なお客様」としてお付き合いするのも自由です。

ポジティブな気持ちで前向きに解釈しようとしてくれる姿勢の持ち主とお付き合いするのがいいですよ。

あなたがお付き合いしたいタイプに向けて書きましょう。

「ネガティブな受け取り方」など最初から想定しないで書くほうが、感じのいい、読みやすい、伝わりやすい文章になりますよ。

* * *

次回の「文章の書き方レッスン」(夏の講座・新潟市)は2017年8月19日です。

※お申込みは http://mf07.com/lesson.html からどうぞ


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2017年05月21日

【春の講座】文章の書き方講座の事前課題

●1週間前なので事前課題です

「春の講座」(2017年5月27日)で文章の書き方を学ぶ方にご連絡です。

当日が近づいてきたので、例によって事前課題を出します。


【課題】
文章を何本も書いてみて、「文章の書き方」について気がついたこと、気になったこと、知りたいことを教えてください。

たとえば、
・難しく感じたところ
・どうしたらいいのかと困ってしまったところ
・上手にできているか確信が持てずにいるところ
・今の自分に足りないところ
・その他どんな質問でも


書き方は特に指定しないので、伝えやすい書き方で教えてください。

いつものフォームからどうぞ
   ↓
http://mf07.com/ask.html (受講者専用フォーム)


書く前は「文章」に対する感覚が漠然としていたかもしれませんが、実際にたくさん書いてみると、問題意識が具体的になったでしょう?

「文章ってなんか昔から苦手意識があって……」と漠然としていたのが、「私が思いつく比喩は分かりづらいみたいなんです」と具体的になってくる。

具体的になればなるほど、「一見バカバカしい質問」「素朴な疑問」になりがちですが、それは「できる人」(ここでは書ける人)のらせん階段を昇っている証拠です。

臆せず遠慮せず、何でも書いてくださいね。


【春の講座】
日時:2017年5月27日(土)15:00〜20:00頃
場所:メイフェア(新潟市中央区寄居町)
料金:10,000円(お食事つき)
講師:齋藤匡章(言語戦略研究所)
内容:文章の書き方 〜 言語戦略
  言葉が変われば関係が変わります。
  相手との関係は、あなたが使う言葉次第、
  そして書き方、話し方次第です。
  気持ちいい人間関係を築く「言語戦略」で、
  人生を豊かにしましょう。

※お申込みは http://mf07.com/lesson.html からどうぞ

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2017年05月01日

【文章の書き方】クオリティを意識しすぎなくていい

「文章の書き方」トレーニングに取り組んでいる方に、アドバイスをします。

今、「30本課題」が出ていますね。「春の講座(5月27日)までに文章を30本書く」という課題です。

締切まであと1ヶ月、というタイミングで「今、何本書けましたか?」とみなさんに尋ねたところ、4本から62本までバラツキがありました。

バラッバラですね〜。

「だいたい半分くらいまで来ていて、残り1ヶ月であと半分」くらいの方が最も多いようです。

GWもあることだし、字数はたったの300字だし、今から「ゼロベースでスタート」でもやり遂げられる課題ですから、そんなに気負わなくても大丈夫ですよ。


「文章が書ける人」になるために、今回の課題の注意点を3つ挙げておきます。

この3つを外してしまうと大変な課題ですが、3つを守れば急に楽になるはずです。


1. クオリティを意識しすぎない
2. 30本はとにかく書く
3. 職場の日報を書くように「仕事として書く」感覚で取り組む


それぞれについて、簡単に説明していきますね。



1. クオリティを意識しすぎない

「良い文章にしよう」「こんな下手な文章では笑われるかも」なんて思ったら、書けなくなります。

というより、「良い文章かどうか」を判断できる力も、これから文章を書きながら身についてくるのです。

今の段階で自分の文章を「良い、悪い」と判断してしまったら、たいてい「悪い」ほうに傾きます。

何かを身につけようと思ったとき、「自分感覚」が最大の敵なんです。

鳥山明の絵に憧れてイラストを描き始めたばかりの人が、「あんな絵が描きたいのに、自分はぜんぜんダメだ。才能がないんだ」と落ち込んでいたら、もったいないですよね。

「描き始めて数ヶ月にしてはイイ線いっている」かもしれないのに。

何事も、数稽古といって、数をこなすことでのみ分かることがあります。

そのための課題が、今回の30本課題です。

クオリティなんて後から上がってきますから、今は「課題の条件さえ満たせば何でもいい」くらいのつもりで書いてください。

そうそう、字数だって気にしすぎなくていいのですよ。

完璧主義の人が陥りがちな「数字合わせ」にならないようにしましょう。時間がかかって停滞する原因です。

もし私が「すべての記事を○字に揃えたくて、今回は読点を増やしてぴったり○字にしました!」なんてこだわっていたら、ナンセンスでしょう?



2. 30本はとにかく書く

だから、30本はとにかく書く。

先ほどは「クオリティはどうでもいいから」なんてゆるいことを言っておきながら、急に厳しい話になりましたね。

でも、何かを身につけたいとき、自分を追い込む感覚は必要です。

締切間近の作家をホテルの一室に“缶詰め”にしてしまう感覚。

自分をボクシングのリングや相撲の土俵に上げてしまう感覚。

資格試験の通信講座にエイッと申し込んでしまう感覚。

つまり、「もう後がない」「引くに引けない」状況に自分を置くと、身につきます。

30本課題が出たときに、「30本か。ということは、今日から数えるとあと何日だから──」と、30本を書くことを前提で考える人と、「30本か。無理かも。でもまあ、やれるところまでやってみるか」と、やり遂げることが前提にならない人がいます。

もちろん、前者だけが良いものを身につけます。

「30本を書けるかどうか」ではなく、「とにかく30本を書くために、どうしたらいいか」を考えましょう。



3. 職場の日報を書くように「仕事として書く」感覚で取り組む

そのためのヒントが、「仕事として書く」意識です。

文章力はあなたの仕事に役立つのだから、仕事として取り組みましょう。

たとえば職場で日報を書くのがあなたの役目だとします。

だとしたら、とにかく書きますよね。

上司が受け取ってくれるだけの「内容」を盛り込んで、「意味が通じる文章」にしようとするでしょう。

文章の品質だとか品格なんて考えない。

「書けるかどうか」も考えない。

「書けませんでした」と投げ出す可能性も、考えない。

書き方が分からなかったら、上司に相談するだけでしょう。

みなさん一人一人仕事が違いますが、自分の「仕事として、することになっている」ことに置き換えてみてください。

PowerPointでプレゼンテーション資料を作る仕事を与えられたら、なんとかして作りますよね。「パワポが苦手なんで、できませんでした」というわけにはいかない。

取引先への発注メールも、「送れたら送る」ではなく、とにかく送るでしょう。

「朝8時に出勤」と言われたら、「来られたら来る」「8時に来られるように努力する」ではなく、とにかく来ますよね。

それが仕事として、プロとして何かをする意識です。

文章に対して、仕事として取り組む意識を高めましょう。

「苦手なんで」「書けたら書く」「書けるように努力する」ではなく、とにかく書く。

「とにかく書く」にはどうするかを考えるなら、有効な思考です。


さあ、書きましょう。


【春の講座】
日時:2017年5月27日(土)15:00〜20:00頃
場所:メイフェア(新潟市中央区寄居町)
料金:10,000円(お食事つき)
講師:齋藤匡章(言語戦略研究所)
内容:文章の書き方 〜 言語戦略
  言葉が変われば関係が変わります。
  相手との関係は、あなたが使う言葉次第、
  そして書き方、話し方次第です。
  気持ちいい人間関係を築く「言語戦略」で、
  人生を豊かにしましょう。

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2017年03月17日

成果を上げるトレーニングのコツ

●「そのことばかり考えている」が秘訣

何かの知識や技術を身につけたい、技量を高めたいなら、「ちょっと試しにやってみた」程度ではうまくいきません。

「そのことばかり考えている」状態に自分を追い込むと、うまくいきます。

たとえば、発声トレーニング。

暇さえあれば声を出し、暇がなければ暇を作って声を出し、声が出しにくい状況なら無言で、小声でレッスンの復習をしたりと、声のことばかり、トレーニングのことばかり考えている人は、必ず高い技術を身につけます。

「これで行く」「絶対に身につける」と覚悟を決めているからこそ、ですね。

指導する立場としても、「そのことばかり考えている」人の指導は、最高の醍醐味です。

スポーツも習い事も、夢中になっている人ほど上手になりますよね。

発声も文章も同じです。

没頭して、夢中になっていますか?



●メリハリのあるのが良い歌

なぜ「そのことばかり考えている」人は、成果を上げるのか。

自然にメリハリができるからです。

ある事に一点集中すると、ほかが自然に抜けてメリハリができます。

意識にメリハリ(強弱の差)があると、パフォーマンスが高まります。

歌だって、最初から最後までフルパワーで歌おうとしたらバテてしまうし、聞いているほうだって疲れてしまいますね。

メリハリのあるのが良い歌です。

私たちの生活も、「すべてに全力投球」は無理。力の入れどころと、抜きどころが肝心です。

「体力と気力があればすべてに全力投球できるのに」ではありませんよ。

体力的に可能だとしても、「すべてに全力投球」「なんでも完璧にこなす」はNGです。

歌の喩えで分かるでしょう。体力が有り余っている歌手だからといって、最初から最後まで全力で声を張り上げたら、ちっともいい歌になりません。

抜くところは徹底的に抜かないと、入れるところに入れられません。

「家事はうまく手抜きしています」
「なんでも一人で背負い込まないようにして、練習の時間を確保しています」
「発声トレーニングに全力を出せるように、残業のない部署に異動願いを出しました」

等など、「抜きどころ」について話していた方もいました。

まさにメリハリですね。

生活の中で、意識して良いメリハリを作りながら、「そのことばかり考えている」状態を強化していくのが、効果的なトレーニングのコツです。

それも、「日に日に強化」です。

トレーニング成果を上げるには、生活の中に抜きどころを意識的に作って、声について、文章について、言葉について、「そのことばかり考えている」状態になりましょう。

まずは「なりきり」ですよ。



【春の講座】
日時:2017年5月27日(土)15:00〜20:00頃
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2017年03月10日

文章の書き方、「まずは30本ノック」を続けていますか

●閾値を超えたときに、変わる

文章トレーニング、していますか?

リマインダーとしてこの記事を書いています。

「冬の講座」の課題である「30本ノック」、ちゃんと続けていますか?


「文章の書き方」は、あなたの人生を変えます。

「人生」では大袈裟すぎるなら、控えめに「仕事が変わる」と言いましょうか。

文章が書けると、仕事で必ず役に立ちます。

文章が役に立たない仕事を、私は知りません。文章力によってクオリティが上下する仕事なら、いくらでも数え上げられます。

ある人は、職場で作成する書類をもっと上手に、もっと速く作れるようになりたい、と言いました。

満足いくレベルに仕上げようとすると、長い時間がかかってしまうのだそうです。

ある講師は、配付資料の質によって、受講者への伝わり方が変わる、と熱心に文章を練習していました。

まさに「文章力=指導力」の世界。

ある演奏家は、ファンとの交流に使っているSNSで「まともな文章で想いを伝えたい」と真剣でした。

「今は正直、単なるおしゃべりの垂れ流しレベルなんです」とこぼしつつ。

だとしたら、今回のトレーニングはぜひとも続けてください。

効果的なチラシを作るのも、ウェブサイトやブログで何かの告知をして集客するのも、自己PRの欄に記入するのも、成否は文章力で決まります。

「まずは30本ノック」でしたね。今は何本目ですか?

「冬の講座」から明日でちょうど半月になります。

毎日1本ずつ書いてきたなら、15本に、つまり半分に達する日です。

大丈夫ですか? 大きくリードを許していませんか?

はじめのうちは時間がかかるので、一日1本ずつぐらいがやっとでしょう。

逆にいえば、毎日1本ずつなら、それほど無理ではない。必死にならなくてもいつの間にか到達しているのが、明日の15本です。

しかし、まだ5〜6本で止まっているとしたら、明日に15本は不可能でしょう。

これが継続の力ですね。

今回のトレーニングは、最初は「ゆっくりスタート」ですが、途中で急激に実力が伸びます。

少しずつ蓄積していたトレーニング効果が、閾値を超えた瞬間に質的転換を迎えるかのように。

10本や20本では、まだまだ助走の勢いもついていないので、大変な思いばかりかもしれません。

だから、続けてください。

続けただけで、「30本ノック」の半分まで来られたのです。

続けただけで、背中も見えないくらいに差をつけることができたのです。

続けた人にか見えない景色があります。閾値を超えた瞬間、そんな景色がパッと目前に開けます。

もし万が一、今まだ5〜6本で、「毎日書き続けている人の背中も見えなくなってしまった」と嘆いてもしょうがない。

今日から半月後には、ちゃんと15本を追加していましょうね。

半月後にまた同じ質問をされたら、「あれから15本書いた」と堂々と答えてくださいね。

何かの都合で1日か2日抜けたとしても、すべてがチャラになってしまうのではなく、ちゃんとそれまでの積み重ねは残っているから大丈夫。

着実に積み重ねをしていきましょう。



【春の講座】
日時:2017年5月27日(土)15:00〜20:00頃
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2017年02月27日

文章の書き方……紙に手書きでトレーニングする理由

●大事な「紙とペン」トレーニング

今どきまとまった量の文章を紙に手書きする人は、少数派でしょう。

なのになぜ、今回の文章トレーニングは「紙とペン」で30回も手書きするのでしょうか。

理由は、文章の構成を体で覚えるため。そして、いつでもどこでも、何があっても何がなくても使える、安定した文章力を身につけるためです。

「○○というワープロがないと書けない」という人は、本当に文章が書ける人でしょうか。

美術学校で指導している先生が、「最近の学生はペンタブレットとソフトがないとグラデーションが描けない」と嘆いていました。絵の世界も今は、「絵具と筆」ではないんですね。

今回のトレーニングでは、「並べ替え」の作業が重要な部分を占めています。だとしたら、パソコンなどの電子機器はもちろん、アナログでも付箋やカードのように、並べ替えに好都合なツールはあります。

しかし、特定のツールに頼るトレーニングで身につけた能力は、「付箋を切らしたから今日は書けない」のように、環境の変化に弱い。

筆を選ばない弘法のように、「道具は何でもいい」力があれば、強いでしょうね。

つぶして(融かして)地金にすれば別の形に加工できる貴金属のごとく、「つぶしが利く」技術を体得するには、道具はシンプルなほうがいいのです。

30回ぐらいで基礎が身について体質が変わったら、手書きは卒業です。それまでは正確に丁寧に「紙とペン」でトレーニングしましょう。


【春の講座】
日時:2017年5月27日(土)15:00〜20:00頃
場所:メイフェア(新潟市中央区寄居町)
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  言葉が変われば関係が変わります。
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2017年02月26日

文章の書き方……テーマの決め方

●手順を守って30本を手書きしよう

「冬の講座」(2017年2月25日)で文章を書くトレーニング課題が出ました。

まずは“30本ノック”でしたね。ビシビシいきますよ。

今回のポイントは「手書き」です。う〜ん、今どき手書きなんて、という感じですよね。

講座に参加してノートを取るときは別にして、あるいはちょっとしたメモ程度ならともかく、普段の仕事で手書きで文章を書く機会など皆無かもしれません。

私もそうです。

だからこそ、今回みたいな宿題でも出ないと、あえて手書きでまとまった分量の文章を書こうとは思い立たないでしょう。

30本までは「手順を守って」書いてください。30本に近づくと慣れてきて、「なんとなく自己流」にアレンジが始まりやすいんです。

今回の宿題は、手順を体に沁み込ませて、「文章が書ける思考パターン」を獲得するのが目的なので、とにかく30本までは律儀に丁寧に、正確に手順を守って書きましょうね。

思考パターンが獲得できると、書くのが速くなります。「冬の講座」に先立って提出していただいた文章は、何日も何週間も費やして仕上げたことでしょう。

だとしたら、「次回までに30本なんてゼッタイ間に合わない」と途方に暮れるかもしません。

でも、大丈夫。文章の書き方トレーニングを正しい手順で積み重ねると、ある時点から書くスピードが急に速まります。

「100点満点の文章は難しいにせよ、70〜80点の文章なら30分もあれば書ける」レベルなら、正確な手順でトレーニングすれば、今回の宿題だけで到達できます。

「30〜100本というお話だったので、100本を目標に決めました」とメールをくれた方もいますよ。

すばらしいヤル気ですね。がんばって!



●テーマは小さく

「パーツ集めをしようと書き出しているのですが、パーツ1個で文章が1本書けてしまいます」

こんな質問が講座後に届きました。

すぐに書き始めたんですね。書いてみると、分かるでしょう?

もし、「パーツ1個で文章1本分になる」ようなら、テーマが大きすぎます。250〜300字の文章では手に負えないテーマになっているのでしょう。

たとえば、「発声」なんてテーマを300字でまとめるには、無理があります。

「発声」についてパーツ集めをしようとしたら、

・人間関係にはコミュニケーション能力が大事
・基本は声によるコミュニケーション
・声が出る仕組みとは

のようなレベルの「パーツ」になってしまう。

これでは確かに、「人間関係にはコミュニケーション能力が大事」というパーツだけでブログの記事が1本でも2本でも書けてしまいますね。

つまりは、250〜300字程度の文章としては、「発声」というテーマは大きすぎたのです。

「人間関係にはコミュニケーション能力が大事」をテーマにすれば、適切なサイズのパーツが集まるでしょう。

「声が出る仕組み」をテーマにすれば、300字でもまあまあまとまりのある文章にできるでしょう。

パーツ集めがうまくいかないときは、テーマの大きさを考えてみてください。


【春の講座】
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  言葉が変われば関係が変わります。
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  そして書き方、話し方次第です。
  気持ちいい人間関係を築く「言語戦略」で、
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ラベル:文章の書き方
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2017年02月23日

「秋の講座」の復習をして当日を迎えよう

●文章の書き方

「文章の書き方レッスン」(冬の講座)がいよいよ2日後に迫りました。

文章はすごいですね。無から価値を生み出す技術です。

文章で何かを売ることもできるし、文章そのものが商品にもなる。

あなたのサービスを広く、あるいは深く知ってもらうこともできる。

こんなにパワフルで、応用が利いて、繰り返し使えて、決して奪われず、それどころか威力を増し続け、メディアを選ばず、相手も選ばず、一生使える技術が、ほかにあるでしょうか。

そんな技術をあなたは手に入れようとしています。

ただし、使い方を誤ると、大変です。

薬物と同じで、効き目が強いものほど、取扱いには注意が必要です。

あなたの商品やサービスの価値が下がり、魅力が下がり、信用が下がりかねない。

優秀な猛獣使いのように、文章の威力を使いこなせる技術を身につけましょう。

今回の「文章の書き方レッスン」をより効果的な時間にするために、宿題を出します。

「前回の復習」です。

前回の「秋の講座」の内容を復習して、当日を迎えましょう。

では、25日午後3時にメイフェアでお待ちしています。


【冬の講座】
日時:2017年2月25日(土)15:00〜20:00頃
場所:メイフェア(新潟市中央区寄居町)
料金:10,000円(お食事つき)
講師:齋藤匡章(言語戦略研究所)
内容:文章の書き方 〜 言語戦略
  言葉が変われば関係が変わります。
  相手との関係は、あなたが使う言葉次第、
  そして書き方、話し方次第です。
  気持ちいい人間関係を築く「言語戦略」で、
  人生を豊かにしましょう。

※お申込みは http://mf07.com/lesson.html からどうぞ

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新潟市で共鳴発声法の話し方レッスン
ウェブ:http://wsi-net.org/
メール:tenor.saito@gmail.com
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