●スマホが集中を妨げるケース
ある講師が嘆いていました。「講演会を聴きに来ている人たちが、昔ほど集中して聞いていない。何かあるとスマホを取り出していじるから、こちらの気が散る」と。
話を聞いていて、わからない言葉や不明な点、思い出したことがあると、話の最中でもスマホで検索して調べる人が増えているのだといいます。
調べもの自体は悪いことではありませんが、スマホやPCをいじって検索をしている間は、講師の話から意識がそれるんですよね。
「勉強に集中しているからこそ、気になったらすぐに調べたい」との主張もわかりますが、やはり「場における体験」は薄まってしまいます。
目の前のことに集中するのが一番です。
「耳は話を聞いている」と本人は思っていても、必ず聞き逃しがあります。そのせいで質疑応答の時間に(集中して聞いていればわかったはずの)質問をしたりして、まわりの受講者たちの時間を使ってしまうのももったいないし、失礼かもしれません。
講習会やセミナー中は電子機器の使用を禁止しているケースもあるそうです。以前は禁止などしなくても「その場に集中」するのが当然のマナーだったのが、時代が変わってきたということなのでしょうか。
●一点集中が一番お得
私たちの脳は、「一点集中」したときに最大の能力を発揮することがわかっています。
マルチタスクよりシングルタスク。一点への集中を一定時間持続できれば、たいていのことはできるという。
経験からもよくわかります。
いろんなことに興味があってあれこれ手を出す人より、狭い範囲で夢中になって取り組む人のほうが、高い能力を発揮して、優れた結果を出しているようです。
「目の前のこと」に意識を集中する力は、特に大事です。
幸い私の講座では、スマホやPCで検索を始める人はいませんが、見かけたら「今この場に意識を集中するのがお得ですよ」とお勧めするでしょう。
「一点集中」を気にしながら生活していますか?
気にしていないと、だんだんと「あれもこれも」と散漫になる気がします。
年齢を重ねるにつれて、「コレにエネルギーを注ぐ」「コレに時間を費やす」対象が少しずつ絞られてくるのは、使える時間やエネルギーが限られていればこそ、すごく良い状態です。
「私はもう年寄りだから、やりたいことをいろいろやりたい」という、まるで正反対のコメントも聞いたことがありますが、数年後に同じ方が「いろいろ手を出したりあれこれ気にしたりするのは、結局なんにもならない。残りの人生の無駄遣いとわかった」と悔やんでいました。
はたから見ていて「いろんなことをして充実している」ように見えても、ご本人の満足度は高くなかったようです。
確かに、一つのことに絞りに絞り込んで、持てるエネルギーを集中したほうが、クオリティが高まって満足度も向上します。
一点集中は、すべてに通じる原理原則ですね。
あなたのトレーニングへの集中度を、さらに高めてみましょう。
成果が上がりますよ。
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新潟市で共鳴発声法の話し方レッスン
ウェブ:http://wsi-net.org/
メール:tenor.saito@gmail.com
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通る声、届く声の出し方の本
2017年10月28日
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