2017年07月14日

【声のサロン】役割にふさわしい声の出し方

●ドスの利いた声なら貫禄が出るか

「役割にふさわしい声」があります。

逆にいうと、出す声で立場が決まる、ともいえる。

良い指導者になりたいなら、指導者にふさわしい声を身につける必要があるわけです。

たとえば、組織の中で責任ある立場になり、「貫禄のある話し方」を身につける必要を感じたとします。

「線が細いので、押しが弱くて」「女性だからと軽く扱われやすい」といった理由で、説得力や信頼度の高い話し方を目指したいケースですね。

では、質問です。どうしたら話し方に貫禄が出るかわかりますか?

「低い声なら貫禄がありそう」
「ゆっくり話すと落ち着きがあって貫禄を感じさせそう」
「ドスの利いた怖い声は?」

こんな答えが出てきそうです。

いずれも間違いではないにせよ、単独で正解とも言い切れません。

声の表面的な要素だけを捉えて真似るのではなく、「そのような話し方になる根本的な要因」を知ることが肝心です。

重要な立場になって人をまとめたり、大勢に話しかけたりする場合、ある種の「重み」が必要です。

「動じない」印象ですね。

軽々しく迎合したり動揺したりしない、安定感や信頼感につながる「重み」です。

そこから生じる、自信に支えられた声は、どんな声になるか。

高い声より低めの声を出すほうが効果的ではありますが、低い声でぼそぼそつぶやいたら気弱で頼りない印象を与えます。

早口よりはゆっくり話すほうが良いのは確かですが、言いよどんでゆっくりになっているなら逆効果です。

ドスの利いた怖い声を無理に出したら、「余裕がなくて虚勢を張っている」ように見えるでしょう。



●「動じない安定感」を声で伝える

表面的な要素だけを真似するのではなく、「表現したい内面性」を声で表現しようと考えると、効果的な話し方になります。

「動じない」を表現するとしたら、

・ピッチが激しく上下せず狭い範囲で安定している
・支えの強い充実した声
・比較的ゆっくりの話し方で一定のペースを保つ
・ジェスチャーなど体の動きは少なめ
・激しくうなずいたり表情が大きく変わったりせず、穏やかな表情で安定している
・レスポンスが気持ち遅め

こんな具合になるでしょうか。

ただし、このような話し方を真似る前に、まずは自分自身の現在の話し方を観察して、上記の各項目に合わない現状を探します。

たとえば、

「相手の言葉に反応して激しくうなずいている」
「ピッチの上下動が大きい」
「声の支えが弱くて優しい印象」

こんな点に気づいたら、意識しながら日々の発声トレーニングをして改善していきます。

あるポイントが改善すると、また別のポイントが気になるので、意識しながら改善していく。

この繰り返しで、目的とする発声・話し方に近づけていきます。

あなたはどんな発声・話し方を身につけたいですか?



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ラベル:貫禄のある声
posted by テノール齋藤 at 01:57| Comment(0) | 声のサロン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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