2017年02月23日

「秋の講座」の復習をして当日を迎えよう

●文章の書き方

「文章の書き方レッスン」(冬の講座)がいよいよ2日後に迫りました。

文章はすごいですね。無から価値を生み出す技術です。

文章で何かを売ることもできるし、文章そのものが商品にもなる。

あなたのサービスを広く、あるいは深く知ってもらうこともできる。

こんなにパワフルで、応用が利いて、繰り返し使えて、決して奪われず、それどころか威力を増し続け、メディアを選ばず、相手も選ばず、一生使える技術が、ほかにあるでしょうか。

そんな技術をあなたは手に入れようとしています。

ただし、使い方を誤ると、大変です。

薬物と同じで、効き目が強いものほど、取扱いには注意が必要です。

あなたの商品やサービスの価値が下がり、魅力が下がり、信用が下がりかねない。

優秀な猛獣使いのように、文章の威力を使いこなせる技術を身につけましょう。

今回の「文章の書き方レッスン」をより効果的な時間にするために、宿題を出します。

「前回の復習」です。

前回の「秋の講座」の内容を復習して、当日を迎えましょう。

では、25日午後3時にメイフェアでお待ちしています。


【冬の講座】
日時:2017年2月25日(土)15:00〜20:00頃
場所:メイフェア(新潟市中央区寄居町)
料金:10,000円(お食事つき)
講師:齋藤匡章(言語戦略研究所)
内容:文章の書き方 〜 言語戦略
  言葉が変われば関係が変わります。
  相手との関係は、あなたが使う言葉次第、
  そして書き方、話し方次第です。
  気持ちいい人間関係を築く「言語戦略」で、
  人生を豊かにしましょう。

※お申込みは http://mf07.com/lesson.html からどうぞ

* * *

新潟市で共鳴発声法の話し方レッスン
ウェブ:http://wsi-net.org/
メール:tenor.saito@gmail.com
子供向けの話し方教室、大宮校についてはこちら
通る声、届く声の出し方の本

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2017年02月12日

チューニング(言葉の調律)の精度を上げる

●もう申し込めます

東京会場の「ことば学講座」を終えて新潟に向かう新幹線の中で書いています。

寒い週末ですね〜。インフルエンザもまだまだ流行っているようです。

気をつけて過ごしましょう。

来月の日程は、新潟会場が3月9日、東京会場が11日です。

もう申し込めるようにしてありますから、こちらからどうぞ。
   ↓
http://wsi-net.org/kotoba.htmlことば学講座



●「馴染む」の良さ

ことば学講座の直後、こんなメールが届きました。


> 以前お話ししたことがあるかと思いますが、
> 先生の講座に出させていただくと、必ず、
> その時悩んでいることへの答えが、ピンポイントで返ってきます。
> 不思議です。今日もそうでした。怖いくらいです?!
>
> 最近いつも以上に、深い辛さを抱えて、元気をなくしておりました。
> それに対して、今日の講座のテーマそのものが、
> 私が一番ほしかった内容でした。その直球加減がまた感動で、
> 講座の終わりには涙が出そうでした。


著書を読んでいて似た体験をする、との報告メールもよくいただきます。

「今の自分にとって必要な言葉がポンっと飛び込んでくる」。

それも、

「もう何回も読んだはずなのにも、こんな言葉があったなんて」

という驚きとともに。

なぜこんな不思議な現象が起こるのか。

私があなたに合わせてピンポイントの答えを返しているのではなく、いつものように「原理原則」の話をしているだけなのですが、あなたが自らチューニングを合わせてキャッチしているのです。

長く講座に通う受講者ほど、このような体験をしやすくなります。

大事な「原理原則」に馴染んでくると、すでに「調律がほぼ合っている」状態だから、ポイントに響きやすいのです。

馴染むって、いいですね。



●「初めての新鮮さ」よりはるかに価値が高い

最近から本を読み始めたり初めて受講したりした方から、

「目からウロコでした」
「今まで自分にはなかった視点なので、新鮮でした」

といったコメントをいただくことがあります。

ある意味、「初めての新鮮さ」ですね。

それはそれで悪くないのですが、私としては、今後いずれ経験するであろう「馴染んだ感覚」のほうにより高い価値を置きたい。

「新鮮な驚き」そのものを喜ぶ姿勢は、新しいものを次から次へと味わおうとする姿勢になりやすく、高まりや深まりにつながりません。

「へ〜、へ〜、へ〜」と驚きを喜ぶのではなく、大事な原理原則が間違いなく自分の中に取り込まれていて、それをさらに強化していく感覚で受講してほしい。

「初めての新鮮さ」より「馴染んだ感覚」のほうがはるかに貴重。日々の積み重ねによってのみ味わえる、深みのある喜びです。



●さらに徹底していくために

馴染むと、すでに「調律がほぼ合っている」状態になります。

「だから響きやすい」とお話ししましたね。

ただし、問題は「調律がずっと正しいままとは限らない」ことです。

ピアノでもバイオリンでもそうですね。いつも弾き続けていれば、めちゃめちゃなチューニングにはならないけれど、少しずつズレた状態になってしまう。

これが「原理原則を知ってはいても、徹底できていない状態」です。

短期的に「徹底」するのは簡単でも、大事なのは持続です。たいてい「このくらいなら、別にいいか」からほころびが始まります。

いったん「こうする」と決めたのに、まだ新しい自分より古い自分のほうに馴染みがあるからつらくなり、「このくらいならいいよね」と言い訳しながら手綱を緩めてしまうわけです。

ホメオスタシスの引き離しに成功するまで徹底を続けないと、「いつの間にか、また以前の状態に引き戻されている」になりやすい。

特に「少しだけ引き戻されている」は自覚しにくく、成果を小さくしてしまうので、厄介です。

何事も同じですね。「現状維持でかまわない」と思うと、衰えが始まる。「さらに徹底的に」と自分に厳しくして、はじめて現状維持ができる。

正確で厳密なチューニングを何度も繰り返して、チューニングの精度を高めましょう。


「ことば学講座」はこちらのページからお申し込みください。
   ↓
http://wsi-net.org/kotoba.htmlことば学講座


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タグ:言葉の調律
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2017年02月06日

【冬の講座】課題の締切が近づいてきました

●「冬の講座」の文章課題

「冬の講座」(2017年2月25日)まで3週間を切りました。

テーマは「文章の書き方」です。

言葉の力、文章の力を丁寧に育てていきましょう。

そのための事前課題が出ていましたね。

締切の「2月11日」が近づいてきました。あと5日です。

提出していただいた文章は、当日に講座の中で取り上げますから、お楽しみに。


字数:250〜300字
テーマ:紅茶に合わせたい食べ物
目的:食べてみたい、飲んでみたい気持ちにさせる
締切日:2017年2月11日
提出方法:いつもの専用フォームから
   ↓
http://mf07.com/ask.html (受講者専用フォーム)



●もっと削れないか

ある程度書けてきたら、文章チェックをしましょう。

さまざまな観点からチェックできますが、今はざっくりと「もっと削れないか」という見方でもう一度読み直してみてください。

たとえば、今、

「もう一度読み直してみてください」

と書きましたが、これでさらっと流すのではなく、

「もう一度読み直してください」
「もう一度読んでみてください」
「もう一度読んでください」
「読み直してみてください」
「読み直してください」
「読み直します」

のように、似たバリエーションがいくつか考えられます。

そのうえで、本当に「もう一度読み直してみてください」で良いのか、と検討するのです。

「もう一度」と「直して」は意味が重複している、と気づくかもしれません。

気づいて書き直すかもしれないし、意味を強めるためにあえて重複させておくかもしれない。

「まず第一に」「あらかじめご予約いただければ」のような言い方は、同じ意味の言葉が重複しているので、良くない例として挙げられます。

しかし、書き方の基本としては「重複は避ける」と覚えたいのは確かですが、基本的なルールは熟知していながらあえて重ねたいなら、それはそれで意味のある表現となるでしょう。

「重複はいけない」などと誰にも決められないのです。

といったことも含めて、「もっと削れないか」チェックをしましょう。



●声に出して読んでみよう

文章チェックには、音読も有効です。

声に出して読んでみて、読みづらいところ、何か引っかかるところ、流れのよくないところがあったら、直しましょう。

言葉は「文字より声が先」なので、声に出して読みにくいなら、文字でも気持ちよく読めません。

スピーチ原稿もそうですね。声を出す練習に入ってからが推敲の本番です。



【冬の講座】
日時:2017年2月25日(土)15:00〜20:00頃
場所:メイフェア(新潟市中央区寄居町)
料金:10,000円(お食事つき)
講師:齋藤匡章(言語戦略研究所)
内容:文章の書き方 〜 言語戦略
  言葉が変われば関係が変わります。
  相手との関係は、あなたが使う言葉次第、
  そして書き方、話し方次第です。
  気持ちいい人間関係を築く「言語戦略」で、
  人生を豊かにしましょう。

※お申込みは http://mf07.com/lesson.html からどうぞ

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2017年02月05日

【共鳴発声法】声は油断すると元に戻ってしまう

●良い声を身につけるコツ

昨日はフェルマータ(新潟市)で「声のサロン」でした。

会員のみなさん、着実に声が成長してきていますね。

丁寧なトレーニングを積み重ねている様子が伝わってきます。

真剣に発声トレーニングをしている姿がうれしいので、今日は「声の成長を積み重ねるコツ」をお話しします。

発声は、生まれてこのかた一度も習ったことがない、という方が一番多い。学習塾やスポーツジムとはちょっと事情が異なります。

「でも心配は要りません」とお伝えしたことがありますね。先入観がない分、まっさらなほうが素直な成長をしやすい。

私は小学生の頃から合気道に通い、学生時代に空手を始めたときに、たいへん苦労しました。というより、空手の師範に苦労させてしまいました。

合気道の動きが身についているので、空手の型を教えていただいても、動きがズレるのです。

やはり「まっさらな気持ちで一から」が伸びる条件ですね。



●ホメオスタシスの原因は「自分感覚」

発声は武道と違って、習った経験がなくても、一種の先入観を持っているケースが多い。

何十年にもわたり毎日声を出し続けてきたのだから、誰でもそれなりに自分なりの「声に対する感覚」を持っているんですよね。

だから、初めて習うはずなのに、声を出しながら自分で「あ、今のじゃダメだ」なんてつぶやく。

おもしろいですよね。「良い声」の確たる基準をまだ持っていないはずなのに、「今のは変な声」「自分の声はダメ」と自分の声について判断してしまうのですから。

実はここ、たいへん重要なポイントです。というより、声の成長を妨げる最大の要因です。

初めて教わる共鳴発声法は、慣れない発声なので、違和感を覚えるのは当然です。だからといって、自分が今まで持っていた感覚で「今のは失敗」などと判断して発声を中断したり、やり直したりしていたら、伸びません。

なぜなら、そのやり方では、結局は我流でトレーニングをしているのと変わらないからです。

声を出しながら「あ、ダメだ」と恥ずかしそうな顔をしている人に、私から「ぜんぜんダメではありませんよ。そのまま続けて」と伝えるケースはよくあります。

「あ〜」と声を出し始めても、ほんのわずかに声が裏返りぎみになっただけでピタッとやめて、「う〜ん、難しいですね」なんて言っている人に、私から「裏返りは気にせずにそのまま伸ばして」と指示することも。

つまり、

・自分感覚で良し悪しを判断してしまう
・今の段階で気にすべきでないことを気にしてしまう

この2つは、素直な成長を妨げてしまう要因なのです。

成長は、変化です。変化には「現状の否定」という痛みを伴います。

痛みがあるので、みんながみんな、スムーズに伸びていくわけではありません。

元の居場所のほうが楽なので、元に引き戻そうとする力が働くからです。

元に引き戻そうとする力を「ホメオスタシス」(現状維持機能)といいます。

変化したいなら、ホメオスタシスを引き離す必要がある。

このとき、最大の敵は、「自分感覚」。

なぜなら、自分感覚こそホメオスタシスそのものだからです。

従来の自分の感覚で「これはいい感じ」「これはダメ」「このくらいでいいかな」と判断をして、やがて元に戻ってしまいます。



●丁寧に正確に繰り返す

「早起き」という新しい習慣を身につけたいとしたら、当分は「眠いけれど、がんばって起きる」という「痛み」に耐える必要がありますよね。

「もうひと眠りしたい」「あたたかい布団から出たくない」という自分の感覚を優先したら、瞬く間にホメオスタシスに引き戻され、かつての朝寝坊さんに逆戻りしてしまう。

声も同じです。

良い発声が新しい習慣として完全に染みつくまでは、油断するとあっという間に声が元に戻ってしまいます。

たとえば、

・喉を開ける意識が弱まって、喉が詰まりぎみ
・声に無頓着のまましゃべり続けている場面が多い
・発声トレーニングの時間が最近短くなっている
・レッスン時に「今のが良い声」と褒められた声が再現できなくなる

といった状態として現れます。

トレーニングで身につけている技術が、頭で分かるだけでなく体に染みつくように、油断せず、丁寧に正確に繰り返し練習しましょう。



【声のサロン】
日時:月2回(平日と週末の2コースあり、各2回/月)
場所:フェルマータ2階(新潟市中央区上近江)
料金:月6,000円(税込)
講師:齋藤匡章(言語戦略研究所)
内容:共鳴発声法による話し方のレッスン

※詳しくは http://mf07.com/lecture.html をお読みください

* * *

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2017年01月28日

【文章の書き方】書き始める

3. 書き始める

書く順序(構成)は決まりましたか?

構成に絶対的なルールはありませんが、「伝わりやすい文章」の原則はあります。

最初の項目で「テーマ」(何を話すか)が伝わる順序がいいでしょう。

歌でいうと、いきなりサビから始まる感じですね。

「そんな、おいしいサビをいきなり聴かせてしまうなんて、もったいない」と思うかもしれませんが、もったいながって出し惜しみしていたら、聴いてもらえません。

YouTubeか何かで音楽を再生するときを考えてみてください。すべての曲を最初から最後までじっくり聴くわけではないでしょう。歌い出しだけで「はい次」「はい次」ですよね。

だから最近の曲作りは、魅力的なメロディーを出し惜しみせずに冒頭で使う傾向が強まっているのだそうです。

文章や話し方も同じ。

何の話かも分からないのに、見知らぬ相手から「かなり長い話になりますが、聞いてくれますか」と切り出されたら、どうか。

到底聞く気にならない。

たとえば、「癖の強いスモークチーズにラプサンスーチョンを合わせる」ことを勧める文章なら、冒頭(第1文か第2文)にスモークチーズとラプサンスーチョンが登場する構成だと伝わりやすい。

これがもし、「子どもの頃、癖のある食べ物は苦手だった。セロリやミョウガ、春菊などである。大人たちがなぜあんなにフキノトウのてんぷらをありがたがるのか、正直なところ不可解だった。ところが今──」のような書き出しで始めて、「スモークチーズにラプサンスーチョンが合う」という結論に至り、スッキリ納得感を与えるのは難しい。

この出だしからして、「苦手だった癖のある食べ物が好きになった」というテーマなら、うまくいくかもしれない。

今、手元の箇条書きを読んでみましょう。

最初の項目で、全体のテーマが明示されていますか?

箇条書きを読むだけで、どんな文章になりそうか分かりますか?

分かるなら、伝わりやすい、コンテンツのしっかりした文章になります。

ちっとも分からないなら、コンテンツの弱い、テクニックでそれっぽくでっちあげた「伝わらない文章」になってしまいます。

箇条書きを読んだだけで用事が済んでしまうくらいなら、完璧です。

書き始めましょう。



【冬の講座】
日時:2017年2月25日(土)15:00〜20:00頃
場所:メイフェア(新潟市中央区寄居町)
料金:10,000円(お食事つき)
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内容:文章の書き方 〜 言語戦略
  言葉が変われば関係が変わります。
  相手との関係は、あなたが使う言葉次第、
  そして書き方、話し方次第です。
  気持ちいい人間関係を築く「言語戦略」で、
  人生を豊かにしましょう。

※お申込みは http://mf07.com/lesson.html からどうぞ

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2017年01月20日

【文章の書き方】書く順序を決める

2. 書く順序を決める

「何について書くか」のパーツを書き出したら、次は並べ替えます。

「書く順序を決める」段階です。

「何を言うか」に対して、「何から言うか」。

言い換えれば、文章の「構成」ですね。

この段階までに、パーツを取捨選択は済ませておきます。

紅茶はラプサンスーチョンにするのかキームンにするのか、いや、ダージリンの夏摘みを取り上げてもおもしろいかも、チャイなんてどうかな……と、思いつくままに箇条書きにしていく段階では、共存できないものが共存していてもかまいません。

通常なら、ラプサンスーチョンに何かを合わせる話をするとしたら、同時にダージリンについて書くことはできません。

書いてはいけない、という決まりなどありませんが、テーマが絞れず、伝わりにくい文章になるでしょう。

とはいえ、箇条書きにしている段階では、一時的に何種類もの紅茶が候補に挙がっていても、いっこうにかまわない。

・ラプサンスーチョンにスモークチーズを合わせる
・ダージリンの夏摘みにスモークチーズを合わせる
・スモークサーモンに合う紅茶は?
・キームンなら合うかも

こんな状態が一時的にあっていい。

ただし、この箇条書きを使って文章を書き始めたら、収拾がつかなくなります。

初期段階では、ブレインストーミング的に、思いつくまま、無批判に、どんどん書き留めていけばいい。

しかし、書き始める前に、ちゃんと吟味し、整理します。

「必要な項目のみに絞り、適切な順序に並べ替える」のです。

さあ、「内容と流れが分かる箇条書き」にしてください。



【冬の講座】
日時:2017年2月25日(土)15:00〜20:00頃
場所:メイフェア(新潟市中央区寄居町)
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2017年01月14日

【文章の書き方】何について書くか

1. 何について書くか

「冬の講座」に事前課題が出たので、当日までの予習にもなるように、「文章の書き方」のヒントを書いていきます。

都合で講座に出られない方も、文章を書く場面に活かせるように、参考にしながらトレーニングして文章力を高めておくといいですよ。

書く力は今、ますます重要性を増しています。

文章を書く力と、話す力(伝える力)が身につくと、仕事もプライベートの人間関係も今より改善します。

逆に書く力と話す力が弱いと、「しなくていい苦労」が増える。

伝わる書き方、伝わる話し方を鍛えましょう。


まず、「何について書くか」を箇条書きにします。

「えっ、何について書くかは、紅茶に合わせたい食べ物と課題が決まっているんだから、考える余地がない」と思いましたか?

もちろんお題は与えられているのですが、みんながみんな、同じことを書くわけではありませんよね。

あなたは何を書きますか?

紅茶に詳しい人なら、アッサム紅茶に合わせるのとラプサンスーチョンに合わせるのとでは、違う食べ物を選びそうです。

だとしたら、

・ラプサンスーチョンにチーズラスク
・ラプサンスーチョンの特徴は松をいぶした香り
・正露丸に似ている?
・クセがあるから、クセの強いチーズに合いそう
・ラプサンスーチョンとは(要調査、紅茶教室で聞く)
・クセの強いチーズといえば……

こんなふうに、まずは思いつくままに、箇条書きにしていきます。「何について書くか」のパーツをざっくり集める感覚で、気軽に書き出しましょう。

この段階を抜きにして、いきなり課題文を借りて「紅茶に合わせたい食べ物といえば──」と書き始めていませんか?

最終的にそんな書き出しの文章にするとしても、まずはパーツを集めて「何について書くか」を決めないと、迷子になります。

行き先を決めずに歩き出すようなものですから、行き当たりばったりで、成功率が低い。

「調子がいいとサクサク書けるのに、調子がよくないとパッタリ止まってしまう」経験が多いなら、「いきなり書く」せいです。

順を追ってトレーニングしましょう。


【冬の講座】
日時:2017年2月25日(土)15:00〜20:00頃
場所:メイフェア(新潟市中央区寄居町)
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2017年01月10日

【冬の講座】文章の課題です

●「冬の講座」の文章課題

「冬の講座」(2017年2月25日)まで1ヶ月半となりました。

テーマは引き続き「文章の書き方」です。

言葉の力、文章の力を丁寧に育てていきましょうね。

今日は受講者の方に事前課題を出します。

2週間前の「2月11日」までに提出してください。

提出していただいた文章は、当日に講座の中で取り上げます。

私から「ここが良い」「ここをこうするとさらに良い」といったコメントを受けながら、修正を重ねていくことになります。

ほかの受講者の文章に対するコメントを聞くのも、良い勉強になるはずです。

音楽の公開レッスンみたいなものですね。

提出は一人1本としますが、締切日までに修正版を送り直すのはかまいません。


字数:250〜300字
テーマ:紅茶に合わせたい食べ物
目的:食べてみたい、飲んでみたい気持ちにさせる
締切日:2017年2月11日
提出方法:いつもの専用フォームから
   ↓
http://mf07.com/ask.html季節の講座受講者専用フォーム

それでは、力作をお待ちしています。

* * *

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2017年01月08日

【歌声の会】歌唱力を高めるトレーニング

●『落葉松』で歌唱力アップ

今日は『落葉松』(野上彰作詞、小林秀雄作曲)を取り上げました。


「落葉松」
落葉松の秋の雨に 私の手が濡れる
落葉松の夜の雨に 私の心が濡れる
落葉松の陽のある雨に 私の思い出が濡れる
落葉松の小鳥の雨に 私の乾いた目が濡れる


いい歌ですね。

歌い込むほどに味わい深くなる、いろいろに味わえる歌です。

今年の新潟ガラコンサートで『落葉松』を歌いたいと希望していた方が、「教わってみたら、大変な歌だと分かったので、来年か再来年のガラコンサートにします」と話していました。

いいですねえ。1年、2年とかけて、じっくり歌ってレパートリーにしていく。

大人の取り組み方ですね。

これから「歌声の会」では、「歌唱力アップ」を大事なテーマにしていきたいと考えています。

じっくりいきましょう。



●文章トレーニングに通ずる「構造」の捉え

音楽と文章には共通点があります。

時間の推移とともに表現され、味わわれる「時間芸術」である点で共通しています。

だから、歌を「構造」として捉えると、極端な言い方をすれば「歌詞がなくても、味わえる」。

器楽曲はもともと歌詞がないのだから、当然といえば当然ですが、なんというか、「歌詞とは別の味わい方ができる」という感覚です。

「この部分は、全体の中で、こういう役割をしている」という捉え方です。文章のトレーニングをしていると、否応なしに意識することになるでしょう。

たっぷり感じながら歌い込みますよ。


【歌声の会】
日時:不定期(こちらのカレンダーでご確認ください)
http://mf07.com/
場所:フェルマータ2階(新潟市中央区上近江)
料金:3,240円(中学生以下は半額)
内容:日本の古い歌でハモる

「歌声の会」は、日本の古い唱歌でハモる会です。
 詳しくはこちらのページをどうぞ。
   ↓
http://mf07.com/song.html

※歌声の会は共に歌うメンバーを随時募集しています。
 ご参加くださる方は、事務局のメイフェアまで
 お電話(025-211-7007)ください。

* * *

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2017年01月06日

【トレーニング】発声トレーニングで成果を上げる秘訣

●「自分をあおる感覚」が大事

スポーツでも趣味の習い事でも仕事に役立つ訓練でも、トレーニングの成果を上げる秘訣があります。

それは「なりきり」。

たとえば料理を習うとしたら、「料理に夢中で取り組んでいる自分」になりきるのです。

そういう人として行動することによって、そういう自分へと煽っていく感覚。

「良い状態になるのを待つ」ではなく、「良い状態を作っていく」。

積極的に「そういう人としてふるまう」のです。

外食したら、どうやって作っているのかと気にする。書店に行ったら、当たり前のように料理本のコーナーに向かう。美容室で雑誌を手に取ったら、おかずのレシピのコーナーが真っ先に気になる。

そういう行動や感じ方になるのを待つのではなく、自らそのように行動することで、意識を日に日に高めていくと、トレーニングの成果が出やすくなります。



●同じ行動でも、パワーが変わる

なぜ自分をあおり、なりきり、すでに「そういう存在」になっているとイメージしながら行動すると、トレーニングの成果が上がるのでしょうか。

なぜなら、同じ動作でも意識の持ち方で効果が変わるからです。

職場の研修がなかなか成果を上げないのは、「職場に言われて仕方なく参加している」意識があって、気持ちが前向きではないから。

同じ研修内容でも、自分で自腹を切って参加している人は、成果が上がります。

「当たり前のように淡々と」が大事な意識だとお話ししましたね。その状態に自分を煽って追い込んでいく感覚が、ここでいう「自分を煽る感覚」です。

子どもの頃に何かの習い事をしていて、夢中で何かに取り組んでいた方なら、実感があるでしょう。

最初のうちこそ「親に無理やり習わされている」「ちゃんと行かないと叱られる」のような気持もあったかもしれませんが、続けていて「ソレが得意な自分」「ソレに馴染んだ自分」が育ってくると、意識が変わります。

事あるごとに、「ソレは自分の守備範囲だ」のように言ったり思ったりしながら、意識を高めていくのです。

ピアノを習っているなら、学校の合唱コンクールがあるときに伴奏者に立候補してみたり。

スポーツを習っているなら、体育祭で全力を出して好成績を残してみたり。

絵を習っているなら、授業で本気の絵を描いて美術の先生に褒められたり。

そのようにして「関わり」を深め、どっぷり浸かっていくうちに、「自分の一部」「生活の一部」になっていく。

煽り立てるように「目指す自分になりきる」人だけが成功する理由が、ここにあります。



●パティシエは「勤務中にお菓子を作る人」ではない

パティシエがお菓子を作るのは、「仕事だから」だけではありません。「お菓子を作る存在」になりきっているんですよね。

メイフェアのスタッフに「昨日の休日は何を?」と過ごし方を尋ねたら、「お菓子を焼いてました」と答えました。

それって、オンもオフも関係なくお菓子を作っている、ということではないか。

「ケーキを作らない日は何を?」の問いには、「ケーキを食べに行きます」。

そういうものなんですよね、本当のプロは。

いい接客をするプロなら、「仕事として接客するとき」だけ感じが良いのではありません。自分がお客さんとして食事や買い物をしていても、当たり前のように「感じの良いふるまい」になる。

「そういう存在」だから、オンもオフも関係ない。

メイフェアスタッフが「あ、わりい、今日はオフなんだわ」と言いながらビール片手にパチンコを打ち、「この台ぜんぜん出ね〜んだけど、どうなってんの」と店員さんに文句を言うふるまいは、まず考えられない。

そうそう、演奏家が「そんなの当たり前」と話していたのを思い出しました。バイオリニストは演奏会当日や全体練習の日など、いわばオンの日にはほかの関係者と一緒に演奏するし、演奏会もなく練習日でもない、好きに過ごしていい日には、一人で練習する。だからオンとオフの区別は意識にない。

時間があればバイオリンを弾く。「時間がない」というのは、バイオリンを弾くのに忙しくてほかのことをする暇がない、という意味。

もっとも、オンとオフがくっきり分かれる仕事もあって、消防士が「オフの日にも消火したい」というわけにはいきませんが、そんなケースなら四六時中ずっと意識を向けて自分を高め続けられる「ライフワーク」が見つかるといいですね。

「発声」や「話し方」は最適ですよ。



●「無理してがんばる」ではなく「なりきって楽にふるまう」

話し方、発声をトレーニングしているあなたには、あらゆる行動をひっくるめて「発話品質の向上」を目指してほしい。

「いつも丁寧にふるまうのは息苦しいのでは?」と躊躇する人がいますが、それは「無理して丁寧にしているから」。

丁寧できちんとしたふるまいが自分の標準になってしまえば、無理をしていないのだから、息苦しいわけがない。

論語に「七十にして、心の欲する所に従えども、矩を越えず」(好きなようにふるまったとしても、原理原則を外れない)とありますね。

もし、好きなようにふるまうと丁寧でなくなるとしたら、まだ丁寧な人になれていないんですよね。

「無理してがんばる」のではなく、「なりきって、当たり前のようにふるまう」のがオススメです。

自分自身と深く関係する行為なので、「いい話し方をする」「良い声で話す」「声を気にしてトレーニングをしている」自分になりきって、オンだろうとオフだろうと関係なく自分を高めていきましょう。

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新潟市で共鳴発声法の話し方レッスン
ウェブ:http://wsi-net.org/
メール:tenor.saito@gmail.com
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通る声、届く声の出し方の本


posted by テノール齋藤 at 00:00| Comment(0) | 声のサロン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする