2018年03月22日

トレーニング効果とリラックスの効能

●トレーニング効果には「余裕」が必要不可欠

受講者の方から、こんなメールをいただきました。

休日にメイフェアで、論理力アップのトレーニングをしていたそうです。


> 論理トレーニングしながらうとうとしていました。
> リラックスした分、明日からまたがんばれそうです。


いいですねえ。リラックスの効能と必要性をよくご存じですね。

がむしゃらにやるだけでは、うまくいかない。「成長の必要条件」を満たしていないからです。

話し方も文章の書き方も論理も歌も、すべて「トレーニング」です。

トレーニングには、共通点があります。「学習」のメカニズムに従って積み重ねになっていく、という共通点です。

あなたには技術と知識を身につけて、日常生活や仕事に活かしていただきたいので、「伸びる秘訣」として説明しておきましょう。

伸びる人には、「余裕」があります。伸び悩む人ほど、がんばっているのに「余裕」が無くパツパツに張りつめています。

成果を積み重ねて伸びていくためには、「余裕」が必要なのです。

つまり「リラックスタイム」です。

ゴムに喩えると、わかりやすいかもしれません。ゴムがパツパツに伸び切っている状態でずっとトレーニングをしていると、強度は高いのに、良い成果として積み重なるかというと、緩めたらヨレヨレになっている。

そういうゴムを見たことがあるでしょう。もう弾力性が失われている。

かといって、そのまま緩めなかったら、いつか切れてしまう。

そんな余裕のない状態では、やがていっぱいいっぱいになって、取り組みが破綻してしまいます。

筋肉も同じです。

負荷をかけて運動すると、疲労したり傷ついたりしますが、弛緩させておけば回復します。

負荷をかけている間ではなく、緩めている間に育つのです。

受験勉強もそうだったでしょう。受験業界ではもはや常識として、「学習した内容は休息や睡眠時に脳内で整理され、長期記憶となっていく」と考えられています。

つまり、寝ないで勉強しても、身につかない。

朝まで徹夜で勉強して、「寝たら忘れそうだから、寝ないでこのまま試験を受けよう」なんてがんばった経験があるかもしれませんが、不思議なくらいに成績が伸びなかったでしょう。

試験中に度忘れのごとく歯がゆく悔しい思いを何度も味わい、試験を終えてから、あるいは翌日になってから、なぜか急に思い出したりする。

学習の原理原則に従っていないから、思い通りにいかないのです。

がんばっているわりに成果が上がらないとしたら、成長のためのリラックスタイム(トランス)が足りていない可能性があります。

トレーニングをしている方のためにメイフェアを作ったのは、トレーニング効果を高めるためのティータイムが目的です。講座をおこなう会場なんか、どこでもいいのですから。

でも、トランス状態ともいえるリラックスには、それなりに場所を選びます。お茶会のような時間も、とってもイイですね。単なるダラダラではなく、上質なリラックスの時間になります。

だから、冒頭のメールを読んで「わかっているなあ」と思ったのです。

忙しいときほど、「余裕」を見直しましょう。

「トレーニングをして疲れたから休む」のではありません。「トレーニングのために休む」のです。

ティータイムは、「仕方なくトレーニングを中断する時間」ではありません。「トレーニング効果を積み重ねて、次のトレーニングへと続けるためのリラックスタイム」です。

本気でトレーニング効果を上げたいのであれば、「リラックスはセット」です。

* * *

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posted by テノール齋藤 at 23:32| Comment(0) | ことば学講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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