●「理由」を添えたら、伝わった
「ことば学講座」で論理力を高めるトレーニングをしていますね。
http://wsi-net.org/kotoba.html (ことば学講座)
職場で仕事に活かしたとの報告メールをいただきました。
> 職場で、理由を添えるトレーニングをするようになって
> 気がついたことがあります。
>
> 今までくどいかな、と思って理由を省いていたことでも、
> 理由を添えると面白いように伝わることを実感しました。
>
> 特に、相手に質問するときに、なぜそれを聞くのかということを
> 言うようにしたら、相手に質問の意図がはっきり伝わって、
> 見当違いの回答をもらうことがなくなりました。
いいですねえ。効果を実感しましたね。
「理由」は論理の代表です。理由が明示されているだけで、論理構造がはっきりして、伝わりやすくなります。
自分の中ではわかりきっていることでも、相手にとっても同じとは限りません。
また、不思議な意識の働きなのですが、(自分ではなく)相手もわかりきっていることだとしても、理由を言葉で示されると反応が変わります。
ほんのちょっとした工夫で、コミュニケーションが気持ちよくなりますね。
かといって、付け方を誤ると「くどい」「そこまで言われなくてもわかる」「逃げ道を塞がれて追い詰められているように感じる」といったマイナス反応もあり得ますから、「何でもかんでも付けておけばいい」というわけにはいきません。
「論理」は理屈っぽくて冷たくて事務的なものというイメージもあるようですが、むしろ逆です。
相手が理解しやすいように、動きやすいように、ほかの人に伝えやすいように、再現しやすいように、気持ちよく受け取れるようにと言葉を組み立て、工夫するのが論理です。
見たことのない食べ物を差し出されて、「どうやって食べるんですか?」と尋ねたとき、次の2つの答えが返ってきました。
A:そんなの見てりゃわかるだろ。
B:ここの割れ目をこうやって縦に押すと、パキッと殻が割れるから、あとは爪で開いて中身を出したらいいんですよ。
どちらが論理的な説明で、相手本位の気持ちいいコミュニケーションか、よくわかりますね。
論理力を高めるトレーニングをしましょう。
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新潟市で共鳴発声法の話し方レッスン
ウェブ:http://wsi-net.org/
メール:tenor.saito@gmail.com
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通る声、届く声の出し方の本
2018年02月02日
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