先日、ある方がガラコンサートへの出演を尻込みしていました。
「だってみなさん、声が前とはぜんぜん違うじゃないですか」
つまり、「声のサロン」に通う会員たちが着実に実力を伸ばし、発声の技術が以前と比べてまるで別ものになっているのが分かり、「そんな方々と一緒に出演するのは恥ずかしい」という。
たしかに、会員のみなさん、声が以前とはぜんぜん違いますね。
今まで発声を習ったことのある方もない方も、共鳴発声法をきちんと習うと、発声技術が格段に上がります。
歌声も話し声も、共鳴発声法を覚えて2年もすれば別人の声になります。もちろん「正確にトレーニングすれば」という条件付きではありますが。
意外にも、成長に気づいていないのは本人ばかりで、2年前の自分と現在を比較したら、声の変わり方に驚くはずです。
別の会員は、「以前に録音した自分の声を聞いてみたら、あんな声を出していたのかと恥ずかしくなりました」と話していました。
そうでしょう。当時は知らぬが仏、恥ずかしく感じるだけの「声のリテラシー」がまだなかったのです。
すべてはトレーニングの「継続」によって獲得した成果です。よくがんばっていますね。
継続によって身につけた技術は、本物ですよ。
「以前の声が恥ずかしい」と感じるのは、「声を出す力」だけでなく「声を聞く力」も育ってきた証拠です。
同じ理由で、「だってみなさん、声が前とはぜんぜん違うじゃないですか」と尻込みしていた方も、みなさんの成長ぶりを聞き取る「声を聞く力」があるのだから、自信を持っていい。
当日は「今のせいいっぱい」を披露しましょう。
●比べる相手は「以前の自分」
もっとも、比較する相手は「みなさん」ではなく、「以前の自分」ですよ。
これから毎年ガラコンサートに出るのだから、1年前の自分と比べて、少しでも良い声で歌える成長を積み重ねていったら、それでいいではありませんか。
発声・話し方トレーニングは「継続する力を養うトレーニング」でもあるので、続けるコツとして覚えておいてください。
「他人と比べず、以前の自分と比べる」のが、物事を長続きさせるコツです。
ついでにもう一つコツを挙げておくと、「身近な人の評価は気にしない」。
身近な人ほど、マイナスの評価をしがちです。悪気はないのですが、そういうものなんですよね。
「ちっともうまくならないね」「才能ないんじゃない?」等など、マイナス評価を口にする人が身近にいるなら、一切耳を貸さないことです。
言われれば気になって、落ち込んだりするかもしれませんが、「声のプロではないのだから、成果を正当に評価できなくて当然」と解釈したらいい。事実、そうなんです。
日々コツコツ積み重ねている成果を台無しにされないように、他人と比較することなく、他人の言葉に一喜一憂することなく、じっくりと本物を育てていきましょう。
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新潟市で共鳴発声法の話し方レッスン
ウェブ:http://wsi-net.org/
メール:tenor.saito@gmail.com
子供向けの話し方教室、大宮校についてはこちら
通る声、届く声の出し方の本
2017年03月26日
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