「役割にふさわしい声」があります。
逆にいうと、出す声で立場が決まる、ともいえる。
良い指導者になりたいなら、指導者にふさわしい声を身につける必要があるわけです。
たとえば、組織の中で責任ある立場になり、「貫禄のある話し方」を身につける必要を感じたとします。
「線が細いので、押しが弱くて」「女性だからと軽く扱われやすい」といった理由で、説得力や信頼度の高い話し方を目指したいケースですね。
では、質問です。どうしたら話し方に貫禄が出るかわかりますか?
「低い声なら貫禄がありそう」
「ゆっくり話すと落ち着きがあって貫禄を感じさせそう」
「ドスの利いた怖い声は?」
こんな答えが出てきそうです。
いずれも間違いではないにせよ、単独で正解とも言い切れません。
声の表面的な要素だけを捉えて真似るのではなく、「そのような話し方になる根本的な要因」を知ることが肝心です。
重要な立場になって人をまとめたり、大勢に話しかけたりする場合、ある種の「重み」が必要です。
「動じない」印象ですね。
軽々しく迎合したり動揺したりしない、安定感や信頼感につながる「重み」です。
そこから生じる、自信に支えられた声は、どんな声になるか。
高い声より低めの声を出すほうが効果的ではありますが、低い声でぼそぼそつぶやいたら気弱で頼りない印象を与えます。
早口よりはゆっくり話すほうが良いのは確かですが、言いよどんでゆっくりになっているなら逆効果です。
ドスの利いた怖い声を無理に出したら、「余裕がなくて虚勢を張っている」ように見えるでしょう。
●「動じない安定感」を声で伝える
表面的な要素だけを真似するのではなく、「表現したい内面性」を声で表現しようと考えると、効果的な話し方になります。
「動じない」を表現するとしたら、
・ピッチが激しく上下せず狭い範囲で安定している
・支えの強い充実した声
・比較的ゆっくりの話し方で一定のペースを保つ
・ジェスチャーなど体の動きは少なめ
・激しくうなずいたり表情が大きく変わったりせず、穏やかな表情で安定している
・レスポンスが気持ち遅め
こんな具合になるでしょうか。
ただし、このような話し方を真似る前に、まずは自分自身の現在の話し方を観察して、上記の各項目に合わない現状を探します。
たとえば、
「相手の言葉に反応して激しくうなずいている」
「ピッチの上下動が大きい」
「声の支えが弱くて優しい印象」
こんな点に気づいたら、意識しながら日々の発声トレーニングをして改善していきます。
あるポイントが改善すると、また別のポイントが気になるので、意識しながら改善していく。
この繰り返しで、目的とする発声・話し方に近づけていきます。
あなたはどんな発声・話し方を身につけたいですか?
※声のサロンは、良い声で話せるようになる
ボイストレーニング話し方教室です。
日本発声協会が認定する話し方発声法の基本、
共鳴発声法が学べます。
平日コースと週末コースがあり、フェルマータを会場に
月2回ずつ開催されています。
新規に受講をご希望の方は、事務局(メイフェア)まで
お電話(025-211-7007)ください。
詳しくはこちらから。
↓
http://mf07.com/lecture.html
* * *
新潟市で共鳴発声法の話し方レッスン
ウェブ:http://wsi-net.org/
メール:tenor.saito@gmail.com
子供向けの話し方教室、新潟校、東京校、埼玉校についてはこちら
通る声、届く声の出し方の本
ラベル:貫禄のある声






