2017年08月05日

【文章の書き方】コラムの書き方

●コラムってどんな文章?

「夏の講座」の提出課題に「コラム」という言葉を使ったせいか、かえって混乱させてしまったようですね。

コラムとは、囲み記事です。あるテーマについて、個人が論を展開したり考えや感想を述べたりするもので、内容は多岐にわたります(つまり何でもあり)。

たとえば、「紅茶」がテーマだとしたら、おいしい紅茶のいれ方を語ってもよし、ダージリン紅茶の収穫が心配な話をしてもよし、初めてラプサンスーチョンを飲んだときの驚きに終始してもよし。

読者においしい紅茶がいれられるようになってもらったり、ダージリンの代わりにアッサムを飲むよう決断を促したり、ラプサンスーチョンはやめておいたほうがいいと警告したりするなど、執筆の目的もさまざま。

「特産品の○○を食べたくなる感じでお願いします」とコラムの目的を明確にした依頼をされることもあれば、「特産品の○○が出てくる話なら何でも結構です」と自由すぎて困るような依頼もあります。

つまりは、選んだテーマについて300字で何かを語ればいいのです。



●コラム(column)は円柱

コラムとはもともと円柱(column)のことで、新聞や雑誌の欄を意味します。

ウェブサイトのレイアウトでも、縦の枠がいくつ並んでいるかで「2カラム、3カラム」のような言い方をします。

ちなみにこの会員専用サイトは、PC用、スマホ用、ケータイ用と自動的に表示が変わるので、ご覧になっている端末によって表示が違いますが、PCで表示すると2カラムになりますね。

左にメニューや書籍の案内のカラムがあり、真ん中に記事のメインカラムがあります。

このような「欄」「枠」の中に書く文章が、「コラム」です。今回の課題であなたに書いていただきたい「コラム」とは、つまりは「記事」あるいは「文章」程度の広い意味で解釈してください。

新潟日報でいうと、社説や日報抄などが典型的なコラムです。

この2つはいずれも内部の方が執筆を担当していますが、外部に執筆を依頼するコラムもあります。

執筆者の属性や、媒体に対する立場によってコラムを定義するのも難しそうですね。



●人を動かすのが良い文章

ということで、コラムは「何でもあり」ではありますが、「人を動かす」力があれば、力のあるコラムといえます。

「出張で乗っている忙しいビジネスパーソンが、出張先への手土産に笹団子を選びたくなるコラム」「久しぶりに会う友達に笹団子を持っていきたくなるコラム」になったら、文章に力があるわけです。

大事なのは「人を動かす」という目的を意識すること。

力のある文章と、力のない文章の違いは、そこから生じます。

どんな文章を書く場合でも、常に気にしましょう。

「ただ読んでただ楽しむだけの文章もあるのでは?」という質問をたまにいただきますが、「そういう文章ならハードルを下げて楽に書いていい?」という意味なら、むしろ逆です。

「ただ読んで楽しむ」ということは、つまり小説のように「文章そのものが目的」「娯楽としての文章」ということになります。

あなたの文章を読むこと自体が目的で、あなたの文章を読むという行為が好きで、読む、ということです。

ハードルは最も高い。

文章そのものを商品にできる、ということですから。

そのあたりについては、今回の「夏の講座」で出てきます。

* * *

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posted by テノール齋藤 at 04:11| Comment(0) | 季節の講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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